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No5040
八幡平
1613.3m二等三角点峰
山行種別 山スキー
はちまんたい 地形図

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山行期間 2014年12月28日(日)
コースタイム 後生掛温泉(7:30)→大深温泉(8:56)→蒸ノ湯休憩所(9:09)→斜面取り付き(9:37)→田代沼(11:20)→八幡平山頂(12:26,12:32)→ガマ沼(11:55)→山頂(13:14)→昼食休憩(13:30,14:00)→蒸ノ湯休憩所(14:41)→スキー場トップ(15:01)→後生掛温泉(15:34)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
後生掛温泉からスタート 夏道沿いに進む 柔らかい雪なのでうっかり転倒すると起きるのにひと苦労
大深温泉は雪の中 アスピーテラインの蒸ノ湯休憩所 いよいよ斜面に取り付く
ラッセルはsharizakaさんが頑張ってくれる 順調に高度を上げる ラッセルを交代しながらルート取りをする
八幡平山頂の展望台 1604mピークでシールを剥がす 高度を下げると晴れてきた
アスピーテラインに至る最後の斜面 蒸ノ湯休憩所からシールをつけてスキー場へ登り返す 秋田八幡平スキー場トップ

行動記録
 昨年参加してハマってしまった後生掛温泉スキーツアーだが、今年は自分が言い出しっぺとなり企画した。のこツアーは何といっても「美味い・安い・温い」の3拍子が揃っているのが魅力なのだ。まず初日は鹿角のホルモンを食べるのが恒例なのだがこれが美味い(酒を飲まずにはいられなくなるのが玉にきず)。泊まりは後生掛温泉の湯治村なので安い(毛布や鍋などを借りても1泊2500円程度)。オンドル部屋なので半袖短パンで過ごせるほど温い(というか暑いほど)。普段はガッツリと山に向き合っているので、年に1回くらいはこんなこともあっていいだろうと弁解したくなるほどの快適ツアーなのである。とはいえ山スキーは八幡平と栂森へとしっかりやる予定である。天候次第ではあるが。
 後生掛温泉前からスタートする。今日はそれほど冷え込んでないように感じる。昨年はアスピーテライン沿いに登ったが、今年はほぼ後生掛自然研究路の夏道沿いに進む。柔らかい雪なのでうっかり転倒すると起きるのにひと苦労である。
 大湯沼の手前から左に折れ夏道沿いに大深温泉を目指す。1時間ほどで冬季休業中の大深温泉へ。この温泉もオンドル式の部屋なのだという。蒸ノ湯休憩所でアスピーテラインに合わせる。案内板に届くところからすると積雪深は2mほどだろう。少しアスピーテライン沿いに進んでから斜面に取り付く。斜度があるのは最初のうちだけでやがて緩やかになる。振り返ると明日登る予定の国見台・栂森が見えた。
 ラッセルはsharizakaさんが頑張ってくれるので助かる。自分はこの頃の運動不足ですっかり体が鈍り今ひとつ調子が出ない。高度を上げていくとガスの中に入る。途中で地元の方が我々のトレースを辿って追いついてきた。その方は地元だけあって詳しいので、ラッセルを交代しながらルート取りを指南していただく。
 12時26分、八幡平山頂に到着する。さらに陵雲荘避難小屋に向かったが、ガマ沼で13時となったので引き返すことにする。山頂を過ぎてもしばらくはシールを付けたまま歩き、1604mピークを過ぎた辺りでシールを外す。八幡平は斜度がないのでスキーはあまり走らない。
 高度を下げると晴れてきた。やや傾いた陽が当たり陰影がクッキリする。アスピーテラインに至る最後の斜面は、今回のルートで唯一「滑る」ことのできる斜面である。帰りは秋田八幡平スキー場を下ることにした。蒸ノ湯休憩所からゲレンデトップまでは登りなのでシールを貼る。15時01分、スキー場ゲレンデトップに着く。昔は2本あったリフトも、だいぶ前からリフトはこの1本だけである。
 昨年も八幡平山頂を目指したが、時間の制約もあり山頂まで至らなかった。今回は20〜30センチのラッセルが続いたものの、パワーのあるメンバーのお陰で無事山頂に到達することが出来た。昨年同様今年も後生掛温泉から歩いたのだが、スキー場のリフトを利用すればその分楽であるし、その方が一般的であろう。地形が平坦な八幡平は、ガスがかかるとルートを見失いやすいので要注意である。ツアー標識は所々にしか見つけることが出来ないので当てにはならない。地元の方によると、目印の竹竿は1月中旬に立てる予定とのことであった。樹氷は順調に成長中なので、もう少しで見頃になるだろうと思われた。(K.Ku)

概念図

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トラック 登り=赤 下り=青

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