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No.4337 |
安達太良山・仙女平
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1699.6m二等三角点峰 |
山行種別 |
山スキー |
あだたらやま・せんにょだいら |
地形図 |
安達太良山 |
山行期間 |
2010年3月4日(木) |
コースタイム |
福島(7:45)=表登山口=奥岳(8:35,9:00)=ゴンドラ=山頂駅(9:11,9:17)→仙女平分岐(9:50,9:55)→本山(10:33,11:05)→仙女平分岐(11:15)→水場・1080m地点(11:57,12:10)→滑降終了(12:24)→表登山口(12:57) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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あだたら高原スキー場も平日は人もまばら |
ゴンドラは薬師岳の山頂駅まで10分で運んでくれる |
歩き出すと本山が見える |
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仙女平分岐からは烏川左俣の大斜面が見える |
仙女平分岐の標識は冬でも顔を出している |
眼下には雲海が広がる |
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本山が近くに見えてくる |
本山から見た船明神山 |
和尚山も見える |
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烏川左俣のオープンバーンを滑る |
仙女平分岐からもひと滑り楽しめる |
1388mピークは捲いて通過する |
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仙女平の標識へは寄らないで滑る |
バーンは締まっているので良く滑る |
滑りやすいようカラマツ林を通る |
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水場が顔を出していた |
登山道に沿って滑っていく |
斜度が出てくるとボーゲンで滑るようになる |
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標高850mあたりでスキーを担ぐ |
下部に来ると登山道にはほとんど雪が無くなる |
表登山口には全く雪がない |
行動記録 |
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天候 曇り |
天気は下り坂、雨が降り出す前に行けるところを計画した。安達太良の本山から表登山道を使い安達太良温泉へ降りるコースを滑ってみることにした。今年は雪が少ないので途中歩くことも覚悟ででかける。Kくんと土湯温泉の手前のセブンイレブンで待ち合わせをして、車1台を安達太良温泉手前の道路分岐へデポする。安達太良温泉から岳の青年海外協力隊訓練所へ通じる県道380号線は、途中砂利道で例年12月から5月までは冬期閉鎖になっている。車は杉田川寄りの空地へ駐めることができた。今年は雪が全くない。予想した通り下部は歩きになりそうだ。
奥岳の駐車場へ戻り身支度をする。あだたら高原スキー場のゴンドラ「あだたらエクスプレス」は片道900円、標高1350mまで運んでくれる。楽くして本山まで行ける。ただし風が強いと平日はすぐに運休になるので要注意だ。
今日は平日で乗る人はほとんどいない。専用ゴンドラのようだ。10分ほどで山頂駅に着く。登山計画書を記入し、すぐに歩き始める。バーンは堅くスノーシューの足跡で非常に歩きづらい。標高700〜800mあたりに下層雲があり上空は中層雲がかかる。サンドイッチ状態だが見通しが利くだけ条件は良い。
ほぼ登山道沿いに赤布がべた打ちされている。枚数が多すぎて、いくら何でも付け過ぎのような気がする。地図を見る必要も無く、赤布は途中から赤旗になり、それが山頂まで続く。遭難死亡事故があったからなのかもしれない。
30分ほど歩くと仙女平分岐へ着く。帰りに滑ってくる烏川左俣の大斜面を見ることが出来る。ここから本山までは、ゆっくり歩いても40分ほどである。順調に高度を上げて本山へと向かう。山頂のだいぶ手前から石が露出しているのでスキーをデポし、本山に取り付く。今日はアイゼンは持ってきてない。雪が堅いので何度もキックして慎重に登る。山頂へは10時33分に着いた。風が多少あるので下山して本山下部で休むことにした。
ステップを切って下山するのだが堅くて切れない。多少ビビリながら下降する。今日は南西の風なので北西側の岩陰で休憩した。11時05分、スキーをデポしておいた場所まで戻りシールを剥がして滑降を開始する。
烏川左俣の大斜面の滑りは結構楽しめる。登ってきた夏道沿いを滑り人もいるが、この滑りを逃すのは、余りにももったいない気がする。仙女平分岐の標高まで少し残して滑り、トラバースすると仙女平分岐に出る。ホワイトアウトの時はGPSか高度計で標高を確認すれば良い。仙女平分岐から安達太良温泉のある表登山口を目指す。
夏道分岐から、すぐに無木立のバーンが待っている。ここで150mほど高度を下げる。1388mピークの左側を通り、次のピークは左側のカラマツ林を捲く。右側は灌木がうるさいのと岩が出てくる。
続いて右に仙女平への登山道があるが、岩とブッシュがうるさいので、夏道を無視して尾根上を進む。雪はしっかりついていて仙女平からの登山道と合わさるところまで、ひと滑り楽しむことができる。
ここから先、登山道のヤブを嫌うなら、登山道からあまり離れないようにして右側のカラマツ林を滑ると楽に滑ることが出来る。11時57分、水場に着いた。時間もたっぷりあるので、ここで2回目の昼食にした。
登山道がハッキリわかるぐらい今年は雪が少ない。道幅がそう無いのでスピードが出てくるとボーゲンで降りるようになる。標高850mあたりまで降りてくると積雪深は5cm程度になり時折スキーが石に当たるのがわかる。雪の残っている右の林の中に入り強引に下降するが、12時24分、ついに諦めてスキーを脱ぐことにした。右肩にスキーを担いで30分ほど歩いたろうか、表登山道の登山口に着いた。車の回収に奥岳まで戻ると、スキー場の上部はすでに雨雲に覆われていた。今度は雪の多い年に滑ってみたい。(I.I)
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概念図 |
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