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No.3220
カモシカ沢(仮) 吾妻山系・松川流域大滝沢支流
山行種別 無雪期・沢登り
  かもしかさわ 地形図 天元台


■山行期間 2001年9月8日
■コースタイム 滑川温泉手前・橋(7:15)→二俣(8:30)→右沢4番目の滝15m(10:00)→遡行終了(11:10)
下降開始(11:45)→1:1の沢出会い(12:45)→二俣(14:05)→橋(15:45)
■行動記録

 今週も先輩達が遊んだ沢を訪ねることにした。先輩たちの遡行時間は我々より大分早いが今回はどうだろう。もし先輩達と同じ時間でカモシカ沢を遡下降できたら、今日一日でギンゴ沢を遡行して、高倉沢を下降する計画である。
 水量が多いせいで、大滝沢F1がやたらに低くみえる。F1を越えてすぐにカモシカ沢最初の70m3段の滝。2段目まで行って残り10mは左側をザイルを出して通過する。15m、8mを直登すると大岩があって二俣。ここからは先輩達と違って、右の沢に入る。ゴーロを少し歩くと最初の20m斜滝は直登し、15mは傾斜はさほどきつくないがホールドが細かいのでザイルを出して、右側を登る。3mを越すと、小滝が連続し快適に高度を稼ぐ。15m滝は右側の草付の壁をよじ登って巻く。この後も滝が続くが高さも低く、傾斜も緩いので快適に登れる。10m滝の右側を巻いて、次の5m滝を直登すると水量比1:2に分岐する。左沢を下降するためには地図上の1.235mピークの細い尾根を乗り越えるないと藪こぎが大変になる。高度的にはもう十分で沢床から尾根までの高さも低いので水量の少ない右の沢に入り、尾根目指して藪をこぐ。
 10分程の藪こぎで尾根を乗り越え、左沢に降り立つ。ここで休息と腹ごしらえをして、下降に移る。最初の5m2段の滝は懸垂し、次の4mのナメ状の滝はクライムダウン。15m滝も懸垂すると、40mの大きな滝がでてくるが水は斜めに流れ落ちているので垂直に最短距離を懸垂するが50mザイル1本では下降できず、2回の懸垂を強いられる。5mのナメ状の滝をクライムダウンし、6mの滝は左を巻いて降りる。少しゴーロがあり右岸からナメ状の滝をかけて、水量比1:3で沢が合わさり、すぐ20m2段の滝がでてくるがこれは懸垂する。次の長さが40m程のナメ滝はザイルで下降し、次の40m程もあるやはりナメ滝は20mだけザイルにたより、残りの20mは傾斜も緩いのでブッシュにつかまりながら下降する。5m滝は左を巻いて下降し、15mのナメ状の滝をやり過ごすとクライマックスの50mの大滝が現れる。先輩達が〔奥の大滝〕と呼んだ所である。ここを懸垂するとやがて二俣となる。
 雨もパラツキだして、時間も遅くなったので、ギンゴ沢はあきらめこれで終わりにする。カモシカ沢の右と左の沢はほとんどがナメ状で歩きやすく次々に滝がでてくるので大変おもしろかった。又、今日も先輩方よりも時間がかかってしまった。(M.M)

■遡行図


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