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No5721
西吾妻山
2035m標高点
山行種別  山スキー
にしあづまやま 地形図

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山行期間 2017年12月24日(日)
コースタイム 湯元駅(8:40)=天元台高原駅(8:46,9:03)=リフト終点(9:28,9:46)→稜線(10:08)→凡天岩(10:37)→西吾妻山(11:01,11:04)→西吾妻避難小屋11:15,11:40)→凡天岩(12:15)→天元台スキー場ゲレンデトップ(13:20)→天元台高原駅(13:46,14:13)→湯元駅(14:45)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
リフトでゲレンデトップへ 稜線に上がると視界はあるが崩れそうな雲行き 高層雲が太陽を遮る
凡天岩 西吾妻山が見通せる 西吾妻山の山頂
西吾妻避難小屋 Hさんパーティは若女平コースへ向かう 天元台へ戻るのだがホワイトアウトで視界は無い
スキー場トップに戻ったがガスで視界不良 ゲレンデ中間部にある無料休憩所「ホワイト」 天元台高原駅に何とか戻ったもののロープウェイは強風のため動かない

行動記録
 リハビリ2日目は相棒の佐○さんと2人で天元台から西吾妻山を目指した。今日の予想天気図は典型的な二つ玉低気圧で擬似好天がいつまで持ってくれるかがポイントだ。6年前の2011年3月11日に発生した東日本大震災の時と同じ気圧配置、その時も悪天で天元台に戻ったものの地震発生と共にリフトもロープウェイも止まって足止めされてしまったが、今回も強風でリフトもロープウェイも止まり天元台高原駅で足止めされてしまった。運転再開の目途も立たずオープン前の湯の平コースを滑ることとなった。
 予定通りに湯元駅に着き身支度をする。若女平を滑ると言うHさんパーティと一緒にロープウェイに乗り込む。天元台高原駅でHさん達とは別行動になる。私はサポートクラブの更新手続きとチケット購入のためアルツ天元台に寄った。これでHさん達とは20分ほど遅れて行動することになる。つがもりリフトでゲレンデトップに出てシールを付け登り始める。先行しているHさんパーティのトレースもあるので20分ほどで稜線に上がる。稜線に上がると視界はあるものの崩れそうな雲行き。高層雲が太陽を遮り天候は持っても2時間程度か。一旦コルまで下り、次に凡天岩を目指して登って行く。樹氷は出来ているものの、いつものモンスターになるにはもう少し時間が必要だ。凡天岩には10時37分に着いた。何とか西吾妻山の山頂は踏めそうだ。尾根伝いの樹氷帯はうねりがあるので、幾らか左寄りを歩く。西吾妻山の山頂には11時01分に着いた。広い何の目印もない西吾妻山は、GPSで確認しなければ何処が山頂か分からない。
 次に山頂部から西吾妻避難小屋へと向かう。山頂付近は背の低い樹木にエビの尻尾が付きうねっているのでスキーでの下降は大変だ。何とか一段高度を下げると小屋まではオープンバーンになっている。11時15分、西吾妻避難小屋に着く。ちょうど先行していたHさん達が若女平に向かって出発するところだった。見送ってから私たちは小屋に入り昼食休憩とした。小屋で休んだのは25分ほどだったが、表に出ると完全にホワイトアウトで視界は無くなっていた。予想はしていたが思ったより天候の崩れは速いようだ。焦らないで行動出来るのもGPSがあってのことである。GPSを確認すると電源が切れている。電源を入れ直すと西吾妻山の山頂でログは途切れていた。佐○さんのGPSがあるのでログはとれるだろうと思って見てもらうと、佐○さんのGPSも西吾妻の山頂で途切れている。こんな事ってあるのだろうか。
 天気が良ければ天狗岩を経由するつもりだったが、雪でトレースが消えてしまう前に往路に戻った方が良さそうだ。12時02分、西吾妻山と凡天岩間のトレースに戻りひと安心する。凡天岩から少し北に向かって緩斜面を進んでからコルに向けて滑降する。ホワイトアウトで地形が良く確認できない。相棒の佐○さんとは離れないようにしカモシカ展望台からスキー場へと滑り込む。雪は樹木の上に軽く載っているだけで、途中でミスコースして低木帯ではまってしまった。スキーは木の上に残ったまま逆立ち状態だ。脱出するのに10分も費やしてしまった。もっと夏道よりの林間を滑れば良かったのだが後の祭りである。スキー場トップには13時20分に着いた。ガスが酷くリフト降り場も霞んで見える状態だ。
 ゲレンデに出ても斜面が良く見えない。バランスを崩しつがもりゲレンデの下部で転倒してしまった。ゴーグルしていなかったので眼鏡を壊してしまった。眼鏡がないと何も分からないぐらい視力が悪いのでスペアーは常に携帯しているが、散々である。ゲレンデで何か異様さを感じながらも滑降を続け、トラブルもあったので天元台高原駅に戻る頃には13時46分になっていた。変に感じたのは強風のためリフトが動いていなかったのだ。ロープウェイに乗り込もうとしたらこちらも運転再開はいつになるか分からないと言う。アナウンスで運転再開が見込めないのでオープン前の湯の平コースを開放するので湯元駅まで下るようにとの案内がされた。滑ることについては特に注意はなかったので、歩く人に迷惑を掛けないようスピードを殺しながら湯元駅まで下った。駐車場に戻ると若女平を下ったHさん達の車はすでに無くなっていた。(和)

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