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No.5008 |
不動沢・中流部 |
吾妻山・阿武隈川荒川流域須川支流 |
山行種別 |
無雪期沢登り |
ふどうさわ・ちゅうりゅうぶ |
地形図 |
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山行期間 |
2014年9月6日(土) |
コースタイム |
駐車場(8:38)→入渓(9:18)→7m滝(10:28〜11:03)→不動滝(12:33,13:06)→駐車場(13:35) |
写真 |
写真は拡大してみることが出来ます |
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しばらくは穏やかな不動沢 |
釜の水が美しい |
今日のテーマは「水線通しで歩く」だ |
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若いモン(Ko君)はいいね〜 |
水しぶきが輝く |
水流にもて遊ばれているKaさん |
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ゴルジュ入口の2+5の7m滝 |
Tさんの最初のトライ |
・・・・落ちた |
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10m滝の釜で泳ぐTさん |

シャワークライムはロープで確保(男子はフリー) |
ロープ2本で後続を上げる |
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へつりは上がりすぎない方がいい |
ゴルジュの中で釜と滝が続く |
熟練のへつり技のSさん |
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水流に負けないよう踏ん張る |
初心者のHさんだがなかなかどうして |
Tさんのジャンプ一番 |
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突っ張りが様になってきたKo君 |
自分のラインを考えて自由に登ってもらう |
30mの不動滝で遡行終了 |
行動記録 |
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先週がちょっとハードな沢登りとなったので、易しめの沢登りでひと息つきたくなり、今期2度目の不動沢へ向かうことにした。気温は30度との予報なので、不動沢なら水遊びしながら適度に難しい滝で楽しむこともできるとの目論見。久しぶりに皆でワイワイの沢登りもいいだろう。前回直登できなかった滝にリトライしたいことと、入渓ルートの再確認をしたいという目的もあった。自分以外はSさんが以前不動沢の途中まで遡行したことがあるだけで、その他のメンバーは不動沢は初めてとなる。
入渓ルートは前回と違うところからヤブに突っ込んだところ、林の中に道形が残っているのを見つけたのは収穫。確証はないが、おそらく以前は使われていたという微温湯温泉までの道の名残ではないかと思われた。道形は不動沢まで降りているので、次回はもっとすんなりと辿ることができるだろう。入渓してしばらくは平坦な穏やかな沢歩きが続くが、小滝であえて水を被って予行演習だ。小滝でちょっと苦労したKaさんは「ここが登れなかった滝?」なんて聞いてくる。いやいや、お楽しみはこれからだよと答える。やがてゴルジュ帯の入口の7m滝が見えてくる。さあ、アトラクションの始まりだ。
この滝は前回どうしても登れずに左岸を巻いた滝だ。水量は前回よりは少ないと思うが、それほど変わらない印象。Tさんが突っ張りで登り始めるが途中で落ちた。自分も同じ。再アタックで途中から右岸に取り付き、わずかな凹凸に体重を預けて貼り付いたがそこから動けない。そうしているうちにTさんが突っ張りから登ってきて見事成功。自分は落ちそうだったが、思い切って足を伸ばすとフリクションがあったので、流心に近づき一気に登った。ギリギリだったが何とか成功。やれやれこれで自分の課題をこなすことができた。後続はロープを2本使い、1本はフィックスして手繰ってもらい、もう1本でTさんと2人で引っ張ることにした。最初の滝を登るとすぐに釜のある10m滝。釜の左右を壁がぐるっと囲み、暗く印象的な滝である。滝に取り付くには釜を泳ぐか、左からへつることになる。一見へつるのは困難のようだが、丁寧に探せば小さなホールドが見つかる。しかし、後続はへつりを諦めて泳いで来る。泳ぐのは良いのだが、水から上がるときに腕力が必要になる。Kaさんは垂らしたロープを掴んでもなかなか上がれない。10分ほど悪戦苦闘していたが、そろそろ助けに行こうかと思った頃やっと水から上がった。滝を登ってきた彼女の姿を見ると、唇は血の気がなくなりかなり寒そう。良い経験だったねと言うには、ちょっと厳しかっただろうか。なお、この滝はまともにシャワークライムになる。フリーで登れるが慣れていない人の場合、ロープで確保してあげればより安全だ。
それ以降も滝は次々と続く。この沢は増水時でない限り、最初の2つの滝以降は滑って落ちても危険は少ない。登りで詰まったとしてもすぐにお助けロープに頼らず、まずは自分で考えトライしてみるべきだ。滝の斜度はそれほどでもないが、水流に磨かれて滑りやすい岩は適度に難しい。登るラインの取り方、勢いのある水流への足の置き方、フリクションのある岩の見きわめ、細かい凹凸の拾い方など、滝の登り方を自分なりに創意工夫すれば、それが自分の経験となり応用力となり蓄積される。そんなことをちょっと意識してみると、さらに沢登りの面白さが増す。
各人各様に存分に水遊びを楽しみ、ゴルジュを抜けると堂々とした不動滝が現れる。陽の当たる場所でゆっくり昼食休憩とした。ゴルジュ内で冷えた体が徐々に暖まり、何とも心地よい。さて、これで今シーズンの水遊びも終わりだろう。以後は泳ぐことがあったとしても、やむを得ない場合に限られる。季節が移ろい行くのは早い。名残惜しく少し寂しいような気持ちで不動沢を後にした。そういえばこの頃、自分が最年長という沢登りばかりになってきた。う〜む、人生的にもすっかり秋なのを実感…(K.Ku) |
ルート |
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