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No6318
小阿寺沢
蔵王 白石川松川流域澄川支流
山行種別 無雪期沢登り
こあてらさわ
地形図
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山行期間
2020年6月14日(日)
コースタイム
登山口(12:40)→入渓(12:50)→F1(13:09)→F3(13:40)→F4(14:28)→F6(15:13)→枝沢出合(15:20)→管理道入口付近(15:26)→スキー場ゲレンデ(15:54)→登山口(16:50)
写真
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入渓ポイント
やる気満々のHさん
積極果敢に遡行する
F1は岩がヌメる
小阿寺沢はナメが長い
F2
F3(ロープ練習)
プルージックで登る
若者はのみ込みが早い
F4(ロープ使用で左壁直登)
雨になったが遡行を続ける
F5
F6
スキー場への送水パイプ
ヤブ漕ぎでゲレンデに出た
行動記録
沢登りを始めたいという25歳の若者(Hさん)のために沢登りを計画した。自分としてもシーズンインのトレーニングを兼ねられるので好都合だ。彼の休日は14日だが自分は午前中に所用があり、行動できるのは午後からになってしまう。半日で遡行可能な沢となれば地元の小阿寺沢が良いだろう。小さな沢だが滝もそれなりにありトレーニング向きの沢なのだ。そういえば昨年の沢初めも小阿寺沢だったことを思い出す。さらにベテランの鈴○さんも参加することになったが、彼も小阿寺沢は今回が初めてとなる。心配なのは天気で予報によると午後から雨とのこと。少々の雨でも遡行するつもりだが、天候悪化の場合は現地で判断ということにしよう。
登山口に集合してみるとまだ雨は降りだしていなかった。天気はもうしばらく持ちそうなので入渓することにした。もし雨で増水するようなら途中からエスケープすればいいだろう。身支度を始めると当然ながらHさんはウエアも沢シューズも真新しい。それに比べてオッサン2人はヨレヨレの格好である。登山口からは10分ほどで小阿寺沢の渡渉点になる。さっそく沢に入り歩き始める。しばらく穏やかな流れが続くので沢登りの注意点などをレクチャーしながら進む。Hさんは体を鍛えているようで胸板厚く腹筋も割れている。ある程度山登りもやっていたとのことで沢歩きもスムーズである。あまり気を遣わずに普通のペースで歩いても大丈夫のようだ。逆に彼から見れば自分のような60代についていくことなど容易いのかもしれない。やがて最初の滝F1が現れたので手本として鈴○さんに登ってもらう。Hさんは「スゲー」の連発である。続いてHさんの番なので岩のヌメりに注意するよう伝える。F1は斜度が寝ているので登るのは容易だが、甘く見るとスリップして滑落することもある。Hさんはといえば何の問題もなく登り切った。F1の上からはナメが長く続く。
倒木のかかるF2をクリアすると次のF3ではロープの練習とした。フィックスしたロープをプルージックで登ってもらう。Hさんはもちろんプルージックも初めてのようだが登りに関しては何の問題もない。午後3時頃ついに雨が降り出したが小雨なので続行することにした。F4は左壁を直登しロープで2人を確保した。ここでも「スゲー」が出る息子のような年齢のHさんが微笑ましくさえ思える。これからどんどん沢登りの本数と経験を増やしてもらいたい。彼が滝をリードで登り「いいですよ登ってきてくださ〜い」と合図をもらえる日が早く来てほしいと思う。
F5の左壁を越えF6を登るとスキー場へ水を引いている黒パイプが現れる。ほどなく左岸から枝沢が合わせる。この枝沢に入りスキー場への管理道である踏み跡をたどりゲレンデに出るのが半日コースである。しかし、この管理道の入り口が近年不明瞭になりつつある。昨年は行き過ぎてから戻るなどして見つけたのだが、今回はさらに分からなくなっている。このあたりだろうと突っ込んでみたが、斜面が昨年の台風で崩れたところもあり管理道の見当がつかなくなった。そのうち見つかるかと思ってヤブを漕いで進んだが、結局そのままゲレンデに出てしまった(後で昨年のGPSデータを確認すると管理道の少し上を歩いていたようだ)。近いうちに再訪して管理道に赤布を付けておこう。次の沢登りの話をしながら、ガスのかかるゲレンデをのんびり下り登山口に戻った。(熊)
.ルート図
登り=赤
下り=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。
トラック
登り=赤
下り=青
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