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No4907
磐梯山・丸山
1359mピーク
山行種別 山スキー
ばんだいさん・まるやま 地形図

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山行期間 2014年1月19日(日)
コースタイム 裏磐梯スキー場(9:46)→ゲレンデトップ(9:58,10:06)→銅沼(10:16)→中ノ湯跡(11:55)→丸山(12:17:12:27)→中ノ湯跡(12:39)→休憩(12:51,13:17)→銅沼(13:38)→ゲレンデトップ(13:49)→裏磐梯スキー場(13:56)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
裏磐梯スキー場が出発点 裏磐梯スキー場ゲレンデトップ 登山口にある案内板
ゲレンデから銅沼へ向かって歩き出す 銅沼(あかぬま)の案内板 樹林帯を登る
中ノ湯建屋跡 丸山の登り 東側の雪庇を登る
丸山の山頂 丸山からの滑降 中ノ湯へ滑り込むUさん
中ノ湯 中ノ湯下のオープンバーン 晴れ間が見えてきた
のんびりとお昼ご飯 銅沼へと向かう 磐梯山外輪が顔を出す
登山道沿いに銅沼へと戻る 裏磐梯スキー場ゲレンデトップへ戻った 裏磐梯スキー場のスキーセンター

行動記録
 磐梯山・中ノ湯の脇に「丸山」と言う1359m標高点のピークがある。特に目立たない山ではあるが、地形図にも山名が記されている。道があるわけでもなく、普段は訪れる人はいない。相変わらず冬型の天気は続き、どの山域も山頂付近は雪雲で覆われている。風を避けて遊ぶには「裏磐梯」も穴場である。標高の低い丸山だったら何とか楽しめるだろうと出かけることにした。丸山のピークに登るのは20数年ぶりである。
 まずは裏磐梯スキー場を目指す。福島から1時間半ほどの道のりである。スキー場に着くと、日曜日の9時過ぎだと言うのに駐車場はガラガラ、ゲレンデは貸し切り状態である。リフト券2枚で700円、ゲレンデトップまで運んでくれる。裏磐梯スキー場は「イエローフォール」へのスノートレッキングをガイドしてくれる。そのためもあってリフトは下りも利用できる。その際は、リフト4回分の山頂往復券がお得だ。
 ゲレンデトップでシールをつけ、銅沼(あかぬま)を目指す。途中には、たくさんのスノーシューの足跡がある。全部がイエローへフォールへの踏み跡だ、イエローフォールへは銅沼の案内板のところから氷の張っている沼の上を進むのだが、私たちは右手の夏道沿いに中ノ湯へと向かう。西側の窪から急斜面を登ると上の台地に出る。
 しばらくは夏道沿いに歩くが、このあたりは地形が複雑なので十分注意したい。わからなくなってもコンパスで確認すれば、まるで違った方向には行きようもないので焦らないことが必要である。
 次に、中ノ湯への急斜面に取り付く。まだ1月なので、積雪量はあっても沢形が残っていてうねりがある。急斜面のラッセルは膝上まである。夏道沿いに歩きやすいところを登るが、途中で誤って早めに左の尾根に寄ってしまった。コースを修正し右によって夏道まで戻る。中ノ湯までは適当に樹間が空いているので下りが楽しみだ。
 11時55分、登り初めて2時間ぐらい立ったろうか、中ノ湯の建物が見えてきた。中ノ湯はだいぶ前に営業をやめ、今では建物も朽ち果てて廃墟となっている。中ノ湯から丸山へ向かうには、少しコールドライン方面へ進んでから右に入る。天候が悪い場合は、夏道から離れるのでGPSなどで現在地確認をしてから入ると良い。最初は林の中を進む。20数年前に訪れたときには灌木がうるさくて閉口したが、今では適当に木々の間が空いていて歩きやすい。山頂手前から東側の雪庇に出る。緩やかな尾根に発達した雪庇なので、極端に端に寄らなければ崩落の心配はない。
 中ノ湯から20分ほどで丸山山頂に着いた。風は無いが雪雲に覆われて視界は無い。天気が良ければ見晴らしも良いのだが、そのぶん雪は重くなるだろうから、どちらが良いとも言えない。記念撮影をして早速滑降準備にかかる。ふかふか雪は軽くて苦にならない。今シーズンから山スキーを始めたUさんもボーゲンでスイスイついてくる。
 Uさんは中ノ湯の脇の急斜面も、ボーゲンで度胸を決めて落ちてくる。たいしたものだ。今日は、風は弱いが無風ではなく、雪も降り続いている。少し下って、林間に入ってからお昼を取ることにした。
 中ノ湯前はオープンバーンで、気分良く滑り降りる。林間に入っても適当に樹間があるので滑りやすい。あっと言う間に高度を下げる。Uさんがうねりにはまったところで昼食にした。
 カップラーメンとおにぎりで昼食をすませ、裏磐梯スキー場へと向かう。ゲレンデトップまで来ると檜原湖が綺麗に見える。ゲレンデをひと滑りして駐車場へと戻った。このコースは往復で4時間ほどなので、スキーでのピクニックとしてはちょうど良い。途中に複雑な地形や急斜面もあり、地形図を読んだり、シール登高の練習をするにも最適でもある。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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