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No4936
月山・湯殿山スキー場
1980.0m一等三角点峰
山行種別 山スキー
がっさん・ゆどのさんすきーじょう 地形図

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山行期間 2014年4月13日(日)
コースタイム 姥沢(7:28)→リフト下駅(7:45,8:00)=リフト上駅(8:13,8:26)→牛首(9:28)→月山(10:48,11:10)→柴灯森(11:44)→休憩(11:56,12:09)→1302mピーク(12:41)→濁川(13:10)→湯殿山スキー場・駐車場(13:58)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
姥沢駐車場から姥ヶ岳がきれいに見える 月山リフトの下駅 尾根に乗ると鳥海山が正面に見える
牛首から見た鍛冶小屋の斜面 アイスバーンの急斜面を登る 朝日連峰が見える
月山の山頂への最後の登り 山頂での記念撮影 雪の上に月山神社の屋根が出ている。後ろは鳥海山
鍛冶小屋の斜面はかりかりのアイスバーン 柴灯森から品倉尾根を見る 少し下って柴灯森を振り返る
1619mピーク 快適な大斜面を滑るTさん スピリットのsugeさん
テレマークのWさん Sさんも気分良く滑り下りる 1302m尾根からの滑り
濁川まで滑り下りる この時期の湯殿山スキー場は営業を終えている 湯殿山スキー場の駐車場まで滑って山行を終える

行動記録
 本道寺コースを滑り終えてから道の駅の水沢温泉で汗を流し湯殿山スキー場へと向かった。日曜日のメンバーとの待ち合わせ場所だ。疲れもあってか2晩目の車中泊はすぐに眠りについた。翌朝、車1台を湯殿山スキー場にデポし姥沢へと向かう。志津で7時まで待つ。今の時期、志津から姥沢までは夜間通行止(19:00〜7:00)になっている。ここで朝早く福島を出てきたsugeさんと合流した。
 姥沢には7時20分到着、準備をして月山リフト下駅まで歩く。登山計画書を提出し、リフト1回券(580円)を購入してリフトに乗り込んだ。前日は風が強かったが、今日は風弱く快晴、絶好の登山日和で上がりそうだ。リフト上駅から四ッ谷川へ滑り込んでから登るか、トラバースして牛首まで行こうか迷ったが、シールを付けてトラバースルートを取ることにした。結果的には四ッ谷川に滑り込んでから牛首を目指した方が時間的には早かったようだ。牛首には9時28分に着く。鍛冶小屋への登りはアイスバーンで滑落したら止まりそうもない。スキーアイゼンを持たないWさんは途中からスキーを脱いでアイゼンに履き替える。Tさんもスキーを担いで直登する。
 鍛冶小屋の急斜面は全面雪が残っている。右にトラバースしながら高度を上げ、尾根に出てから月山の山頂を目指した。山頂到着は10時48分、先に登ったWさんとTさんが待っていた。山頂も雪で覆われ、月山神社の屋根の先端だけが出ていた。山頂からの眺めもすばらしい。360度の大パノラマである。気分良く休憩してから下降に移る。
 鍛冶小屋の斜面を滑降するが、かりかりのアイスバーンのままである。意を決して斜面に飛び込む。Wさんが転倒したが、5mほど流されたがスキーのエッジを立ててかろうじて止める。前日は100mも流された人もいたという。すべてが雪なのでどこかでは止まるのだろうがヒヤヒヤものである。ピッケル付きのストックはこんな時は有効だと思う。頭さえ上にあればスキーのエッジで停止させることはできる。
 牛首が尾根伝いに柴灯森に移動する。今日はここから湯殿山スキー場へと下りる予定だ。品倉尾根が目の前に見える。最初は1619mピークとのコルに滑り下りる。右側が雪庇で尾根の幅は狭いので左斜面をターンしながら下降する。1619mピークでは多くのボーダーの人たちが団体で休んでいるので手前で休憩を取った。1619mピークの北西斜面は広くて滑るには格好の大斜面になっている。下まで滑り下りると少し登り返しになるので、私たちは1302mピークめがけて滑る。それでも滑りは充分楽しめる。次に濁沢左岸の尾根伝いに下降する。1302mピークへ下りれば良いので、どこを滑ってもかまわない。品倉尾根とは違った滑りを楽しめる。尾根伝いに下り、ほぼ夏道付近から対岸に渡った。次に濁沢沿いにトラバースしながら下降するのだが、雪が重くなってきて時々推進滑降になる。ボードのsugeさんは苦労しているようだ。先ほどのボーダーの団体の人たちは天保堰まで尾根伝いに滑り下り、濁沢の左岸に登り返した。事前なの調査をしていたのだろう、雪が付いていれば当然そちらの方が滑りやすいと思う。
 品倉山から滑り下りたパーティがルート上で休憩していた。標高差300mの大斜面を滑ることのできる品倉尾根も、また魅力である。次回は挑戦してみたい。私たちは次の斜面を滑り下り、湯殿山スキー場への緩斜面を推進滑降で進む。スキー場のトップからゲレンデをひと滑りすると駐車場である。
 月山は4月上旬のこの時期、鍛冶小屋の急斜面がクラフトしている場合が多い。自分の持っている装備で対応できない場合は、いさぎよく撤退も考えないと事故を起こす可能性もある。メンバーによっては時として撤退を恥とせず、判断することも必要かと思う。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

より大きな地図で 2014.04.13_月山・湯殿山スキー場 を表示

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