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No.3771 |
不動沢 | 吾妻山 | ||||
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無雪期沢登り | ||||
ふどうさわ | ![]() |
土湯温泉 |
■山行期間 | 2005年10月2日 |
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■コースタイム | 高湯ゴルフ場跡(9:50)→不動沢出合(10:20,10:33)→左沢分岐(11:00,11:10)→ゴルジュ帯→不動滝(13:50)→高湯温泉(14:20) |
■写真 |
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高湯ゴルフ場は今では閉鎖さ れている |
不動沢に降り立ち小休止 | 古い砂防ダムが出てくる |
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上部を見上げると花月ハイラン ドホテルが見える |
最初の1mほどの小滝 | 次の3m滝 |
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いよいよ不動沢の核心部5mト イ状の斜瀑 |
続いて10mの滝はホールド、ス タンスが豊富にある |
4mの滝 |
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次から次と滝が出てきて飽きる ことがない |
小滝を越えると6mのナメ状の滝 | 5mの滝は、ブリッチでクリアー |
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4mの滝 | ||
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5mの滝を越えると核心部も終 わりになる |
今日の目的地、30mの不動沢 | 遊歩歩道を降りてくると駐車場 があり案内板が立っている |
ブログ:不動沢 http://blog.goo.ne.jp/f_toukoukai/e/36f27af61f7d412d378a587dad1ca2f3 |
■行動記録 |
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十年以上もご無沙汰していた不動沢を訪れてみた。高湯温泉から微温湯温泉への道は今では歩く人もなく、歩きなれた道だったはずなのに、最後まで見つけることができなかった。また、以前は登れた滝も側壁が磨き上げられ難易度も上がったようだ。 福島から高湯温泉に向う。朝方降った雨で路面は濡れていた。車を高湯ゴルフ場跡の向かいの空き地に駐めて、身支度を済ませる。 あったはずの高湯から微温湯温泉へ向かう登山道の標識が無くなっている。通い慣れたはずの登山道がゴルフコースの拡幅のため無くなってしまった。入口がいくら探しても見つからない。 しかたがないので地形図を頼りにヤブ漕ぎを開始し、ようやく昔、微温湯温泉に引いていた電線の道に降り立った。いずれ刈り払いをすこともあるかなと思い、ゴルフ場跡まで登り返して赤布を付けた。1時間のロスをした。 微かな踏跡を頼りに不動沢を目指す。下降点もヤブの中で、行きつ戻りつようやく不動沢出合に降り立つ。10時33分ようやく遡行を開始する。1mの小滝を越すと、すぐに古い砂防ダムが出てくる。左岸を簡単に乗り越える。 平凡な河原歩きが続く。右上を見上げると花月ハイランドホテルの建物が見える。すぐに左沢を合わせる。ここで昼食とする。樹林帯に入り小滝を越えると、いよいよ不動沢の核心部ゴルジュ帯に入り込む。 両岸の側壁は20m〜50m、磨き上げられた側壁は、険悪な感じを一層強いものにする。最初の5mの滝が出てくる。深い釜を持ち、腰まで入って右岸を直登するのだが、側壁が磨き上げられて取り付くことができない。どうも年齢と共にバランスは悪くなるようで微妙なスタンスに自信がなくなってしまったようだ。左岸の枝沢を直登、草付きをトラバースして立木を利用して滝の落口にアップザイレンで降りることにした。 沢に戻ると、すぐに10mの滝。やはり深い釜を持ち右岸のトラバースを試みるが磨かれた側壁は濡れて滑りやすく容赦なく挑戦を跳ね返してしまう。しかたなく泳いで滝に取り付く。滝に取り付くと頭から容赦なく水を浴びせられる。手探りでホールドを見つけ出し、足で探りながらスタンスを探す。シャークライムで何とか突破する。 次の2mの小滝は、高さこそ無いものの深い釜を持ち、左岸を微妙なバランスでへつり、何とか乗越える。次から次と微妙なバランスを要求される滝が出てくる。おかげで飽きることはない。6mのナメ状の滝は足を踏ん張り、流れの中を強引に突破する。この後も小滝が次々と現れる。 ゴルジュの最後は5m滝が行く手を阻む。右岸の岩の間に体を入れてよじ登る。核心部はここまで、ようやく不動滝が姿を現す。不動滝は30mの落差を持ち、落口から一気に放出される迫力は見事である。登るには左岸を捲くのだが、今日の予定はここまで。全身濡れネズミ状態なので、休まないで下山にかかる。遊歩道を降りていくと不動滝遊歩道の駐車場に着く。ここに案内板が設置されている。スカイラインに添って走っている舗装路を下り30分ほどで車を駐めてきた空地に戻る。(I.I) |
■遡行図 |
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