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No5811
月山・姥ヶ岳
1670.1m三等三角点峰
山行種別    山スキー
がっさん・うばがだけ 地形図

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山行期間 2018年4月14日(土)
コースタイム
ネイチャーセンター(7:45,8:06)→標高1,250m地点(9:25)→姥ヶ岳(10:17,10:33)→金姥(10:40,10:50)→昼食(11:20,11:44)→湯殿山(12:20,12:31)→ネイチャーセンター(13:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
弓張平からの湯殿山と姥ヶ岳 ネイチャーセンターからスタート 石跳川沿いを歩く
湯殿山を見ながら進路を右へ
ブナの疎林を登る 滑ったら気持ちよさそうな斜面を登る
リフトは修復工事中で動いていない 姥ヶ岳の南斜面を登っていく 姥ヶ岳山頂
鳥海山が見える 湯殿山を見ながら西斜面を滑降 フラットで快適なバーン
装束場まで滑り降りる 湯殿山の尾根を登る 山頂まではアップダウンがある
山頂部の雪庇は崩れ始めている 山頂のツアーパーティー 左の2人は湯殿山初登頂
東斜面にドロップする 東斜面を滑る 石跳川へと滑り降りる
下の方は雪が重くなった 石跳川を戻る ネイチャーセンター到着

行動記録
 この週末は全国的に春の嵐との予報で、東北では土曜日夜から日曜日いっぱい強風となるらしい。そのため15日に予定していた月山肘折ツアーは翌週に延期することにした。14日も微妙な予報だったが、山は行ってみなければ分からないということで湯殿山に向かうことにした。朝から晴れていたので期待しながら高速を走っていると、月山がくっきりと見えてきたのでテンションが上がる。いずれ曇ってくるとは思うが、今日はガスがかからず持ってくれればいいと祈るような気持ちだ。
 志津温泉を過ぎて県道月山志津線からスタート地点となるネイチャーセンターへと入る。バリケードがあったのでUターンスペースを確保して道路脇に車を停めた。先客はまだ1台のみ。準備をしていると大○さんが到着。ネイチャーセンター前の雪壁を登るのかと思ったが、ちゃんと切り崩されてスロープになっていた。石跳川沿いに歩いていき、右手の斜面がなだらかになったところで姥ヶ岳へと進路を変える。昨日は降雪があったようで薄く新雪がのっている斜面を登っていく。ブナの疎林でツリーランには最適の斜面だ。やがて開けた斜面となり斜度が増してきたのでジグを切って登る。急斜面の登りになると若い大○さんに離されてしまう。30歳の年齢差を感じつつマイペースで登ろう。
 斜度が緩むと右手にリフトが見えてきた。月山スキー場は8日にオープンの予定だったが、リフト支柱の1本に傾きが発生していることが確認され修復工事中なのだ。例年なら大勢のスキーヤーやボーダーで賑わっているはずだが、リフトが動かないので一般スキーヤーはわずかで、他は山スキーに山ボーダーが点々と見えるだけだ。姥ヶ岳の広い斜面を登っていくと、山頂に近づくにつれて辺りに人が増えてくる。ネイチャーセンターをスタートしてから2時間と11分で姥ヶ岳山頂に到着。思ったよりも時間がかからなかった。今日は高曇りで視界があるので鳥海山がくっきりと見えている。湯殿山のほうに移動して姥ヶ岳の西斜面を覗いてみる。山頂部のヤブを少し漕げば滑ることは問題なさそうだが、とりあえず金姥まで移動してみる。金姥の直下を右から巻こうと思ったがガリガリの固い急斜面で難しそうだ。それではと山頂からヤブを漕いでみたところ、さほど苦労せずに雪面に降りることができた。眼下には石跳川源頭までの大斜面が広がる。雪は少し硬いがフラットなバーンで板が走る。50代のおっさん3人も歓声を上げながら滑り降りる。
 石跳川源頭にある装束場付近までの標高差300mもスキーならあっという間だ。シールを貼って湯殿山のほうに少し登り、風を避けられるコブの陰で昼食タイムとした。見ていると姥ヶ岳西斜面を蟻のような黒い点が降りてくる。我々より先行して滑り降りたのは1人だけのようだが、後からいくつものパーティーが滑り降りてきたようだ。デザートにK藤さん提供のいちごで昼食を終えると、湯殿山の急な尾根筋を登り始める。シールで十分登れる斜度だが風が当たるのでちょっと歩きにくい。標高1,490mになると平坦になり、雪庇に注意しながら何回かアップダウンを繰り返すと湯殿山の山頂だ。ネイチャーセンターから登ってきたのであろうツアーパーティーの一団がいた。さらに登ってくる人もいて賑やかな山頂となった。
 山頂からは東斜面を滑ることにした。斜度があり魅力的な斜面だが、大きなクラックが入り雪崩れることもある斜面だ。今日はクラックもなく気温もそれほど上がっていないので比較的安全だろうと判断した。今日のメンバーはいずれもスキー技術に不安はないが、斜面チェックも兼ねて自分がトップで滑ることにした。雪庇の端を軽く飛んで斜面に降りるとスキーをフォールラインに落とす。新雪が薄く乗っているがその下はザラメに近い感じだ。比較的滑りやすい斜面で気持ちよくターンを刻んでいく。斜面下部は新雪が重くなり滑りにくくなったが、まずまず快適な滑降となった。登り返してもう1本滑りたいほどだが、何事も腹八分目が大事と思い直して下山することにした。石跳川沿いは緩勾配だが思ったよりスキーが走ってくれる。ネイチャーセンターに到着して今日のツアーも終了。道路脇には駐車車両が10台ほどに増えていた。(熊)

.概念図


.ルート図 登り=赤 下り=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、 第353号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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