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No.4343
会津駒ヶ岳
2132.4m一等三角点峰
山行種別 山スキー
あいづこまがだけ 地形図 会津駒、桧枝岐

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山行期間 2010年3月15日(月)
コースタイム 滝沢登山口(7:35)→アンテナ(9:07)→駒ノ小屋(11:45)→会津駒ヶ岳(12:01,12:30)→アンテナ(13:16,13:30)→滝沢登山口(13:56)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
滝沢登山口から歩き始める ここだけスキーを脱ぐ アンテナの尾根を目がけて沢筋を登る
尾根に出て少し登るとアンテナが出てくる 樹間も広くブナ、ミズナラが混在する 登りはじめて3時間もすると燧ヶ岳の全容が見える
ようやく駒ヶ岳の山頂が見えてきた 駒ノ小屋は屋根だけが見える 会津駒ヶ岳への最後の登り
山頂の標柱 山頂から滑降を開始する 雪が良かったのはここだけ
滑り始めは燧ヶ岳を見ながら オオシラビソの斜面は雪がベタつきほとんど滑らない ブナ林に変わっても雪質は同じでスピードが出ない
樹間がだんだんと狭まってくる 上ノ沢の橋を渡ると登山口は近い 国道352号線へと滑り降りる

行動記録
天候 晴れ後曇り
 前日の夜に檜枝岐まで車を走らせた。登山口の手前にあるテニスコート脇の登山者用駐車場に着いたのは23時ちょっと前だった。星が見えるが、明日の夕方には天気は崩れる。明日1日持ってくれことを期待して眠りについた。
 朝6時の大音響のはるかな尾瀬で始まる「夏の思い出」で目を覚ます。連日の仕事での寝不足も、6時間の仮眠で何とか解消。ゆっくり食事を取るが、相変わらず食欲が出るまでは回復しない。カップラーメンをすすって身支度を済ませる。
 車はテニスコートの脇へ駐めたまま、滝沢登山口から登り始める。4月期と違って、まだ雪はある。林道を進み上ノ沢を渡ったら左に入り、沢沿いに造林地の中を登っていく。スギ林に入ったら上ノ沢から離れて、右の小沢沿いにルートを取る。ひと登りで右から道が合わさり、左の沢沿いの急斜面をさらに登っていく。雪は腐れて重い。沢の上部まで登ってから左に切って尾根に乗る。急な尾根を乗り越えると、登山口から1時間半ほどで、アンテナに着いた。このアンテナにはNHKと記されていてテレビの共同アンテナのようである。単管は錆びているものの八木アンテナは真新しく、何年か毎に新しいものと交換されているようだ。
 アンテナまで登ってくると樹間も広くなりブナも大きくなってくる。天気予報では夕方から雨の予報だが降りてくるまでは天気は持ちそうだ。高度を上げてくると、1700mあたりから樹林はブナ林からオオシラビソの林に変わる。後を振り返ると燧ヶ岳の全容を見ることができる。茨城の日立からいらっしゃった単独行の方と一緒に、しばし休憩した。
 空は早くも巻雲(すじ雲)で覆われはじめた。さらに登っていくと会津駒の山頂が見えてきた。山頂までは後1時間だ。
 腰を悪くしてから、それまで無かったが疲れてくると足がつるようになった。対処法として一定時間歩いたら芍薬甘草湯を飲むようにした。おかげで疲れてきても足がつらないようになった。
 登りはじめて4時間半で、ようやく会津駒ヶ岳の山頂へ着いた。年々体力は間違いなく落ちてきている。まあ、一旦は麻痺した足が、歩けるようになっただけ儲けものと思ってあきらめている。
 山頂では風を避けて北斜面に入り込んで休憩した。バイスバロットの法則からして低圧部は間違いなく近づいているようだ。
 12時30分に滑降を開始した。山頂からの滑り出しは雪はざらめて滑りやすかった。喜んだのもつかの間、ざらめ雪から湿った新雪に変わったら、今度はすごいブレーキがかかり、滑らなくなってしまった。斜度があるところは何とか滑るが、踵荷重をしないと滑ってくれない。強引に降りて行く。慣れていないと時間がかかる。後続を待ちながらゆっくりと降りていく。それでも何とかアンテナまで1時間ほどかけて滑り、小休止とした。滑らないと言っても下りは早い。登ってきたコースを忠実に戻り、20分ほどで上ノ沢に架かる橋まで戻った。滝沢登山口はもうすぐである。降りてきた時間も早いので「駒の湯」へ寄って汗を流し、福島へ戻ることにした。帰る途中、国道289号線の駒止トンネル手前あたりから雨が落ちてきた。予報よりだいぶ早く天気は崩れ始まったようだ。あすの山行はあらかじめ中止にしたので、のんびりと福島へ戻った。(I.I)

 

概念図



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