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Fukushimatoukoukai HomePage
No.4048
天狗角力取山 1327mピーク
山行種別 無雪期一般
てんぐすもうとりやま 地形図 関都


■山行期間 2007年11月10日
■コースタイム 林道三河・小田川線・峠(9:50)→1360mピーク(10:17)→天狗角力取山・1327mピーク(11:05,11:08)→1360mピーク(11:40)→ 林道三河小田川線・峠(12:00)
■写真
林道三河・小田川線・小田に掲
出されている標識
林道の案内板 林道の開通記念碑
最初は有刺鉄線のある刈払い
された道
1360mピークからはヤブ漕ぎに
なる
天狗角力取山を示すプレート・
1327mピーク
■行動記録
 会津百名山の一座に数えられている山であるが、三角点などの標石はなく登山道もないも無い山として紹介されている。会津百名山にあげられているので、いずれは登ってみたいと思っていた。
 登山道は無いとの情報だったので、ヤブ漕ぎであれば、落葉してからがチャンスと狙っていた。計画では単独だったが、相棒のIさんが南会津を狙ったいたが天気が今一なのでいつものパターンで2人で福島を出発することになった。
 この山の攻略方法はガイダンスによれば3通りの記述がある。今回は林道を利用して大滝山の林道鞍部から尾根筋に登ってみることにした。国道115号を猪苗代町に向けて行き猪苗代町の蚕養から左折して小田集落へ入る。集落の終わりの橋梁が林道三河・小田川線の始まりである。
 最初は舗装の林道であるが、先を進めると砂利道となる。いつしか雨は本降りとなっている。林道は小田川の左岸、右岸と渡りながら登っていくが、地形図の小田川と記載されたあたりは左岸支沢からあふれ出た流水により路面が洗堀されて運転に注意を要する。乗用車での走行は難しい。
 郡山市との境界の林道の峠に達する。峠にある林道の開通記念碑の脇が出発点となる。藪との戦いを想定して来たが明瞭な踏み跡がある。立ち入り禁止の看板と市・町界に沿って有刺鉄線が張られている。郡山市側は片倉興産株式会社の社有林となっていることは知っていたが、ここまで管理しているとは知らなかった。社有林に入る目的ではないので境界に沿って踏み入れる。所々に有刺鉄線があるので注意が必要である。
 峠から1360mポイントまでは所々不明瞭な箇所もあるが、すんなりと来られた。刈り払いされた踏跡はここまでである。その先の刈り払いは市・町界に沿って南の尾根に向かっている。
 ここから西方面へ向かう尾根筋は人の踏み入れた形跡も無い藪である。灌木類とネマガリタケの藪、そして冷たい雨が容赦なく体温を奪う。覚悟のうえの山行なので先を進める。藪と戦いながら1360mポイントと天狗角力取山のコルまで来ると藪の中に大量の空き缶やビニール袋が散乱しているのを発見する。多分地ダケ取りの人達の置物かと思われる。最初の構想では林道から支沢を詰めてコルまで来て登ることも考えたが周辺の状況から今回のコースで良かったと思う。コルより又同じような藪を山頂目指して進む。
 山頂かと思われた所で藪から解放された。5m四方ぐらい刈り払いされ、一枚のプレートだけが木に結びつけられていた。晴れていれば南方面の展望も開けているだろうが雨のため展望は無し。プレートと山頂の写真を納めて早々に、登ってきた藪の中へ戻る。(S.O)


■概念図



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