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No.5675
境の沢 只見川右岸・洞厳山 境の沢・阿寺沢
山行種別 無雪期沢登り
さかいのさわ 地形図

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山行期間 2017年10月21日(土)
コースタイム
駐車地点・県道237号(9:55)→入渓(9:57)→鞍部(12:31,12:45)→洞厳山(13:01,13:08)→阿寺沢出合(13:50)→県道237号(15:41)→駐車地点(16:05)
写真 写真は拡大してみることが出来ます
橋の脇から境の沢へ入渓 遡行を開始する 平凡な渓相が続く
ナメが出てくる ヌメってかなり滑りやすい ツルツル滑る
沢が消え鞍部を目指す 踏み跡があった鞍部 ケーブルが残っていた
洞厳山の山頂 斜面を下降する 阿寺沢を下る
7m滝 砂防ダムがあった 只見線を渡り県道に出る

行動記録
 21日は会津の三島町沼沢湖キャンプ場泊ということもあり、その近くの沢を遡行しようと考えた。地形図を見ると只見川右岸になる洞厳山の境の沢が目に付いた。等高線は緩く穏やかな流れのようで道路からもすぐ入渓できそうだ。遡行記録は見当たらないので、沢登りの対象になるような沢ではないようだ。沢としては面白くないかもしれないが、キノコ採りがてらゆっくり歩くのも良いだろうと遡行してみることにした。
 県道237号の境の沢に架かる橋に着くと、道路脇の駐車スペースに車を停める。橋の脇の踏み跡から沢に入ると、やはり小さな沢で水量も少ない。滝もしばらく出てきそうにないのでキノコ目線で遡行していく。10分ほど歩いたところで伏流となったが、少し歩くとまた水流が現れた。その後は歩けども滝ひとつ出てこない。小1時間ほど歩いたところでナメが現れるようになる。キノコのほうも当てが外れナラタケとムキタケが少しだけ。入渓して1時間半ほどで早くも源頭部になる。斜度が増してナメの小滝が現れるようになったが、岩がヌメってかなり滑るので要注意だ。洞厳山の山頂をダイレクトに目指すと斜度が立っているので、南側のコルに出ることにした。
 小さな二俣で右俣を選び進むとほどなく沢形が消えてしまった。薄いヤブを漕いで登ること約15分でコルに到達。尾根を渡っていると思われる薄い踏み跡を確認。昼食を取ると洞厳山の山頂を目指す。踏み跡はあるような無いような感じで明瞭ではない。その昔木材を搬出したのであろう太いケーブルが残置されていた。15分ほどで狭い山頂に到達。ヤブもあるしあいにくのガスで眺望は得られない。ここには3等三角点があるはずなので探したが見つからない。埋もれてしまったのだろうか。
 
下山は阿寺沢を下降する。地形図には阿寺沢沿いに破線の道が記されており、利用できるかもしれないという読みもあった。山頂直下の斜面は急すぎるので、東へと尾根を辿り適当なところで斜面を下降すると30分ほどで阿寺沢の二俣に出た。緩やかな沢を下降していくと左岸に道が現れたので辿る。しかし、廃道になって久しいのかあちこち崩れており、そのうち無くなってしまったので結局沢を歩くことになった。だいぶ下ってこのまま終了かと思ったところでやっとナメコを発見。さらに突然滝が現れ、懸垂下降かと思ったが左岸から下降することができた。振り返ると7mほどの滝で、この日唯一の滝らしい滝であった。その後に現れた砂防ダムは右岸の道を辿り、只見線の鉄路を越えると県道237号に出た。只見川の宮下ダムがほど近い。舗装路を1.6キロほど歩いて駐車地点に戻った。
 早戸温泉の名湯つるの湯(500円)でさっぱりし、沼沢湖キャンプ場のバンガローに移動。今日は三方倉山の道を探ってきたという和〇さんとO西さんと合流し芋煮会だ。ナメコおろしに山形風芋煮とムキタケのシチューが美味かった。翌日は台風21号の影響で雨となり真っすぐ帰宅。沢登りシーズンもそろそろ終わりである。

ルート
 この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、 第353号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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