Fukushima toukoukai Home page
No5742
会津駒ヶ岳
2132.6m一等三角点峰
山行種別  山スキー
あいづこまがだけ 地形図

トップ山スキー>会津駒ヶ岳

山行期間 2018年1月14日(日)
コースタイム 駐車場(7:20)→滝沢登山口(7:31)→会津駒ヶ岳(12:10,12:25)→滝沢登山口(14:05)→駐車場(14:10)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
登山者用駐車場にて準備を始める 道路からヘリポート跡へ向かって登る ヘリポート跡近くで休憩
樹林帯の尾根を登る 山頂手前のオープンバーンを登る 駒ヶ岳の山頂
1990m標高点付近 緩斜面は下りラッセルになる 休憩しているとダイヤモンドダストが見えた
雪は軽く気持ちよく滑ってくれる 滝沢登山口にある案内板 バンドで応急処置したブーツ、体重で負荷のかけ過ぎか

行動記録
 今回は、大○さんから今の時期の会津駒ヶ岳へ登りたいとの希望もあり、滑走距離、登り時間を考慮し両方に不安が無いメンバーでパーティを組んだ。会津駒ヶ岳(2133m)は滝沢登山口からの標高差が約1200m、距離は約6km程ある。斜度もあるの今の時期は雪が深いとラッセルを強いられる。自分と渡○さんは、冬の会津駒ヶ岳は初めてで不安もありHさんより1月での注意点などを事前に確認し無理をしない時間配分で計画をたてた。
 会津駒ヶ岳は、会津地方の南に位置している。去年オープンした道の駅「尾瀬檜枝岐」で車中泊をする事も考えたが、今回は早朝に福島を出発することにした。道の駅に寄ってから登山口手前にある登山者用駐車場に車を止める。駐車場では、単独の登山者がいて、自分たちが準備を始めると車から降り準備を始めた。7時20分、準備ができたので滝沢登山口へと向かう。登山口で、ヘリポート跡までのルートの打合せを行い登り始める。先日、ブーツトラブルがあり修理していた金○君なのだが、またもやウォークモードにならないと言う。しかたない、歩きづらいだろうがスキーモードで登るしかない。ヘリポート跡までは急登が続く。足元はクラストした雪の上に新雪が載った感じでいやらしい。雪面は切れないが不安なので距離を取って登って行く。トップは大○さん、続いて渡○さん、金○君と自分は先行する2人に離されてしまう。ヘリポート跡で小休止をとった。薄いガスがかかり近くの稜線は確認できるものの離れた山々は雲の中である。
 樹間は空いていてルートは取りやすいが、尾根に出てからは雪が深くなり、ヘリポート跡を過ぎるとラッセルは30cmから高度を上げるにつれて更に深くなる。標高2000m付近になると木々も樹間は更に広くなったが、雪は重く、風もあるのでじわじわと体力が奪われる。視界はあまり良くはない。駒の小屋手前で登山者が追いついてきたので先を譲ったが、30mぐらい歩いたところで登るのを諦めてしまった。あと30分も歩くと山頂を踏めるのに実に残念だ。先を譲らずルートを作ってあげた方がよかったのかもしれない。最後のオープンバーンをゆっくりとジグを切りながら高度を上げる。12時10分、4時間50分で駒ヶ岳の山頂に到着した。
 雪で埋まっている山頂の標柱を掘り出し写真を撮ってから滑降の準備をする。帰りのルートを確認し、大○さん、自分、金○君、渡○さんの順で滑り出す。重い新雪は滑ると膝あたりまで潜ってしまいスキートップが浮かない。思うように滑ることが出来ないうえに、今度は金○君がなかなか降りてこない・・・。
 金○君がふらふらしながら降りてきた。聞くとブーツがスキーモードにならないと言う。いつも間にかスキーモードがウォークモードになっていたとの事だが、確かめてみると単にブーツが壊れただけだった。滑るに支障ないように簡易的にバンドで固定して応急処置し滑降を続けた。高度を下げると視界が利いてきた。スノーボードのシュプールが出て来た。朝に道の駅で出会った方のシュプールのようだ。高度を下げ平らな所で昼食をとった。昼食の時にダイヤモンドダストを見た。外気温が-10度以下になっているのだろうが日差しがあって体感温度はそこまで寒く感じなかった。昼食をすませヘリポート跡を目指して滑走を始める。ここまで来ると求めていた軽くふっかふかの雪になる。この滑りが楽しくてまた雪山へ登ってしまう。金○君はブーツが破損しているのが疑わせるぐらい力の入った滑りをする。ヘリポート跡から下はクラストした雪の上に新雪が載っているポイントになる。少し距離を取りながら大○さん、金○君、自分、渡○さんの順で滑った。道路から上ノ沢に下ると沢の脇はうねっていた。沢側へ誤って滑り込まないように注意しながら滑り降り、滝沢登山口には14時05分に戻った。
 今回も、冷えた体を温めるべく近くにある燧の湯(20時30分まで受け付け、入浴料500円)にのんびりと入り、南会津にある道の駅きららでトマトアイスを食べ帰路についた。(柏)

概念図

電子国土webで見る

トラック 登り=赤 下り=青

 トップ



Copyright(C) 2018 福島登高会 All Rights Reserved.