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No5503
吾妻山・大沢下り
中大巓 1963.8m三等三角点峰
山行種別 山スキー
あづまやま・おおさわくだり 地形図

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山行期間 2017年3月13日(月)
コースタイム 福島(6:20)=大沢駅(7:10)=天元台湯元駅(7:50,8:20)=リフト終点(9:00,9:09)→中大巓(9:39,9:51)→人形石(9:58)→藤十郎のコル(10:36,10:47)→明月荘(11:40,12:10)→忠ちゃんころばし(12:48,13:11)→渋川(13:22)→砂盛(13:45,14:01)→吾妻山麓放牧場(14:35,14:42)→大沢駅分岐(15:00)→大沢駅(15:30,1545)=天元台湯元駅(16:15)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
天元台湯元駅 ロープウェイに乗り込む 平日のゲレンデに人はいない
リフトでゲレンデトップへ 樹氷を縫って中大巓を目指す 好天に恵まれて眺めは良い
西吾妻山方面が見通せる 人形石を通過する 斜面はシュカブラと深雪が交互に出てくる
弥兵衛平にあるツアー標識 広い雪原は悪天時は要注意だ 弥兵衛平避難小屋(明月荘)
前日のトレースに惑われて右に寄ってしまった コースをくじらの背に戻す 忠ちゃん転ばし手前でコンプレッションで弱層を確かめる
忠ちゃん転ばしを滑る 渋川から砂盛へ登り返す 途中で忠ちゃん転ばしを振り返って見る
林道も何とか滑ってくれる 吾妻山麓放牧場は良く滑り広いゲレンデのようだ 吾妻山麓放牧場の建屋脇で休憩
推進滑降で林道を進む 大沢駅手前で倒木に苦戦する 大沢スキー場跡に着く

行動記録
 土曜日からの好天がまだ続いている。晴天とまではいかないが薄曇りの中、和○さんと吾妻の大沢下りに向かった。山スキーはまだまだ未熟なのだが、今年はなるべくロングルートに挑戦しようと、先月は大平コースを滑って(転んで?)きた。山スキーとゲレンデスキーは違う。ゲレンデは常に同じ条件で滑れるが、山スキーは斜度、雪質がどんどん変化する。ゲレンデでできたことが山ではできない。でも、ゲレンデで練習しないことには山で滑れるわけがない。山スキーを終えるたびにもっと練習したい、長く滑りたいと思った。
 福島を出発し、大沢駅に1台をデポしてから天元台へ向かう。ロープウェイ、リフトを乗り継いでゲレンデトップへ。土日に入ったパーティーのトレースがしっかり残っている。樹氷を縫って中大巓へ向かい、山頂でシールを外して人形石へ向かう。次に藤十郎の右に巻いて東大巓とのコルへ滑り込む。シールを付け直して弥兵衛平の1830m辺りでツアー標識を見つけたら、進路をやや左に取り明月荘を目指す。
 明月荘には11時40分に着いた。ここで昼食、休憩とした。穏やかな天気で風も無く、広大な吾妻の絶景に抱かれなんとも贅沢なひと時を過ごす。
 明月荘からは、適度に樹間の空いた斜面を気持ち良く滑走する。雪質がいいので、自分が上達したかのような錯覚を覚える。所々で和○さんがルートを確認しながら滑る。渋川を右に見ながら尾根を滑り、忠ちゃんころばしの斜面上部へ入り込む。和○さんが「崩れたね」と言うので、ストップした足元を見ると新雪の部分が10〜20cmほど流れている。
 これから滑る忠ちゃん転ばしの斜面左側の樹林帯の際でCTを行った。結果はCT11↓12cm+、滑り面はキラキラと光る雲粒無し降雪結晶を含む新雪で、上載積雪の硬度もFのため、斜面の真ん中にもトレースはあるが、斜面の端の凸部分を滑ることにした。万が一雪崩れても自分が巻き込まれないようにするためだ。
 忠ちゃん転ばしを滑り降り、1370m付近で渋川を越え、シールを付け直して砂盛へと登り返す。土日のトレースがあちこちに残っている。ダケカンバの美しい林の中をトラバースすると砂盛手前のコルに出る。シールを外して滑りに入る。急斜面から林道へ滑り込み、途中、林道をショートカットしながら茂皮平から吾妻山麓放牧場の天然のゲレンデへ。良く滑り自分にとっては最高に幸せな斜面だった。
 牧場の建物のそばで小休止し、あとは林道をひたすら滑る。ほぼ推進滑降だが雪がそれほど悪くないので何とか滑ってくれる。鳥谷岳のすそ野を回り込み、標高520m地点で林道から分かれて右の大沢駅に続く道に入る。前を歩いていた自分は分岐に気付かず和○さんにホイッスルで呼び止められた。見逃さないように注意したい。大沢駅への道は幅も細く、左は崖、右は山肌が迫り倒木もあり、暗くなってからは危険な所だと思った。昔の大沢スキー場跡地を抜けると程なく大沢駅に着いた。
 デポして置いた車に乗り込み、天元台湯元駅へと車を取りに戻って解散となった。和○さんのおかげで無事に大沢下りを終えることができた。ありがとうございました。(T.F)

概念図

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