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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3609
湯川 安達太良山・阿武隈川流域油井川
山行種別 無雪期沢登り
ゆかわ 地形図 安達太良山


■山行期間 2004年6月6日
■コースタイム 塩沢スキー場(7:38)→馬返し(7:51)→遡行開始(7:55)→三階滝(9:17〜9:32)→屏風岩(9:52)→八幡滝(10:00)→中の滝(10:05,10:20)→霧降の滝(10:35)→遡行終了(11:00)→僧悟台への登山道(11:23)→八幡滝(11:50,12:00)→金剛清水(12:35)→塩沢スキー場(12:50)
■写真
塩沢登山口 塩沢スキー場 馬返しから僧悟台への分岐
最初の滝(5m) 三階滝・1本目の滝 三階滝・2本目の滝
三階滝・3本目の滝 ナメと釜が連続する 屏風岩手前の4m滝
ナメが続く 沢から見る屏風岩 屏風岩を過ぎて2m、8mの滝
八幡滝 湯川に架かる橋 中の滝(階段状斜瀑)
霧降の滝 上部もナメ ヤブを漕いで登山道へ戻る

■行動記録
 春スキーのシーズンも終わり、頭を沢登りに切り換える時期が来た。シーズン最初の足馴らしに安達太良山の湯川を計画した。昨年から今年にかけて沢登りも山スキーも初めてと言う新しい仲間がいっぺんに入ってきた。大変な目に遭いながらも、積極的に山行に加わってくれるので、一緒に歩いていても楽しい。数年後にはリーダーとして活躍してくれると思うと心強い。湯川はメンバーの力量によって、直登したり捲いたり選択できる。時間的にもゆっくり登って沢が3時間程度なので、初心者の教育山行としての沢登りコースとして最適である。
 塩沢スキー場の駐車場に車を駐めて、身支度をして登山道を歩き始める。途中から僧悟台への道に入り湯川に出る。いよいよ遡行開始だ。河原歩きが続く。右岸、左岸からの小沢を確認したあと、遡行を開始して30分ほどで、最初の滝(5m)に出合う。右岸を直登する。2段4mのナメ滝を越し、小休止とする。左奥から20mほどの落差で滝が落ちている。三階滝はすぐである。
 三階滝の1本目の滝は、落差8mで大きな釜を持つ。右岸を小さく捲く。2本目の滝は上部から覗ける。ここから捲き道に鎖が張ってあるので利用する。3本目の滝までやり過ごす。時間をかけるのであれば2本目は直登できる。3本目はスリップしやすいので注意が必要。
 ここから先、小滝とナメ、釜が続き、右からの小沢を確認すると、屏風岩に着く。続いて2m、8mの連瀑が出てくる。左岸には踏み跡もある。1時間30分ほどで八幡滝に着く。沢を天狗岩を経てくろがね小屋に向かう左俣と水量を二分する。また、八幡滝は僧悟台への登山道になっているが、現在このコースは廃道になっている。
 八幡滝の幅広く水を落とす様は、見応えがある。右には登山道の鎖が張ってある。上部は、きれいなナメが続く。傾斜はそうきつくないが水量が多い場合、スリップすると下部まで流されるので注意したい。やがて階段状の斜瀑「中の滝」が出てくる。ヌルがついていて嫌らしい。注意して登ろう。また、右に登山道があるのでそちらを利用しても良い。次に20mの落差を持つ霧降の滝が出てくる。直登しても最後は左岸草付きを登ることになるので、右にある登山道を使って捲いた方が良い。霧降の滝上部で、登山道は沢を離れて尾根に上がるので、沢に戻る。滝の上はナメが続く。この先も河原とナメが交互に出てきて高度をあげて行く。今日の遡行は霧降の滝までの予定なので、上部のナメを確認してから、登山道に戻って遡行を終了する。帰路は登山道を使って、車を置いてきた塩沢スキー場に戻った。(I.I)

 
■遡行図


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