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No4913 |
吾妻山・二十日平
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西吾妻山 2035mピーク |
山行種別 |
山スキー |
あづまやま・はつかだいら |
地形図 |
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山行期間 |
2014年2月2日(日) |
コースタイム |
グランデコスキー場(8:30)=リフト終点(9:31,9:42)→西大巓(10:54,11:12)→西吾妻小屋(11:48,12:09)→西吾妻山(12:27,12:38)→中ノ沢渡渉点(14:05,14:15)→グランデコスキー場(14:27) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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駐車場から西大巓と西吾妻山が見える |
ゲレンデトップから取り付く |
暑くてジャケットはいらない |
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右手には西吾妻山 |
あとひと登りで西大巓山頂 |
なんともメロウな西大巓の東斜面 |
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磐梯山をバックにバンザーイ! |
コルへと滑り降りるSさん |
同じく石さん |
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シールを付けて西吾妻小屋へ |
西吾妻山が正面に見える |
西吾妻避難小屋に到着 |
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あばた顔の樹氷が多い |
西吾妻山の山頂 |
吾妻連峰の稜線 |
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水を得た魚のIさん |
Uさんの滑りも様になってきた |
樹林帯を滑る |
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中ノ沢を渡る |
作業道からグランデコの浄水施設を通ってゲレンデへ |
賑わうスキー場へと滑り降りた |
行動記録 |
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吾妻連峰には古くからの山スキーコースが多い。今回の西吾妻山から二十日平へと下るコースは、以前は山形県側の天元台スキー場から登り、福島県側の二十日平へと抜けるか、小野川湖からの周回もしくはピストンとされていたようだ。現在はグランデコスノーリゾートというスキー場があり、ゴンドラ&リフト利用で西大巓を経由し、比較的楽に周回が出来るコースとして知られている。ちなみに1990年発刊の「東北山スキー100コース」にも紹介されているが、スキー場の記載は無い。今回のリーダーのIさん若かりし頃は、鉄道とバスを乗り継ぎ、徒歩で取り付き箇所まで移動し、二十日平で雪洞ビバークと大変な労力をかけたというから隔世の感がある。
裏磐梯ビジターセンターで石さんと合流する。自分が石さんと一緒に歩くのは今回が初めてだ。1台でグランデコスノーリゾートに向かう。平日以外は駐車料金が千円なので乗り合わせるのだ。今日は曇りで午後から雨も降るとの予報だが、スキー場の駐車場からはまだ西吾妻山が見えている。2月初めの厳冬期というのに、かなり気温が高くまったく寒くない。ゲレンデトップまではリフト券3枚が必要になる。7枚綴りの回数券を買ったが、1人当たり約1400円になるから結構高い。ゴンドラとリフトを乗り継いで1580mのゲレンデトップへ。シールを貼って斜面に取り付くと、雪は重い湿雪だが昨日までのトレースがそのまま残っているので楽に登れる。暖かいのでグローブも薄手のもの1枚で十分。たちまち汗が噴き出てきたので、体温調整のため全員ジャケットを脱ぐ。自分は最初から中間着を着ていないのでアンダーだけになってしまった。それでも登っていると汗が滴り落ちるのだから、どれだけ今日は暖かいのだろう。標高が1800mを超えてもまだ汗が流れる。
途中で4人パーティーを追い越しニセピークを左から巻くと、東斜面が大きなオープンバーンの西大巓が見えてくる。背中に磐梯山を背負うようにしてひと登りすると山頂だ。360度さえぎるものの無い眺めだが、今日は飯豊連峰は雲の中で見えない。風はほぼ無風だが、さすがに標高2000m近いのでジャケットを着込む。そうこうしていると後続パーティーが上がってきた。
シールを外して西吾妻山とのコルまでひと滑りすると、再びシールを貼って西吾妻小屋を目指す。平坦なコルにある小屋はガスっていると見つけにくいのだが、今日は高曇りで視界はクリアーだ。例年この辺りは樹氷が見事なのだが、先日の雨の影響だろうか樹氷はどれもあばた面になってしまっている。いずれ寒気が入って化粧直しをしてくれるだろう。
小屋前での昼食休憩後、樹氷の間を縫って西吾妻山に登る。西吾妻山の山頂は平坦な地形で、どこが山頂かサッパリ分からない。この辺だろうと今日の山頂を決める。北から中大巓・東大巓・家形山に一切経山、東吾妻山に中吾妻山と吾妻連峰の山並みが一望だ。Iさんは進路を北東に変えて少し進んでから右へと山頂を回り込む。このルート取りがすんなりと東尾根の良い斜面へ滑り込むコツらしい。シールを剥がすとオープンバーンへと滑り込む。ウインドパックの雪だが悪くはない。快適な滑降を楽しみ樹林帯へと入る。
しばらくは南へ下る尾根をたどる。1700m辺りで少し右に振り、斜度が緩んでくるとGPSで確認しながら滑る。標高が下がるにつれ、雪が重くなりスキーが回しづらくなる。休憩すると木々の雪が融けて水滴を滴らせていることに気付く。重雪にUさんがちょっと手こずっていたが、これでまた山スキーの経験値が上がるだろう。小沢の急斜面を下り、中ノ沢の渡渉点に到着すると雨が降ってきた。ここまで天気が持ったのだから、今日は儲けものというべきだろう。沢を渡ってゲレンデに出ると、雨に打たれながら一気に下まで滑り降りた。(K.Ku) |
概念図 |
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トラック |
登り=赤 下り=青 |
より大きな地図で 2014.02.02_吾妻・二十日平 を表示
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