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No5047
蔵王・刈田岳(中退)
山行種別 山スキー
ざおう・かっただけ 地形図

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山行期間 2015年1月18日(日)
コースタイム すみかわスキー場(9:26)→ゲレンデトップ(10:12)→ハイライン入口(11:52)→休憩(12:01,12:33)→ゲレンデトップ(13:18)→スキー場(14:08)
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すみかわスキー場よりスタート ゲレンデの端を登高 強風とガスでほとんど見えない(1530m)
キャット(雪上車)ツアーのボーダー達 今日ばかりはキャットが羨ましい 今日の山頂はハイライン入口とした
本日参加の4名 新滝沢では下りラッセル ラインを外すとこんな事に

行動記録
 脊梁山脈である蔵王では、厳冬期に風が穏やかな日は珍しいほどだ。低気圧の影響で日曜日も風が強いことはわかっていたが、せっかくの日曜日それを覚悟で山に行く。予報では1500m辺りで20m以上の風が吹くようだ。行き先は地元の刈田岳にしたが山頂到達は難しいと思われ、無理をせず行けるところまで行くことにした。
 すみかわスキー場よりスタート。いつものように観光道路とゲレンデの端を歩いてゲレンデトップへ。このスキー場は普段からスキーヤーは少ないのだが、特に今日はほとんど見かけない。まだ風は穏やかだが、ガスがかかり視界はあまり良くない。ゲレンデトップから中央コースへ進む。雪のうねりを避けながら樹林帯を歩いていく。途中で知り合いのガイドさん率いるお釜見学ツアーを追いつく。今日の天候ではお釜は無理だろう。中央コースは観光道路を横切り続く。さらに風は強くなりガスが濃くなってくる。ゴーグルはしているのだが、メガネの自分は曇ったり凍ったりで余計に見にくい。どっちみちガスでホワイトアウトに近いのだが。途中からエコーライン沿いに登る。井戸沢のカーブを過ぎたところに、キャットツアーのボーダー達がいた。20名近い人数で皆若いから元気なものだ。
 風は強いし寒いし見えないしの三重苦。時間も昼になったので、今日はハイライン入口を山頂とすることにした。少し戻って風の当たらないところで昼食休憩。下りはボーダー達と一緒になってしまい、しばらく相前後しながら滑る。お遊びで新滝沢に入ってみたが、深雪で下りラッセルとなってしまい余計な苦労をした。やれやれであるが、それもまた楽しいと思えないと山スキーはやってられない。結局、どこまで登れたのかわからないお釜見学ツアーの一行とキャットツアーのボーダー達を除けば、こんな状況で登ったのは我々以外にはいなかったようだ。
 覚悟して目指した刈田岳だったが、やはりというか予想どおりというか中途退却となった。こんな天候時はもっと低山がいいとは思うのだが、厳しい冬山であえて風に叩かれてみるのも一興であろう。とはいえ次回はもう少し滑りの多いところへ行きたいものである。(K.Ku)

ルート 登り=赤 下り=青

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