合宿の2日目は大中子山を計画したが、昨日の長須ヶ玉山で張り切りすぎたのか、膝のスジに違和感を感じるので、急遽駒止湿原に行く先を変更した。会津百名山のひとつになっていて、尾瀬などより簡単に行ける利便性もあってオーバーユースが問題となり、地元南会津町では湿原の保護問題で検討している。湿原の中を通る木道が水の流れを分断しているとかで、将来は木道を撤去して中にある開拓農道を利用した姿にと聞き及んでいる。
駒止湿原は昭和村にまたがる湿原であるが、大谷地、白樺谷地、水無谷地の3つをよんでいる。国指定天然記念物の湿原で多くのハイカーも訪れているのであまり詳しい説明は省略する。湿原入口には駐車場、トイレが設置されている。大型バスも駐車可能である。
入口からややしばらく歩くと大谷地湿原で一番大きい湿原である。花の季節にはずれているのか花はあまり見受けられない。この湿原の木道は一方通行の規制がかかっている。大谷地を抜けると開拓農道にでて案内標柱が建っている。
農道を左折して行くと白樺谷地湿原である。この湿原は一番小さい。淡々と先を進めて歩く。白樺谷地から水無谷地の間はブナ林の中の歩きとなる。ブナ林といっても若いブナで世間一般に言われるブナ林になるにはこれからどのくらいの時間がたてば良いのか分からない。水無谷地を抜けていくと昭和村側の入口に達する。国有林は風致保安林に指定されている案内板があり風致保安林とは珍しいと思いながら木道を戻る。開拓農道に出たら農道を通って湿原入口まで戻る。花のシーズンだったらもっと楽しいかもしれない。(S.O)
|