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No.4534 |
迷沢
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安達太良山・高森川支流 |
山行種別 |
無雪期沢登り |
まよいさわ |
地形図 |
中ノ沢、安達太良山 |
山行期間 |
2011年8月11日(木) |
コースタイム |
岩弓橋(6:35)→迷沢出合(6:43)→二俣(9:20,10:57)ロスタイム→左俣30m滝上(11:42)→左俣50m滝(12:25,13:50)→1500m付近雷停滞(14:40,15:30)→登山道(16:40,16:50)→沼尻登山口(18:20) |
写真 |
写真は拡大してみることが出来ます |
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仏沢に架かる橋 |
迷沢出合 |
4m滝 |
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階段状10m滝 |
トイ状5m滝 |
標高1230m付近のナメ |
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左俣30m滝 |
右俣20m滝 |
5m滝 |
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迷沢源頭 |
遠くに鉄山避難小屋が見える |
沼尻温泉の源泉パイプ |
行動記録 |
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今日の相棒は白河に転勤になったばかりのKさん。計画では迷沢右俣をつめて登山道に出て沼尻登山口に下りることになっているので車2台で出発する。車1台を沼尻登山口にデポして岩弓橋の広場に着いたのは6時15分だった。6時35分に出発。「迷い沢は魔の山」正確には覚えていないがそんな看板の前を通っていく。仏沢にかかる木製の橋を渡り、その先が迷沢だ。
沢に入って間もなく右からの支沢が確認できる。二俣までは4m、6m、階段状10m、トイ状5mと滝が現れるがどれも難なく通過することが出来る。高度を上げるに従い流れはほとんどなくなる。二俣には約3時間で到着。左俣には30mの滝があり、いくらか水が落ちてきているが、右俣は沢の形状はしているものの流れはない。
長めの休憩後今回の目的である右俣に入っていく。奥にいくと右俣にも20mぐらいの滝があった。直接左岸の岩の部分を登ろうとしたが断念。更にGPSのトラックデータを見てみると自分が思っている場所より向かって右側にずれている。思案した結果、二俣に戻り左俣の30m滝左岸を巻くことにした。帰宅後GPSデータを見たところ最初に考えていた方向で良かったようだったがデータのずれに判断ミスをしてしまった。
右俣は次回の課題としてとっておこう。30m滝左岸は崖を登って行くような感じだがイヤになるくらいの薮にしがみつきながら登り切った。次は5m滝の左岸を登り、更に上の50m涸滝の前に出る。50m滝は5年前来たときにはリードしてもらって登ったが、今回の私たち二人では無理なようなので、まず右岸を薮こぎで巻いてみた。しかし岩に阻まれ戻ることになった。次はもう左岸しかない。笹や松、石楠花の薮にしがみつきながらやっとの思いで50m滝の上に出られた。あまりの薮に両腕は傷だらけである。沢シューズもソールが部分的に剥がれてしまった。予定は大幅に遅れているが核心部を通過できたことに安堵感があった。
短い休憩後歩いていると空模様が随分と怪しくなり雷鳴が聞こえるようになってきた。雷で本当に恐い思いをしたことのない私はそのまま行こうとしたがKさんは朝日連峰や外での仕事中に実体験として恐さを知っているので進まないほうが良いと言う。Kさんのいう通りに沢の中で約1時間雷鳴がしなくなるのを待った。集中豪雨と近い場所での光と雷鳴は確かに恐い。
雷が去った後は空が明るくなってきた。停滞場所から約1時間で登山道に漸くたどり着いた。ここでの安堵感はまた違う。軽い栄養補給と水分補給をして沼尻登山口に向かった。薮こぎから開放されての登山道歩きは快適だった。(Y.K) |
溯行図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
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