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Fukushimatoukoukai HomePage
No.3743
継滝沢 黒谷川流域
山行種別 無雪期沢登り
地形図 城郭朝日山


■山行期間 2005年7月30日
■コースタイム 林道(8:19)→ゴルジュ(9:09)→二股(9:58〜10:08)→上部二股(10:20)→標高940m地点(水枯れ)→ヤブこぎ開始(11:30)→終了・尾根上(11:34)→突滝沢山(11:50〜12:05)
■写真
沢に入ってすぐに2m滝と砂防
ダムが出てくる
小さいがゴルジュもある サワグルミの林の中を、沢は
緩やかに高度を上げていく

 
3m、3m二つの滝は右岸を捲く。
上部は階段状のナメ、続いて
4mの滝が出てくる。

 
ガレを登り勾配が出てくると、再
び河床はナメに変わり沢に水が
戻る。さらに勾配は増し3〜6m
のナメの斜瀑が続く。
エゾアジサイ
ショウキラン

■行動記録
 継滝沢は黒谷川の林道のコンクリート橋の上を流れている。入渓するとヤブっぽく、クモの巣を先頭のIさんが払いながら進む。5分で2mの滝とその上に古い砂防ダムが現れる。2段に滝を継ぎ足したようで「これが継ぎ滝沢の由来じゃないか」とIさんが言う。
 砂防ダムは右岸から高巻く。沢に戻り、2m弱の小滝を2つ超える。次の3m滝は釜を持ち股下まで水に浸かりながら右岸から取り付くがホールドがなく登れない。右岸を高巻きながら沢を覗き込むと、続く3mも悪そうなのでついでに高巻いてしまう。9:09切り立ったゴルジュが現れるが、ゴルジュ内の3m連瀑は楽に通過できる。
 ここまでが難所であり、ゴルジュを通過すると渓相は一変し穏やかな流れとなる。9:58二股に到着する。左俣に入ると沢は斜度を増すが、樹高の高いサワグルミの林とシダ類で覆われた林床が美しい。時々回りを見渡して美林を鑑賞しながら歩く。
 10:20上部二股は左俣のすぐ奥に6mの滝をかける。突滝沢山のピークを目指すため右俣に入ると、流れは細くなり標高940mで伏流となる。沢はナメのルンゼ状となり傾斜を増し滝も出てくるが直登する。11:30から林の中に入り、ヤブこぎ4分で尾根に出る。尾根はブナ林でヤブが少なく、気分のいい所である。小休止後、突滝沢山の三角点(標高1133.9m)を目指す。ヤブをかきわけ最高地点に着くが三角点がなく、諦めかけたところOさんが5m程離れた所に三角点を発見する。正午の無線交信を行い、コンパスを西にきって三篭沢の下降を開始する。(Y.T)

■遡行図


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