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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3627
砂川本沢左俣左沢 最上川・砂川流域
山行種別 無雪期沢登り
すながわほんざわひだりまたひだりさわ 地形図 稲子


■山行期間 2004年7月24日
■コースタイム 左俣出合(9:41)→右俣出合(9:54)→右支沢出合(10:42)→登山道出合(11:48)→稜線・登山道(12:20)
■写真
ひかば越え登山口 左俣出合 最初に出合う2mの滝(F1)
F2・2m2段 F3・6mの滝は上部3mの滝と共に右岸捲き F5・5mの滝
F6・7mの滝はシャワークライム F7(3m)、F8(5m)左側をシャワークライム
F9・4mの斜瀑 あとは2〜3mの滝が出てくるだけ 登山道に出て小休止とする

■行動記録
 只見川流域での夏合宿を予定していたが、梅雨明け前の大雨により奥会津は大きな被害を受け、林道もいたるところで寸断された。急遽だったが当初の計画を変更し、栗子山塊・砂川に入ることにした。
 砂川は山形県高畠町の東方に位置し、源頭は県境稜線に突き上げるものの、豪士山、駒ヶ岳に囲まれた集水面積もさほど無い、小さな流域である。土曜日早朝に元宮キャンプ場に集合して、砂川流域の一斉遡行を開始する。私たちは、まずは砂川本沢左俣左沢に入ることにする。
 元宮キャンプ場から、林道を車でさらに進む。信濃沢に架かるコンクリート橋を渡り、しばらく行って、ひかば越え登山口のちっと手前に車をデポする。沢登りの準備をして林道をさらに進み、ひかば越え登山口の標柱のところから登山道に入る。沢沿いに少し行くと左に砂防ダムを確認することができる。これを過ぎたら左俣を見逃さないように、早めに沢に入る。本流を5分ほど遡っていくと左俣の出合に着く。水量比は2:1で右俣の方が多く、まるで左俣が枝沢のように見える。右俣のほうが集水面積は広いので当然である。
 左俣に入り、2mの小滝を2つ越すと二俣に分かれる。水量比は1:1、まずは、豪士峠に突き上げる左沢を登ることにする。10分ほど歩くと、右岸から湧水が入り込む。次に1mの小滝、F3(6m)とF4(3m)は右岸を小さく捲いて上部に出る。F5(5m)は難なく越し、F6(7m)は右側をシャワーで直登する。小さな流域なので余り期待していなかったが、どうしてどうして、滝は小ぶりだが結構楽しい。
 階段状の3m斜瀑を越すと、右から3:1で支沢が入る。次に5m、3mの滝がSカーブを描いて続く。4m斜瀑、2mの小滝と連続して滝が現れる。核心部はここまでのようで、後は2〜3mほどの滝が断続的に出てきて、左側から登山道と出合う。ここは尾根ルートの水場にもなっている。1週間前の下見の時に確認した場所でもある。
 水量は一気に少なくなる。10分も歩くと水は伏流となり、やがて沢は消えてしまう。ヤブ漕ぎを開始して20分ほどで県境稜線にあがり、少し下って登山道に出る。もくろみ通り豪士峠の少し南寄りの所に出た。遅めの昼食を済ませ、本沢左俣左沢の下降に移るべく、登山道をさらに南に進む。(I.I)

 
■遡行図


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