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No5071
鉢森山
1003.6m三等三角点峰
山行種別 山スキー
はちもりやま 地形図

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山行期間 2015年3月8日(日)
コースタイム 県道板谷米沢停車場線・送電線下車デポ地(9:51)→鉢森山取付点(11:03)→鉢森山(11:24,11:51)→県道板谷米沢停車場線・送電線下車デポ地(12:21)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
送電線のところから取り付く 小雨の降るあいにくの天気 ルートは開けている
送電線の下はオープンバーン 鉢森山のパラボラが見えてくる ルートを右に取り栗子スキー場の上部へと向かう
鉢森山の斜面に取り付く 比較的広い尾根だが雪庇側は切れ落ちている 上部から振り返って見る
山頂のパラボラは目の前だ 秩父宮登山記念碑 風も無く時間もあるのでゆっくり休憩
山頂付近は比較的滑りやすかった 山頂を振り返って見る 取り付き部の最後の急斜面
鉢森山にガスがかかった コースは開けている 送電線の下を滑る
緩斜面が多いが雪質によっては滑る あっと言う間に滑り降りてしまう 車デポ地点へと戻る

行動記録
 今日はショートコースの鉢森山へ出かけることにした。鉢森山は米沢市にある栗子スキー場上部の山で、山頂には三等三角点とパラボラがある。栗子スキー場は、福島から国道13号線を米沢へ向かい、東栗子トンネルを抜け、西栗子トンネルの手前左側にある。当初は板谷から鉢森山に登り、栗子スキー場に滑り降りてから登り返し板谷の車デポ地へ戻る予定だったが、あいにく小雨の降る悪天候に、鉢森山の往復だけでやめることにした。
 JR板谷駅を通り県道板谷米沢停車場線を登って行く。橋を渡り道路を2折れすると送電線があるので。ここを今日の出発点とする。鉢森山に登るには、県道を更に進み除雪終了点からスキー場上部へ真っ直ぐ進むルートと、送電線下の切り開きを利用して登るルートがある。どちらも広々とした雪原を登るので気分は良い。除雪終了点からのルートの方が距離は短いので、時間に合わせてルートを決めると良い。
 送電線下の待避所に車を駐め身支度を調える。今年は雪が多いのだろうか、道路の脇は3mほどの壁になっている。シャベルで登り口を作って取り付く。送電線の下に出ると切り開きが何処までも続いている。気温が高いので雪は悪く、踏むと少し割れる。帰りの滑りは良くないだろうと思いながらも、小雨の中を登って行く。往復で2時間ちょっとなので我慢して歩こう。
 取り付いてしばらく行くと右奥に鉢森山のパラボラアンテナが見える。送電線から離れて右に折れるのは、歩き始めて40分ほど過ぎたあたりだ。雨が雪に変わった。これで本格的に濡れないですみそうだ。
 除雪終了点からのコースを合わせたところで、送電線から離れで鉢森山へ方向を変える。こちらも幅の広い切り開きで、880m台地の手前まで続く。樹林帯に入り880m台地に右側から乗ると、鉢森山の尾根が目の前に迫る。右側がスキー場からの昔からのコースになっていてる。以前は古いツアーコースの標識もあったのだが確認できなかった。雪庇の張り出した急な尾根を登っていく。高度を上げると共に周りの山々が見えるようになる。天気が良ければ吾妻山県境尾根が手に取るように見える展望台となるはずなのだが、今日は残念ながらガスで見えない。パラボラが近づくと鉢森山の山頂は目の前である。
 尾根が緩やかになると広々とした鉢森山の山頂に着く。山頂には秩父宮登山記念碑があり、パラボラの西側には三等三角点がある。今まで気にもしなかったが、登山記念碑には大正12年3月11日と記されていた。東日本大震災と同じだったのだ。
 風が無く気温も高いので、ノンビリと昼食を取ってから下山することにした。いつの間にかボタン雪になっていた。下降ルートは登ってきた雪庇の尾根を降る。雪庇側はところによっては20mほど切れ落ちており、寄らないように慎重に下る。雪は思ったより悪くはない。取り付き点からは切り開きがスキー場のリフト降り場まで続くのだが、今日はスキー場に出ないで登ってきたルートを戻る。880m台地から昔の板谷駅へのツアーコースへと出る。切り開きは緩やかな広いゲレンデのようで開放感があるが、ガスが出てくると見通しがきかなくなるので注意が必要だ。送電線へ出たら左に折れて送電線下の切り開きを滑っていく。雪質が良いと気持ちよく滑ることが出来るのだが、雪が重く滑らない。雨が本降りにならないだけ良しとしよう。昼食休憩も含めて2時間30分の山行だった。
 このコースは、鉢森山の最後の登りを除いて、ほとんど緩斜面なので、山スキーが初めてと言う人の歩行訓練に適している。スキー場に降りても良いし、往復しても良い。県道の除雪終了点からの往復だと更に時間を短縮出来る。(I.I)

概念図

トラック 登り=赤 下り=青

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