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No4770
湯殿山
1500m標高点
山行種別 山スキー
ゆどのさん 地形図

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山行期間 2013年4月28日(日)
コースタイム ネイチャーセンター(14:30)→湯殿山(16:14,16:21)→ネイチャーセンター(16:55)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
ネイチャ−センター前からスタート 前方に姥ヶ岳が見える ブナの疎林が美しい
快調に歩を進める 森林限界を越える 登るにつれ徐々にガスの中へ入る
ガスで何も見えない湯殿山の山頂 費が斜面を滑る。向かいには姥ヶ岳 石跳川へと下る
石跳川沿いにスキーを走らせる 一部だが沢が露出している 無事ネイチャーセンターへ到着

行動記録
 午前中の仕事を終え、月山に向かって自宅を出たのは午後0時45分頃だった。GWとはいえ仕事と行事もあり、なかなか連続した休みにならない。午後出発の強行軍はいつものことだ。山形道を西川ICで降り、道の駅にしかわで今日の相方のAさんと合流した。彼女は東京から自走で来たのだが、これもいつものことだ。さっそくこちらの車にスキーとザックを積み込ませると、月山のネイチャ−センターへと向かった。これから湯殿山を1本やるつもりなのだ。
 ネイチャ−センターの駐車スペースはほぼ満車だったが、1台分空いていたので車を滑り込ませる。下山して帰り支度のスキーヤー達が大勢いたが、こちらはこれから登る準備だ。登り始めたのは14時30分だが、他にこんな時間から登り始める者はいない。しかしこの時期の湯殿山は、3時間未満での山頂ピストンが可能なのだ。もちろん条件が悪くなければだが。一昨日降った新雪を懸念していたが、さほど降らなかったようだ。雪はシャーベット状で歩きやすい。今年は積雪量が多いので石跳川もすっかり埋まっていて問題はないが、雪の少ない年は渡渉ポイントを選ぶこととなる。頃合いを見て沢を左へ横切り、山頂へと続く尾根に取り付く。ブナの樹林帯を登っていくと、西に傾きかけた太陽がまぶしい。湿った新雪を登っていく。
 今日の相方のAさんも快調のようで、順調についてくる。実はAさんは昨年末に足を骨折しリハビリ中ではあるのだが、はた目にはそんなことは微塵も感じさせない。勾配が増してくると、やがて樹林帯を抜け広大なオープンバーンとなり、視界が一気に広がる。山頂は直接見えないが、ガスがかかっているようだ。風もあるが問題になるほど強くはない。風に吹きさらされる斜面は、固い雪面に薄く新雪が乗っているような感じだが、シールも良く効いて不安はない。徐々にガスが濃くなるが、まったく見えないほどではないので山頂を目指す。16時14分、山頂に到達。眺めもなく風が冷たいので早々に退散する。
 少し高度を下げるとガスが薄れたので、東斜面を覗き込むとクラックもなく滑ることが出来そうだ。思い切って斜面に飛び込み、エッジで急斜面を切りながら滑降する。最高の瞬間。Aさんに合図して滑ってきてもらう。こんな急斜面は滑ったことがないとか言っているが、Aさんは昨年は石転び沢を滑っている。
 石跳川まで降りると滑らない雪質となる。ザラメならスキーが走るのだろうが、今日は緩勾配では推進滑降となる。あんみつさんは高いワックスをつけているらしく、自分よりは板が走るようだ。よし明日は借りることとしよう。
 16時55分、ネイチャ−センターに到着。もちろん他には車も人も皆無だ。特に急いだわけではないが、2時間25分で山頂ピストンしたことになる。この時期の湯殿山は、条件が良ければ短時間で距離と標高を稼ぐことのできる、満足感の高いお勧めのルートだ。今回は東斜面を滑ったが、もちろん大展望の南斜面も楽しい。ただし、我々のようなスタート時刻は、トラブルとすぐ日が暮れるのであまりお勧めはできない。余裕を持って登るのが基本だ。道具をしまうと明日のツアーのため、車のデポ地点へと向かった(K.Ku)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青


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