Fukushima toukouKi Home page
No.4641
鳥海山・湯ノ台
七高山 2229.9m一等三角点峰
山行種別 山スキー
ちょうかいさん・ゆのだい 地形図

トップ山スキー>鳥海山・湯ノ台

山行期間 2012年5月27日(日)
コースタイム 山雪荘の先・駐車地点(5:21)→車道終点駐車場(6:45,6:58)→伏拝岳(10:40,10:58)→七高山(11:38,11:45)→伏拝岳直下(12:29,12:56)滑降開始→車道終点駐車場(13:29)→駐車地点(13:55)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
車道をショートカットして駐車場を目指す ふり返ると下は雲海 車道終点の駐車場
マタフリ沢の源頭の雪渓 上部は荒木沢の源頭 伏拝岳
外輪から新山を見る 千蛇谷への分岐 大物忌神社が眼下に見える
百宅への分岐 七高山 祓川のルートはすごい人
伏拝岳・荒木川源頭の急斜面を滑降する 山頂をふり返る 麓から見た鳥海山

行動記録
 今年は帯状疱疹のため2月から3月のハイシーズンを棒に振ってしまった。今になっても調子は戻らない。いつまでも休んではいられない。Kくんと休みが合ったので鳥海山へ滑りに行くことにした。出来れば百宅コースを登りたくて手代林道を目指したが手代林道の除雪作業はまだ行われていなく、入口から雪があり敢えなくあきらめた。
 サブルートにしておいた湯ノ台へ車を走らせる。山雪荘のある荒木川の橋の先まで来るまで入ることが出来た。道路にテントを張って日頃の寝不足解消のため早めに就寝とした。荒木川の橋までこれたと言うことはそれだけ雪が無くなっていることになる。5月末なので当然だが、宮様コースは雪が無くて無理なので荒木川左岸の道路側を登ることにした。一度スキー外したものの道路2折れ目のところから荒木川の枝沢に雪がついていて順調に高度を上げる。道路終点にある駐車場には6時45分に着いた。ここからは充分雪数残っている。マタフリ沢と荒木沢の間の広い斜面を登ると斜面は一旦緩やかになる。荒木沢の源頭はしっかり雪がついているので、雪が繋がってこのまま登って行けそうかと期待したが。やはり5月末でもあり、そう甘くはなかった。ヤブに捕まり30mほどハイマツ帯をトラバースして荒き沢の斜面に出た。ここから伏拝岳の下部まではしっかり雪がついている。順調だったのはここまで、歩くに飽きてきた頃に斜面は角度を増し、きつくなってきた。滑落すれば50〜60mは落とされそうな感じ。びびってペースは一気にダウンした。途中でスキーを脱いでツボ足で登ることにした。脇をセルフアレストピックのストックを持った方が登っていく。やっぱり買っておけば良かったと反省。来年買い忘れしないように帰ったらさっそく注文することにしよう。
 休憩も含めて30分以上もロスしてしまう。伏拝岳に着いたのは10時40分。情けないことに駐車場から3時間20分もかかってしまった。スキーは雪渓の最上部にデポしてきたので、ザックだけを担いで七高山を目指す。外輪から新山が見える。行者岳を越し、百宅コースの分岐を過ぎると七高山はすぐである。40分ほどかかって山頂へ着いた。祓川からの斜面は登ってくる人たちで一杯だ。少しだけ休んで引き返し、滑る準備をしてから昼食をとることにした。兼用靴を履いて雪のない外輪山を歩くのは大変だ。登るときと同じぐらいの時間がかかった。荒木沢の源頭でシールを剥がし、のんびりと昼食にした。天気はまだまだ持ちそうである。下りは早い、止まりながらゆっくり滑っても車道終点の駐車場まで30分ほどで下りてしまう。途中雪が切れている場所はスキーを脱いで強引に突破。雪面は水の流れで波打ってはいるものの雪質もまずまずで滑りやすかった。駐車場からは登ってきたところと同じ、車道をショートカットするように荒木川の右支沢を下降する。途中雪も心細く灌木も気になるが、何とか雪の上を滑ることが出来た。今までは宮様コースに雪がついている時期にしか来たことがなかったが、荒木川左岸のこのコースは雪が少なくなっても使えそうな感じでだし、初めて歩いてみたので新鮮だった。
 足が悪いせいもあるが、どうも年齢と共に急斜面の登高が苦手になってきた。早めにアイゼンに切り替えるか、セルフアレストピックのストックを持つかしたほうが、時間はロスしないですみそうだ。(I.I)

トラック 登り=赤 下り=青


 トップ



Copyright(C) 2012 福島登高会 All Rights Reserved.