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No4906 |
安達太良山・迷沢コース
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鉄山 1709.3m四等三角点峰 |
山行種別 |
山スキー |
あだたらやま・まよいさわこーす |
地形図 |
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山行期間 |
2014年1月18日(土) |
コースタイム |
国道115号・新岩弓橋(車デポ)=箕輪スキー場(8:15)=Cリフト降り場(8:56,9:08)→鉄山避難小屋(10:46,11:34)→迷沢渡渉点(13:21,13:35)→国道115号(13:50)=箕輪スキー場(14:12) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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箕輪スキー場Cリフトを利用する |
Cリフトより歩き始めるがガスが濃い |
ほぼホワイトアウトで鉄山避難小屋を目指す |
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間近まで来ないと小屋を見つけられない |
冬季は窓から小屋に入る |
しゃくなげの塔(通称「プロペラの碑」) |
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探り探り下降していくと徐々に視界が回復 |
気持ちの良いツリーラン |
通称「北斜面」 |
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北斜面2本目いただきます! |
快適なバーンが続く |
黄色い氷柱はミニイエローフォールのよう |
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仏沢の橋を渡る |
「魔の山」看板 |
国道115号に到着 |
行動記録 |
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1月18日は安達太良山域の迷沢へ行くことにした。箕輪スキー場のリフトを利用して高度を稼ぎ、下降を楽しむことのできるルートだ。積雪量がまだ十分ではないこの時期より、2〜3月のほうが良いのだが、試しに様子を見てくるのも悪くはないだろう。ただし、冬季の箕輪山から鉄山、安達太良山にかけての稜線は、かなりの強風地帯であり要注意である。特に箕輪山は凄まじい風となり、撤退を余儀なくされることもある。また、ガスっていることが多くホワイトアウトになることもしばしばで、特に地形がなだらかになる鉄山避難小屋周辺では迷いやすく、西尾根を下降する際もルートファインディングに注意を要する。それらに注意すれば迷沢ルートは雪質も良く、下り中心のツアーを楽しむことができるのだ。
迷沢の入山口に近い国道115号の駐車スペースに車を1台デポする。もう1台で箕輪スキー場の駐車場にとって返し、まだ動き出したばかりのCリフト(600円)に乗る。リフトを降りると風は弱いもののかなりガスっている。今日はあわよくば箕輪山の山頂を踏んでから東斜面を一滑りと思っていた。しかし、この状態では無理なので早々と諦め、ショートカットで鉄山避難小屋へ向かうことにした。Aリフトへの連絡通路を歩き、リフト降り場手前で斜面に取り付く。ジグを切って80mほど高度を上げると、標高1550mほどを保って水平トラバースしていく。ホワイトアウトに近い状態なのでコンパスとGPSを頼りに進むが、仏沢の源頭部でいつも目印にしている樹林が見えず、少し行きすぎてしまった。進路を修正しながら鉄山避難小屋に到着し、早めの昼食休憩とする。時間が早いこともあって小屋には我々だけだ。なお、小屋はすっぽりと雪の衣をまとい、ガスっているときは見つけるのが難しいので注意したい。
小屋からほぼ真西に進むと、目印にしている「しゃくなげの塔」、通称「プロペラ」の碑がある。今日は見つけたが、ホワイトアウトの時はすぐ脇を通っても気づかないこともある。少し下って1642mピーク手前のコルに出ると、進路を右に振り西尾根に乗って下る。相変わらず何も見えないが、コンパスとGPSで進むべき方向はわかる。しかし、雪のうねりや小沢があり、思う方向に進めないことも多く右往左往する。もうひと降りふた降りして埋まれば、もっと楽になるだろう。そのうち左に寄りすぎてしまったことに気づき修正する。標高が1500m以下になると徐々に視界が出てきた。迷沢ルートでは標高1400mほどに良い斜面があり、通称「北斜面」と呼んでいる。ここだけを目的に迷沢入山口からピストンする人もいて、今日も既に1本シュプールが付いていた。我々もまずは1本と気持ちよくいただいた。しかし、まだ滑り足りないSさんと自分は、登り返して2本目をいただく。新雪の部分は厚くはないが、軽い雪質なので爽快な滑降ができる。
ブナ林の緩斜面で気持ちよくスキーを走らせ、作業道にあわせて下ると迷沢の渡渉点に到着。しかし、まだ沢は埋まりきってなく、下から登ってきたトレースはさらに上流で沢を渡っているようだ。3人はトレースを追ったが、自分は埋まっていない渡渉点を強引に渡ることにした。しかし、これはあまり良い選択ではなかった。仏沢の橋を問題なく渡り、国道115号に出るとデポ車に到着。なお、迷沢渡渉点から国道115号までの間には微妙な登りもあり、シールを貼ったほうが手間をかけても結果的に楽だと思う。また、40分から1時間ほど覚悟すれば、デポ車を置かずに箕輪スキー場までスキーで歩く方法もある。これからさらに雪が降り積もれば、迷沢ルートはどんどん良くなるだろう。冒頭に記したことに注意して、是非多くの方に楽しんでいただきたい。もちろん、初心者だけのパーティーで行くことは避けるべきである。(K.Ku) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
より大きな地図で 2014.01.18_安達太良・迷沢 を表示
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