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No5748
安達太良山
1699.7m二等三角点峰
山行種別  山スキー
あだたらやま 地形図

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山行期間 2018年1月4日(木)
コースタイム 奥岳(9:20)→シリウスゲレンデトップ(9:57,10:05)→五葉松平(10:36)→薬師岳展望台(10:51)→仙女平分岐(11:36,11:43)→本山(12:29,13:07)仙女平分岐(13:22)→山頂駅(13:53)→奥岳(14:20)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
あだたら高原スキー場 奥岳登山口 馬車道の導標
シリウスゲレンデトップ 登山道を登り五葉松平へ向かう 昔のツアー標識
ゲレンデから急坂を登ると道は緩やかになる 五葉松平の標柱 薬師岳展望台
尾根伝いに本山を目指す 仙女平分岐 オープンナバーンに出ると風も多少出てくる
大斜面の上部を進む 本山への最後の登り 本山の山頂基部
山頂の二等三角点 山頂での集合写真 時おり雪雲で視界が悪くなる
山頂基部から滑降を開始する 雪は軽く良く滑ってくれる 順調に高度を下げると晴れ間も見えてくる
樹林帯を抜けると薬師岳 冬期運休のロープウェイ頂上駅 雪は深いが良く滑ってくれる
ノントラックの斜面を滑り降りる 佐○さんも飛ばしてくる 都○さんも快適に降りる
大○さんの滑りはいつ見ても気持ちが良い 杉○さんの滑りはいつも安定している あっと言う間に奥岳へ戻ってしまった

行動記録
 安達太良山の東面の降雪量はなかなか増えてくれない。いつまでも待っていられないので登ってみることにした。計画ではリフトを利用する予定だったが、前日になってもゴールドライリフトが運休のままだ。チケット売り場で確認するも、今日もリフト降り場の雪が無くて運休とのこと。歩いて登ることにした。
 登山計画書を提出し、奥岳登山口から馬車道を登り烏川橋手前からシリウスゲレンデ(旧烏川ゲレンデ)に入る。ゲレンデ内はきれいに圧雪してあり、リフト降り場ではスキー場の方が運転開始の準備をされていた。前日にも結構な降雪があり今日にも運転開始しそうだ。ゲレンデトップにはノンビリ歩いて登って45分ほどかかった。ゲレンデから登山道に入るが雪は降ったばかりで夏道の形がそのまま残っている。脇に逃げるわけにもいかず登るのに苦労する。五葉松平まで30分ほどかかってしまった。
 ハイマツ帯も雪が少なく歩きづらい。スノーシューの人はもっと苦労しているようで途中で先行させてもらう。薬師岳展望台まで来ると歩きやすくなる。樹林帯に入り尾根伝いに本山を目指す。仙女平分岐の岩はまだ埋もれていない。上空には雪雲がかかっている。山頂手前のオープンバーンに出たところで、まだ風は弱いがジャケットを着込む。高度をあげるとともに風が出て寒くなってきた。山頂基部でツェルトを被って休憩している人がいる。本当に寒そうだ。山頂基部の岩場まで登ってスキーをデポし、山頂部へ上がる。雪は少ないのだろう鎖がまだ雪の上に出ていた。山頂は風が強いのですぐに下山し、岩場の下で風を避けて昼食休憩とした。この時点で時間は13時を過ぎている。計画では振子沢を下る予定だったが、雪の少なさと時間からして今日は本山折り返しとする。
 シールを剥がし滑降に移る。山頂基部の尾根は石がでているが避けながら滑ることが出来そうだ。ガリガリの斜面を滑りオープンバーン上部のシュカブラを抜けると滑りやすくなる。ほどほどに締まっている斜面は快適に滑ることが出来たが、すぐに深雪の斜面に変わる。軽い雪なのでそう気にはならない。ゴヨウマツが出てくると雪は柔いが降雪量が少なく樹間が狭くなる。もう少し雪がほしい。薬師岳展望台手前からロープウェイ山頂駅へ下る。冬期営業を止めてから作業道以外はゲレンデ内の整備はされていないので、いずれ灌木類が生えて昔の自然に戻っていくのだろうか。
 あだたら高原スキー場の前身は、国設岳温泉スキー場として国有地を利用して運営されていた。また、くろがね小屋は現在の片流れ屋根の小屋ではなく切妻屋根の古い山小屋だった。子供の頃は現在の奥岳までの道路は無く、湯樋の道が登山道で、岳温泉から湯樋沿いに登り、烏川には橋は無くて飛び石で対岸に渡った。春の時期には下山の際、雪解けで増水した烏川が渡れずに抱っこされて渡った記憶がある。くろがね小屋に泊まりたくて困らせたのも思い出である。1963年に重石ゲレンデと甘酒台ゲレンデが出来て、現在の970m標高点までリフトで行けるようになった。奥岳にからまつ山荘があって一度だが二段ベットの蚕棚の部屋に泊まったことがある。時代も変わり国有林に作られたスキー場が国設と言う名称を使わなくなって久しい。最近はあだたら高原スキー場の標高でも雪はあまり多くないので、当時からすると本当に雪は少なくなったことが分かる。
 尾根伝いの作業道から今は使われていないゲレンデに入る。ノントラックの斜面は片斜面だが深雪だったので気持ちよく滑ることが出来きた。30分とかからないで奥岳の駐車場に戻った。五葉松平からゲレンデに入る場合は、薬師岳展望台から一段下がったところの東側急斜面のオープンバーンは、斜度があり雪の状態によっては雪崩を起こす危険があるので不用意には立ち入らないこと。夏道の五葉松平の標柱付近の窪地から降りて、ヘラクレスゲレンデ上部の沢状のところから斜面に入り込むようになる。この付近には昔のツアー標識もある。(和) 

概念図

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