Fukushima toukoukai Home page
No.4239
姥滝沢
吾妻山系・阿武隈川支流須川流域
山行種別 無雪期沢登り
うばたきさわ 地形図 土湯温泉

トップ沢登り>姥滝沢

山行期間 2009年6月25日
コースタイム 微温湯温泉(8:26)→姥滝沢(8:52)→姥滝下部(9:35,9:50)→姥滝上部(10:06)→昼食(11:38,12:00)→三俣(12:05)→登山道(12:28)→微温湯温泉(13:45)
写真
姥滝沢への案内板はとれて下へ落ちていた F1・姥滝(15m)へは微温湯温泉から1時間ほど 姥滝の上部に立つと福島市の市街地が一望できる
F3手前から なんなく越える F5
F6 F7 三俣で溯行を終えると斜面にはまだ雪が残っていた
イソツツジ アヅマシャクナゲ 吾妻小富士
スカイラインとラクダの尾根 一切経山 イワカガミ
アカモノ 吾妻山の雨量観測所 最後は微温湯温泉で汗を流す
写真は拡大してみることが出来ます

行動記録
 今日はYさんとNさんの女性コンビに同行し姥滝沢に入る。姥滝沢は初心者の入門の沢として企画することが多いが、今回は二人ともまだ入ったことがないと言うので訪れることにした。
 朝、あづま総合運動公園の大駐車場に集合する。梅雨に入っているのに晴れて気温も高く、沢登りにはもってこいの天気だ。
 車を乗り合わせてパイロットの舗装路を登り、微温湯(ぬるゆ)温泉へと向かった。車は微温湯温泉の帳場にお願いして駐車場に置かせてもらう。
 微温湯温泉の駐車場からほんの少し戻り、登山道に入る。通い慣れたコースなのに、姥滝沢への入口を示すプレートがとれて足元に落ちていたため、入口を見逃してしまった。おかげで5分ほどロスして姥滝沢に到着した。
 遡行を開始し40分ほどで姥滝に着く。落差15mほどだろうか。捲き道は右側に付いている。写真を撮りながら15分ほど休憩し捲きに入る。ブッシュを掴みながら急斜面をよじ登り15分ほどで沢に降り立つ。今回は練習なのでNさんに全てトップをお願いした。山はやっぱりルートファインディングしながらトップを歩かないと楽しみはつかめない。
 次に「めおと滝」と呼ばれる3mほどの滝、少し進んでF3・6mの滝が出てくる。F3は直登もできるが無理をしないで左岸のブッシュ帯を小さく捲く。少し間を置いてF4(5m)、F5(6m)と続く。F5は右の岩場から捲く。
 F6は左岸のブッシュ帯を小さく捲き、滝の上部に出る。左側上部に岩場が屏風のように見えると核心部も終わりに近づく。最後の滝を越えると沢は平坦になり河原となる。
 一切経山を真正面に見ながら進む。水の冷たさが心地良い。適当に昼食を取ってから5分ほど河原を歩くと左に小沢を分ける。ここが地図上の三俣のところで、左の小沢に入ると沢はすぐに二俣に分かれる。時間は12時05分、今まではブル道まで溯行していたのだが、今日の課題の一つは、この三俣から最短距離で登山道へ向かうことである。
 左の小沢に入り二俣から登山道を目指す。まだ雪渓が残っていた。コケモモなどの低木帯を気持ちよく進む。途中にはイソツヅジやシャクナゲが花をつけ、アカモノもかわいい花をつけていた。20分ほどで登山道に出て、1時間15分ほどかけて車を置いてきた微温湯温泉へと戻った。
 微温湯温泉は厳密には温泉ではなく鉱泉で、水温は35度、入ってみると本当にぬるい。脇には沸かし湯もあるので交互につかりながらゆっくりと入り、沢登りでかいた汗を流した。以前はひなびた湯治の温泉場だった微温湯温泉も、今では秘湯ブームで訪れる人も多い。さっぱりしてから車をデポしてきた「あづま運動公園」へと戻った。(I.I)

溯行図



Copyright(C) 2009 福島登高会 All Rights Reserved.