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No5275
箕輪山東面
1718.5m三等三角点峰
山行種別 山スキー
みのわさんひがしめん 地形図

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山行期間 2016年2月26日(金)
コースタイム 国道115号東鴉川トンネル脇(8:24)→1292m標高点尾根(9:30)→尾根(10:14)→1600m地点(10:56)→箕輪山三角点(11:15,11:32)→国道115号東鴉川トンネル脇(12:09)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
出発時は山頂にガスがかかっていた 1292m標高点の尾根には雪庇が発達する 尾根に乗る前の急登部・標高1440mあたり
急登を突破し尾根に乗る 標高1600mに見える岩場を目指す 岩場から振り返る
向こうにも垂涎の斜面が 山頂のガスが消え始まる 三角点付近のエビの尻尾
滑走時は絶好の天気となった あっという間に車道に到着 駐車箇所に到着このあと山頂に雲がかかる

行動記録
 今回は安達太良連峰の最高峰である箕輪山を東尾根から目指す。昨年一度ルートを経験しており、確認の意味での山行である。午後に予定が入っており、いつものようにリミット設定がある山行となった。
 当日、天候は晴れているが、山を見ると雲がかかっており風もあるようだ。土湯の道の駅にて大○さんと待ち合わせ、そこから国道115号から野地温泉への分岐に車を移動させる。昨日までの新雪が5センチほど積もっており気温も低い。素早く準備を済ませスタートする。
 まず大きく迂回している道路の上部へショートカットするように林間を登る。一度道路に出て少し野地温泉方面へ歩き、沢状の窪部分から取り付く。道路から入るのだが雪が多い時は段差が大きく苦労するのだが、昨年と比べて今年は雪が少ないのであまり労せず登ることができた。
 まず1292m標高点の尾根を目指して進む。雪は柔らかく足首程度のラッセル。平坦な林間を進み、尾根に取り付くところではつづら折りに登る。尾根に取り付き少し進むと、やや勾配があり木の生えていない尾根が見えてくる。ここをクライマーズライト(向かって右側)の林間沿いを巻いて行くが、勾配が急であるため新雪の下部にある硬い雪の層で滑って苦労する。少し予定より早いがスキーアイゼンを履くことにする。スキーアイゼンを付けると労なく尾根に登り1292m地点に到達できた。ここから沢の源頭までは雪庇が発達する場所。なるべく雪庇に近づかないように進む。
 雪庇の箇所を通り過ぎて林間を少し進むと、このコース一番の急登に差し掛かる。雪崩を気にしつつ、1320mくらいまで標高を稼ぎそこから左へトラバース。ここも15センチほどの柔らかい雪の下は締まった硬い雪のため、油断すると滑落しそうになる。無事稜線の台地に乗るとあとは山頂を目指すだけだ。
 太陽も出てきてガスも取れる。午後から天気はぐずつく予報でピークハントは今がチャンスだ。台地の北端をなぞる様に登り、1600m付近の岩場を左から巻いて、緩やかな勾配のオーブンバーンを山頂目指して進む。三角点まではあっという間に到着。時間もあるので標識のある山頂に行ってみようと少し進むが、エビの尻尾が酷いので断念する。今日は三角点到達で良しとしよう。
 まだ天気は快晴だが急変の恐れもある。帰りはピストンで戻る。手早くシールを剥がし、一気に1500m地点まで滑り下りる。ときどき立ち止まり自分のシュプールを確認し自己満足に浸る。1500mから緩斜面を台地の端まで移動し、1440m地点から急勾配に飛び込む。ここも一気に滑り下り、雪庇は林間沿いに離れて通過。1292m地点の雪原も軽快に滑り下り林間部を通過するとあっという間に車道にぶつかる。
 今回はスキーが上手な大○さんが同行者であるため、自分の滑走に集中できる。むしろ自分が足を引っ張っている感があり、まだまだ精進が必要と感じる。車道から板を担ぎ少し歩く。ショートカットしてきたところから再び板を履き、狭い灌木の法面を下る。ここの下りは意外に難関で、スピードを出すとすぐ木にぶつかる。擦り傷を作りながらここを突破し、ようやく車に到着。予定通りに到着できたので箕輪山の山頂を見ながらゆっくり帰りの支度をしていたところ、だんだんと山頂の雲行きが怪しくなってきた。帰路につく頃には雲で山頂が全く隠れてしまった。行動中はすばらしい天気に恵まれ、只々幸運の神様に感謝するしかなかった。(S.Su)

概念図

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