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No.4988 |
湯川(沢登り教室) |
安達太良山・阿武隈川支流 |
山行種別 |
無雪期沢登り |
ゆかわ |
地形図 |
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山行期間 |
2014年7月6日(日) |
コースタイム |
塩沢登山口(7:50)→入渓(8:05)→三階滝(9:25〜10:55)→八幡滝(11:27〜12:35)→中の滝(12:47)→霧降の滝(13:00,13:30)→八幡滝(13:50,14:00)→塩沢登山口(14:50) |
写真 |
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駐車場でのミーティング |
午前7時50分にスタート |
入渓点 |
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緩やかな沢歩きが続く |
最初の5m滝 |
左壁より登る |
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2段4m滝 |
三階滝の下段8m滝と中段10m滝 |
三階滝の上段8m滝 |
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ロープ確保で登ってもらう |
へつりでkiさんが初ドボン |
2m+8m(相恋の滝)のナメ滝 |
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細かいスタンスを拾って登る |
八幡滝8m |
懸垂下降練習中のMさん |
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八幡滝の上はナメ床が続く |
中の滝20m |
天然のウォータースライダー |
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豪快な霧降の滝15m |
八幡滝では他の班がまだ練習中 |
塩沢スキー場へ戻って無事終了 |
行動記録 |
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毎年恒例となっている沢登り教室だが、今年は安達太良山の湯川での開催となった。今年は例年よりだいぶ参加人数が増えて総勢26名とのこと。昨夜は前日入りした参加者達とキャンプ場での交流会で痛飲してしまい、二日酔いの重い頭で現地へ向かうことになってしまった。相変わらず学習しない自分ではあるが、仲間とのそんな時間はすこぶる楽しいのだ。心配していた天気も回復傾向で、朝霧も晴れて陽が差してきた。
集合は塩沢スキー場前の駐車場。定刻になったのでミーティングを行い、5つの班に分かれた。班ごとに打合せとストレッチをしてから出発。自分は1班の班長なので先頭を切って歩き始める。登山道を10数分辿ると分岐(馬返し)があり、右に折れると湯川に架かる丸木橋があり入渓する。湯川はそんなに難しい滝もなく、下山は登山道でさくさく下れるので沢登り教室には手頃な沢だ。1班のメンバー5名の内訳は、副班長のOさん、Rさん、Mさん、kiさん。Mさんは6年ぶりに今シーズンから沢登りを再開し、kiさんは山登りは経験豊富だが沢登りは初体験とのこと。Rさんはそれなりに経験があり、もはや初心者のレベルではない。歩き始める前にちょっと注意事項「前の人が歩けたから自分も歩けるとは思わないこと」。人それぞれ体格も技術も靴も違うので、安易に追随せずに自分で確認し自分の通れるラインを考えて足を置くことが大事という意味。しばらくは緩やかな沢歩きが続く。足慣らしにはちょうど良い感じだ。沢の歩き方は習うより慣れろで、とにかく歩きながら身につけるしかない。その場合、足の置き方を色々と工夫しながら歩くと上達が早い。
始めの滝が現れる。滝の高さと登る場所をメンバーに尋ねる。全員一致で左壁から登ることにする。この程度の滝は、フリーで全員難なく登る。次の2段4m滝も、左からブッシュを手がかりに登る。後続の2班は我々と反対側に取り付いた。ここが沢登りの面白いところ。そもそも沢には決まったルートなどないのだ。
三階滝に到着するとすぐ後から2班も到着し、追いつかれてしまった。三階滝の下段は右岸からロープを引いて登る。落ち口の木に支点を取り後続をビレイする。沢登り教室ではあるが、自分の確保練習も兼ねている。kiさんは確保されて滝を登るのはぶっつけ本番だが、するすると問題無く登ってくる。中段の滝もロープを出して左岸から登りたいところだが、2班がすぐ続いているので渋滞を避けるため、右岸の巻道を利用して時間短縮を図った。上段の滝は左岸からロープを出して直登する。ここは岩壁が立っていて、上部がちょっと難しい感じもあるが、ロープで確保されている安心感もあるのか、初沢登りのkiさんはじめ皆さんそれほど苦労せずに登ってくる。
三階滝の上は小滝に釜とナメと癒しの渓相になる。支沢を右に大きく左に曲がると、見上げる絶壁の右岸が屏風岩だ。すぐ右に曲がると2m+8m(相恋の滝)のナメ滝になる。ここは滑りやすそうに見えるが、細かいながらもスタンスがあるので、しっかり拾いながら登れば問題無い。ほどなく八幡滝8mが見えてくる。ここでいったん全員が集合することにしている。昼食を取っていると後続の班が続々到着。我が班は八幡滝で、ロープフィックスでの登り方と懸垂下降の練習をした。
八幡滝の上はナメ床が続くが、傾斜があるのでスリップには注意したい。我々は左岸沿いをクサリやブッシュを有効に使いながら登る。中の滝も滑りやすく見える。しかし、流水部分にスタンスはあるので直登も可能だが、我々は慎重に左岸沿いを登る。左岸には巻道もあるので、そちらを登ってもよい。さらにナメを登っていくと霧降の滝に突き当たる。直瀑で豪快に水を落とし、辺りには水流の一部が細かく霧のように舞い上がっている。霧降の滝の名称の由縁だろう。後は慎重に沢を八幡滝まで戻る。ひと息ついて登山道で下山した。
今回の沢登教室は26名と大人数であったが、事故もなく無事終了することができ正直ホッとした。特に今年は班長という立場だったので、よりその感が強い。様々な人で構成されたパーティーを率い、安全に配慮しながら沢登りの楽しさも感じてもらうというのは、なかなかに難しいことである。反省点は多々あるが、今後に生かしていこうと思う。まずは自分自身のスキルアップも図らねば。(K.Ku) |
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ルート |
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