7時40分、西瓜を沢に冷やして出発、砂防ダムを右から巻いて入渓する。沢床は泥がたまって、ぬかるんだ。しばらくはうす暗い単調な河原歩きが続くが、砂利が多くてリズミカルに歩けない。
8時10分、初めての滝(5m)が現れる。やがてナメが現れ、歩きやすくなる。両岸が切り立ち、木々の間から青空がのぞいている。今年の夏は雨ばかりで、しばらくの青空がまぶしい。
9時、1mの小滝を皮切りに、核心部に入る。6m、10mの2段の滝を越えると、分岐(720m付近)となる。さらに滝は続く。いずれも流水部はナメ状で、どうにか登れる。しかし、8mの滝では苦労させられる。直登は無理で、左岸の、ボロボロの岩とわずかに付いた泥の急斜面を、這うようにして登り、最後は木の枝をたぐり寄せてどうにか登り切る。この滝のあと、2mと4mの2つの滝を越えると、源流部に入る。沢は明るくなり、斜度はあっても滝が懸からない。右、そして左と2本の支沢を過ぎると、水も少なくなり、やがて枯れてしまった。ここで一息いれて引き返す。
10時50分、同じ沢を引き返す。登りで苦労した滝は、ザイルを出して懸垂下降。出し入れに時間がかかったが、汗も流さず戻ってしまう。13時15分、滝根沢のメンバーの出迎えを受けて無事帰還する。(K.K) |