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No5900
赤留川
安達太良山  長瀬川流域酸川支流
山行種別    無雪期沢登り
あかるがわ 地形図

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山行期間 2018年8月19日(日)
コースタイム
赤留川入渓(8:10)→堰堤(8:17)→2m滝・左岸巻(8:44)→2段15m滝・左岸巻(9:14〜9:26)→水の吹き出し地点(9:42)→20m直瀑・左岸巻(10:20〜10:50)→右支沢(11:01)→4mCS(11:08)→二俣(12:43)→稜線(14:45)→白砂の池(14:48)→沼尻登山口(15:59)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
赤留川に架かる橋の手前に車を止める 赤留橋下流の旧道・沢に降り立つ すぐに堰堤が出てくる
まずは2m小滝 下部が崩壊している巨岩 次の2m滝は取付けずに左岸を小さく巻いた
赤テープが付けてあった 標高1070m付近の小滝 5m滝の上部はナメが続く
岩から水が噴水のように噴き出している 標高1175m付近ルンゼ状で支沢が入る  右岸からネマガリダケの斜面を巻く
20m滝が見えてきた 左岸の巻に入る タキノ落ち口から下部を覗き込む
チョックストーンを乗り越える 1300m付近から藪が濃くなってきた トロッコの車輪が出てくる
1320m付近の二俣 沢は伏流となり藪が被さる 1440m付近の激しい藪
やっと船明神山の稜線が見えてきた コルに向かって沢床を詰める 稜線が見える
1500m付近で藪から解放される 船明神の正面に出てしまった 白砂の池?
沼ノ平に観測機器が見える 沼尻登山口へと下山を開始する 沼尻温泉の源泉を覗き込む
途中で振り返ると馬の背が見える 正面には秋元湖も見える 車をデポしておいた沼尻登山口に到着

行動記録
天候・晴れ
 積極的iに沢に入っている涌○さんに励まされて初めて沢のリーダーを務めることになった。目的の沢は赤留川、会では2002年と2009年に遡行されている。今回は、沢の形状の変化と稜線にスムーズに出るためにはどのルートが最適か調査する目的で遡行した。(結果は芳しくなかった。)
 天候に恵まれた日曜日、1台を沼尻登山口にデポして、母成グリーンライン沿いの赤留川の標識のある空き地に車を停める。8時10分、橋を渡って入渓。すぐに2m堰堤が出て、しばらくは河原歩きが続く。右岸に下が洞窟のようになって上には巨岩がハングしているところがあった。取りつけない2m滝は小さく巻く。次の2段15m滝は以前は右岸を巻いたようだが今回は左岸を巻いた。
 15m滝を越えると、次に5m滝が出て来て上部は赤い滑床が始まる。勾配があり結構ウェーブがきつく、取付いたとたんにスリップしてしまった。慎重にフリクションを効かせながら登る。ナメの終わり近くに、岩から水が吹き出しているのを発見。思わず歓声を上げてしまった。ナメの長さは150mはあるだろうか。次に2mの釜のある小滝に出合う。以前の記録ではへつって越えたようだが内壁は見るからにつるりとして、ホールドもスタンスも私たちにはかなり厳しいので小さく巻いた。
 10時07分、20mの直瀑が出てくる。左岸の上を見上げ、木々の切れたところを目指して巻始める。尾根上に出てからはネマガリダケを藪コギしながら、距離を考えて落ち口を探した。瀬音が近くなり、近くの木に登って観察する。下を見るとすぐそこに沢床が見える。降りてみると落ち口にどんぴしゃだった。偶然とはいえ嬉しかった。
 開けたところでロープワークの練習をした。11時01分、河原状になると水量も減り、間もなく右から支沢が入る。11時08分CS5m。次第に藪がかぶさってくる。途中、錆びた車輪が転がっていた。何に使用したものだろうか。
 12時43分、奥の二俣に到着する。船明神に向かうには左に進む。流れは伏流となったり現れたりして次第に消えてゆく。藪はかなり密になりネマガリダケに灌木が加わり、1時間以上の藪こぎをしいられる。最後はうんざりしてくる。
 忠実に沢を最後ので詰めて左の小尾根に乗ってコルを目指す予定だったが、沢を詰めすぎて小尾根に乗り損ね船明神の岩稜のほうへ寄ってしまった。もう登山道の標識も見えるのでハイマツとガレ場の斜面をトラバースして池のあるコルへ出た。池には以前はなかった「白砂の池」と標識が立ててあった。誰が名付けたのかは定かでない。あとは沼尻登山口へ降りるだけだ。
 今回の目的だった最短距離で池のあるコルへ詰めるのが果たせなかった。藪も以前よりは濃くなっているのかもしれない。次回、誰か遡行するときに再チャレンジをお願いしよう。中ノ沢温泉で汗を流してから帰路についた。(深)

.遡行図
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トラック 登り=赤 下り=青

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