Fukushima toukoukai Home page
No.4469
西吾妻山・二十日平
西吾妻山 2035mピーク
山行種別 山スキー
にしあづまやま・はつかだいら 地形図 吾妻山

トップ山スキー>西吾妻山・二十日平

山行期間 2011年2月4日(金)
コースタイム 福島(7:05)=グランデコ(8:28,8:58)=ゲレンデトップ(9:16,9:25)→西大巓(10:45,10:59)→西吾妻小屋(11:50,12:09)→西吾妻山(12:25,12:35)→中ノ沢徒渉点(14:15)→グランデコ・センターハウス(14:34)=福島
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
グランデコのゴンドラに乗込む ミントコースのゲレンデトップ 樹林帯を登っていく
疑似ピークは左側を捲く 西大巓の二等三角点 ホワイトアウトの中を西吾妻とのコルまで滑る
西吾妻小屋もガスの中 ガスが切れバーンが見えるようになった 雪質は変化するが見通しが利けば何とかなる
オープンバーンの下りもあっという間に滑り終わる kuさんも気持ちよさそう テレマークのsaさん
樹林帯の下り 中ノ沢を徒渉し対岸へ スキー場脇のカラマツ林
グランデコの浄水施設までくるとゲレンデはすぐである 平日のがらんとしたゲレンデ 今日のキッズエリアにはドラエモンの雪像が作られていた

行動記録

 

 前日の吾妻・安達太良は晴れあがり最高の天気だったが、今日の天気はいまいちハッキリしない。それでも平日組の山行もいつの間にか5人に増え、楽しい1日を過ごすことが出来た。
 グランデコの駐車場は平日のため無料、ちなみに土日休日は駐車料金は1,000円である。身支度をし、センターハウスでリフト券を購入してインフォメーションへ計画書を提出してからゴンドラに乗り込む。リフトを乗り継いでミントコースのトップには9時16分に着いた。さすがに平日と言うこともあってスキーヤーやボーダーの人たちも少ない。シールをつけ、西大巓を目指して登り始める。
 前日のトレースが残っていたので最初のうちはトレースに沿って登っていく。疑似ピーク手前から左にルートを取ってオープンバーンに出ると楽に西大巓へ抜けることが出来る。途中からホワイトアウトになってしまった。まわりの景色は何も見えない。昨日、あれほど天気が良かったのが嘘のようだ。今の時期、そんなに好天が続くわけはないので仕方がないか....
 西大巓には10時45分に着いた。何も見えないが三角点が顔を出していたので写真に収める。さて、次に西吾妻に向かうのだが、滑るバーンがガスに覆われて見えない。シールをつけたまま下りようか迷っていると微かに斜面が見えてきた。角度さえわかれば滑るに支障はない。シールをはがして早速、滑降を開始する。
 コルまでほんのひと滑りだが、シールを着けたまま滑るよりは遙かに気持ちが良い。コルでみんながシールを着け終わるまで待って西吾妻小屋を目指した。小屋には11時50分に到着した。小屋に入って休んでしまうと、どうしても長く休んでしまうので、中には入らないで東側に回り込んで風を避けて昼食にした。
 次に西吾妻へ向かって歩き始める。ホワイトアウトの中を進むと、幾らかガスが薄くなったのだろうか、スッキリとはいかないが、幾らか行き先がわかる感じになってきた。12時25分、吾妻山に登り二十日平へ滑るべく準備にかかる。風を避けるために中ノ沢上部のバーンでシールをはがし、すぐさま滑降を開始した。
 天気が良い場合は、尾根の左側の方が長いバーンが続くのでそちらの方が滑っては楽しい。見通しが利かなかったり、風が強い場合などは高度を早く下げるために、中ノ沢上部のバーンをひと滑りしてからトラバースして左側のバーンへと移動すると良い。
 最初はウインドパックとウインドクラストと新雪が混じり合う複雑な雪質で滑りづらかった。尾根の左側のバーンに移動したとたんに太陽が顔を見せた。明るくなり、ようやく雪面がハッキリと見えるようになり雪質の違いもわかるようになった。あっと言う間にオープンバーンを滑り降りてしまう。
 快適なバーンも、いつまでもは続かない。そのまま下りてしまうと中津川へと誘われてしまう。尾根伝いに標高1800mまで降りたら二十日平へと方向を変える。樹林帯の滑りなので時々コンパスを見ながら方角を決めていく。
 1548m標高点の出っ張り部分はほぼレベルで滑ってくれない。ラッセルしながら進み、中ノ沢右支沢の源頭に入り込むと、ようやく滑るようになる。中ノ沢と右支沢との間の尾根に乗れば、後は中ノ沢の徒渉点まで尾根通しに滑って行けば良い。
 出来るだけ樹間の開いている滑りやすいバーンを拾いながら滑っていく。尾根の末端から中ノ沢に降りるところが多少急だが、初心者でもゆっくり降りれば特に問題ない。
 中ノ沢の徒渉点は、べったりと雪が着いているので渡るに支障はなかった。対岸のあがりやすい場所を見つけて作業歩道に出るとグランデコのゲレンデはもうすぐである。
 雪に埋もれた作業歩道を進むとグランデコの浄水施設の建物があり、その先がゲレンデだ。平日のがらんとしたゲレンデに出て、緩斜面をひと滑りするとセンターハウスに着く。
 手前左側にはキッズゲレンデがあり、今日はドラエモンなどの雪像が作られていた。ドラエモンを写真に収め、インフォメーションに下山報告をすませて山行を終えた。(I.I)


概念図

 トップ



Copyright(C) 2011 福島登高会 All Rights Reserved.