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No.4660 |
振子沢
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蔵王・白石川松川流域濁川支流 |
山行種別 |
無雪期沢登り |
ふりこさわ |
地形図 |
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山行期間 |
2012年7月16日(月) |
コースタイム |
賽ノ磧(8:24)→振子沢出合(9:02)→振子滝(9:46)→休憩(10:20,10:47)→五色岳(12:12)→大黒天(13:55) |
写真 |
写真は拡大してみることが出来ます |
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ひよどり越へと向かう |
対岸に小さく上下段の振子滝が見える |
ヤマオダマキ |

濁川から振子沢に入る |

小滝で遊びながら登っていく |
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振子滝(下段) |
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下段を左から巻き上がり水線を横切り上段(写真)は右から巻く |
気を抜けない落ち口へのトラバース |
振子滝の上は景観が一変する |
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何度見てもあきない眺め |
左手には五色岳ドーム |
チャレンジしたが結局登れず |
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左手上にはロバの耳 |
御釜 |
五色岳 |
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五色岳への登り |
五色岳東面のダイレクト下降は危険なので諦めた |
高山植物の女王・コマクサ |
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ハイマツの細尾根を越える |
濁川の谷の間から望む刈田岳 |
大黒天に登り返してゴール |
行動記録 |
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毎年この時期はNさんの企画で振子沢を沢登りしていたのだが、今回は五色岳東稜尾根下りを考えているとのこと。なにやら面白そうではないか。その企画乗ったとばかりに参加させてもらうことにした。遠刈田温泉でNさんと合流しエコーラインを登る。今日のゴール地点となる大黒天に車を1台デポすると、賽ノ磧の駐車場に戻りスタートした。
振子沢は沢登りとしてはやさしい沢といえる。振子滝までは大きな滝もなく、楽しみながら登っていくことが出来る。初心者でもちょっとした助けがあれば問題はなく、やがて現れる振子滝に歓声をあげることとなる。
振子滝は直登できないので巻く。下段は左壁からブッシュを手がかりに登っていけるが、落石をおこさないよう注意したい。上段は右の斜面から巻くが、ブッシュの少ない滑りやすい斜面もあり注意が必要。落ち口へはトラバースするようになるが、滑落しないように慎重に通過したい。
振子滝から上は景観がガラッと変わって岩稜となる。この変化が素晴らしく、振子沢を何度登っても飽きない。沢はその昔溶岩が固まった火成岩を、削り磨いて流れている。砂礫の地面にはコマクサが咲いている。花期はもう終盤だろうが、それでもまだまだ咲いている。今日は振子沢を忠実に源頭まで詰めた。五色岳の北側コルに出ると風がかなり強い。ここにもコマクサの群落がある。コマクサを傷めないように気を付けて眺めよう。
ケルンがあるだけの五色岳山頂を過ぎると、薄い踏み跡のある五色岳東面へ延びる尾根へと踏み出す。今日はNさんの計画で、五色岳東稜尾根を下降するつもりなのだ。ここから先はルートを詳細には記さず、GPSのルートもカットすることにする。自分で地形を見て判断できるくらいの人でなければ、この地帯を歩くのは危険だと思うからだ。我々も結局、五色岳東面のダイレクト下降は断念した。懸垂下降もするつもりで装備も持っていったのだが、何しろ岩がもろくて支点が取れないのだ。結果的には岩壁を迂回し、1547ピークを経由して濁川に降り立つことが出来た。濁川を渡渉して右岸を登れば、涼を求める観光客が賑わう大黒天だ。この程度の記載でも、どの辺りを歩いたのか分かる人は分かるだろう。何しろ大黒天からも丸見えなのだから。事実、最近人が歩いている証拠が何箇所も見つかり、こんなところを歩いている人達が我々以外にもいるのだなと感慨深かった。もしかすると、以前はもっと歩く人が多かったのかもしれない。そのことを引き継いで知っている人達がいるのかもしれない。などと想像はかき立てられるのだが、今のところ本当のことはまったくの謎だ。いずれにしても非常に変化に富んだ、面白いルートであったことは間違いない。(K.K) |
溯行図 |
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トラック |
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