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No.5420
赤滝沢 吾妻山 松川流域前川支流
山行種別 無雪期沢登り
あかたきさわ 地形図

トップ沢登り>赤滝沢右俣

山行期間 2016年10月17日(月)
コースタイム 神楽新道登山口(9:08)→赤滝沢・二俣(9:14,9:18)→右沢出合(10:05,10:17)→赤滝(10:27,10:56)→左沢20m滝出合(11:51)→沢終了・休憩(12:36,12:50)→登山道(12:57)→堀田林道入口(13:56)→神楽新道登山口(14:09)
写真 写真は拡大してみることが出来ます
神楽新道を通って赤滝沢へ 登山道は赤滝沢の左俣、右俣分岐で横切る ナメが出てくる
あまり勾配のないナメが続く その奥には6mの斜瀑 3m滝
3m+2mの斜瀑 二俣・見えるのは右沢 左はスラブになっている落石帯
先行する渡○くん 赤滝手前2m滝を越える涌○くん 赤滝は15m+10m、左岸巻き
赤滝の奥にある12m滝も一緒に巻いてしまう 沢に戻って上部から覗きこむ 5m(ハング)滝が見えてきた
5m(ハング)滝は右岸を小さく巻き ゴルジュの様相である 3mチョックストーン滝は右直
階段状小滝群はまとめると20mぐらいか+上部に3m滝 次の3m滝 右岸から20m滝で左沢が入る
水量比は1:3
15m滝は左のルンゼを登って小さく巻く 5mハング滝は右岸を小さく巻く クラックを利用して岩を越える
沢を終了し堀田林道の登山道へとトラバースする 紅葉が進む 高倉山が良く見える
堀田林道の作業道跡を歩く 堀田林道入口の標識 道路を歩いて神楽新道登山口へと戻った

行動記録
 生憎の雨模様だが回復を期待して赤滝沢へと向かう。吾妻山には赤滝は2つある。ひとつは大樽川支流の竜崎沢にある75mの赤滝。もうひとつが前川支流赤滝沢右俣にある赤滝である。こちらは30mと言われるが、まだ見たことがないので楽しみにしていた。車を姥湯温泉手前の神楽新道登山口に置き赤滝沢の出合へと向かう。10分と歩かないうちに赤滝沢と出合う。出合は大きな岩がころがっている河原で左俣と右俣の分岐でもある。水量は2:3で右俣(本流)の方が多い。河原を進むとナメが出てくる。小さなナメを越えると下部は傾斜の緩い斜瀑に出合う。過去の会の記録では10m3段滝として整理されているが、上部の6m斜瀑だけを滝として遡行図を作成した。
 登山道との出合から45分ほど進んだところで二俣になる。右沢はナメ床の続く雰囲気の良い出合だ。休憩を取ってから左の本流に入る。少し行くと大きな滝が出てくる。赤滝である。落差は15mほどだろうか。上部にはさらに10mほどの滝が繋がっている。その奥は見えない。左岸から登れそうだが岩は脆い。今日は無理をしないで巻くことにした。左岸の窪から登りトラバースしながら滝の上部に出る。2段滝の赤滝の更に奥には12m滝がかかっていたので、まとめて巻いてしまった。次に出てくる5mはハング滝である。最初は小さく見えたのだが近寄ってみると5mほどあった。この滝は右岸を小さく巻ける。
 20分ほど進むと両岸が立ってきた。幅の広いゴルジュと言った感じである。チョックストーンの3m滝を越えると奥に連瀑帯が見えてくる。近寄ってみると落差はあまり無く、小滝で高度を20mほど上げ上部が3mのナメの斜瀑になっていた。右岸に20mほどの美しい滝が見える。水量比は1:3で左沢の出合である。本流に目を戻すと15mほどの滝がかかっいるのが見える。上部は階段状だが下部は立っていて登れそうもない。右岸からルンゼ状の小沢が入るので、少し登ってからトラバースして滝の上部に出る。さらに進むと5mハング滝が出てくるので、右岸を小さく捲いて沢に戻る。赤滝沢の核心部はここまで。沢が平坦になったところで遅めの昼食休憩とした。赤滝沢は上流部は堀田林道の登山道にもなっているので、そのまま遡行を続けても良いが、滝もなく高度を上げるだけなので、私たちは登山道と離れないうちに左岸に上がり登山道へと藪をこぐ。GPSで確認すると、もう少し手前の小沢(カレ沢)から入れば登山道へは近かったようだ。樹林の中で藪はそう濃くないのですぐに堀田林道に出合った。
 堀田林道は今では歩く人も少なく、標識はあるものの藪がかぶさっているところもある。1時間ほどで堀田林道入口へ、さらに道路を下って14時09分に車を置いてきた神楽新道登山口へと戻った。(I.I)

遡行図


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