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No5112
鳥海山・湯ノ台コース
行者岳 2159mピーク
山行種別 山スキー
ちょうかいさん・ゆのだいこーす 地形図

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山行期間 2015年5月2日(土)
コースタイム 駐車地点(7:50)→斜面取り付き(8:22)→マタフリ沢源頭・1480m(10:28)→行者岳(12:38)→伏拝岳(13:07,13:40)→滝ノ小屋(14:15,14:30)→駐車地点(15:30)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
駐車地点手前からの鳥海山 いつもと同じ地点から歩きだす 雪の上にはブナの芽鱗が落ちている
道路には所々雪が残っている 歩きが長い 驚くほど雪が少ない
宮様コースを登っていく 樹林帯を抜ける マタフリ沢源頭手前のトラバース
マタフリ沢源頭を見下ろす 山頂はまだまだ 標高1790m
2060mで雪が無くなった 登ってきた斜面を見下ろす 新山へ向かう◯樹さん
新山も雪が少ない 伏拝岳に会のパーティーが見える スプリットボードのSくん
スキーも山スキーも初シーズンのYくん  山スキー初シーズンのOさん 自分は6シーズン目
滝ノ小屋 3人揃った ヤニで滑らなくなったスキーで歩く

行動記録
 驚くほど今シーズンは雪解けが早い。鳥海山もかなり雪が少ないとの情報で、既に残雪は例年でいえば1ヶ月後くらいの状況だという。とはいえ、雪が全然無いわけじゃないので登ることは出来るだろうと、5月の2日・3日と鳥海山に行くことにした。コースはうちの会(福島登高会)が既に、前日入りで湯ノ台コースを計画していたので、便乗する形で当日入りの別パーティーを組んだ。自分にとって湯ノ台コースは通算3回目になる。
 自宅を出たのは午前4時。川崎インターで藤◯さんと合流し高速に乗る。途中ちょっと寄り道したせいもあり、現地に到着したのは7時半ほどになっていた。雪解けが早い今年はもっと上まで車で行けそうなのに、いつもと同じ第1カーブに少しばかりの残雪があり、そこが車での終点でありスキーの出発点となっている。停まっている車は10台ほどで、連休というのに思ったより少ない感じがする。湯ノ台コースは標高差が大きく、それが敬遠されるのかもしれない。カーブを曲がると鳥海山が目に入る。雪と地肌のまだら模様は、いつもより白が少ない。車道を時々ショートカットしながら30分ほど歩き、シール登高に切り替える。ブナ林を切り開いた宮様コースを登っていくと、太陽が頭上から照りつけまだ朝だというのにとにかく暑い。風も無いのでなおさら暑く感じる。
 やがて樹林帯を抜けると雪原が広がる。ずっと先の方に点々と人影が見える。今日はうちの会(福島登高会)の別パーティーが、我々より1時間20分ほど早くスタートしている。おそらく見えるのがそうだろう。マタフリ沢源頭手前のトラバース辺りから、◯樹さんがどんどん先行していく。以前はついて行けた自分だが、この頃は早々と諦めマイペースで登るようにしている。そうしないと山頂まで持たない。藤◯さんはさらに後方である。今日は行者岳への直登ルートで登っていく。勾配が増して辛い登りが続く。ヤブを越えた標高1620mで待ってくれていた◯樹さんと合流し、しばらくすると藤◯さんも到着。山頂は無理という藤◯さんとは後で滝ノ小屋前で集合することにした。2人で登りを再開するが、たちまち◯樹さんに離され一人旅となる。周囲にも数人、同じように単独で登っているスキーヤーがいる。ゆっくりでも登ればそのうち着くだろうと足を動かす。下からも見えていたので分かっていたが、標高2060mで雪が切れた。スキーを担いで100mの登りは足にこたえたが、やっと行者岳に到着。爽やかな笑顔の◯樹さんが待っていた。
 会のパーティーに電話すると、あちらもちょうど伏拝岳に到着したところだという。新山に登るという◯樹さんと別れ、外輪山を西へ回ると会のパーティーがいた。彼らの方も山頂手前で雪は切れたが、あと30mというところまでスキーで登れたようだ。下山は彼らと一緒に滑降する。滑り出しは急斜面だが、適度なザラメなので滑りやすい。会のパーティー9名中2人以外は、今シーズンから山スキーを始めた者や数年以内の経験なのに、果敢に滑っていく様は頼もしい。彼らとは1600m辺りで別れ、滝ノ小屋へ滑り降りると待っていた藤◯さんと無事合流。そのうち◯樹さんも滑ってきて3人が揃った。小屋からの滑降ルートは、往路を辿るのは面白くないので沢ルートにする。右へトラバースして1本滑り、宮様コースの尾根を横切ると左の荒木沢左岸を滑り降りる。滝のところから右に巻いて枝沢へ入り、1キロ弱下降すると荒木沢の橋のところで道路に出た。予想していたが、ヤニが付いて滑らなくなったのは先日の飯豊と同じだ。あとは道路沿いに適当にショートカットしながら駐車地点に戻った。(K.Ku)

概念図

ルート図 登り=赤 下り=青


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