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No5818
鳥海山・笙ヶ岳
1635.1m二等三角点峰
山行種別    山スキー
ちょうかいさん・しょうがだけ 地形図

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山行期間 2018年4月28日(土)
コースタイム
大平登山口(12:25)→笙ガ岳V峰(13:56)→U峰(14:04)→鳥海湖(15:00)→大平登山口(15:57)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
大平登山口 夏道ルートで登る ちょっとルートミス
笙ガ岳V峰が見えてきた 左手には新山と外輪山 V峰からの眺め
雪庇が発達している V峰を滑降するグループ
U峰よりドロップ フラットで滑りやすい斜面だ 素晴らしい斜面だった
V峰に登り返すグループ 鳥海湖を歩いてみる 御浜小屋
赤旗ルートで滑り降りる 北側に出てしまった 道路を歩いて戻る

行動記録
 鳥海山ツアー1日目は移動もあるので吹浦口からの半日コースとした。吹浦口は7年ぶり2度目になるが、まだ笙ガ岳を滑ったことが無かったのでこの機会にと思った。27日に開通したという鳥海ブルーラインを走り、大平山荘から1キロほどのヘアピンカーブを過ぎたところが吹浦口の大平登山口だ。GWに入ったので満車かと心配したが、意外や15台ほどの駐車スペースには余裕がある。雪壁を削って作られた階段を登りスタートする。ほぼ夏道沿いに付いているトレースに従い登っていくと、露出した笹で進路を阻まれ2度笹を踏んで越えた。左手から回り込めばそんなことはなかった様子。急ぐ行程でもないので、広がる景色を眺めながらゆったりした気分で登っていく。やがて笙ガ岳V峰が見えてきたのでトレースを離れてダイレクトに目指す。それにしても広大だ。下山口を問わなければ緩やかに広がる斜面はどこでも滑ることができる。鳥海山ならではの景観だ。V峰の左手から外輪山と新山が徐々にせりあがってくる。吹浦口から1日かけての新山往復もまたやってみたいものだ。
 若さ溢れる大Оさんに先行してもらいながらV峰に到着。眼前には新山と外輪山が圧倒的な存在感だ。数人のグループがいてドローンで自分たちの滑降を撮影している様子。そんな時代なのだなと今どきの人達がちょっと羨ましい。自分としてはドローンは遭難者の捜索時に役立つ場面がありそうだなと思う。笙ガ岳は雪庇が発達しており、自分としては蔵王の屏風岳を思い起こさせるが斜面はこちらの方が均一で滑らかだ。本峰のある南へと移動していくとU峰でドロップポイントを見つけたので滑降準備。斜面下には滑降を終えたパーティーがいる。スキーのトップを斜面に落とすと重力に任せて風を切る。斜度は30数度のザラメでフラットな斜面は整備したゲレンデのように快適だ。落差は200mほどなので滑降はあっという間に終わる。続いて滑ってきた大Оさんだが彼女としては不本意な滑りだったようだ。ではもう1本と行きたいが時間の関係で今日はこれで終わりだ。例のグループはまた滑るためV峰に登り返していった。
 鳥海湖を見たかったのでシールを貼って向かう。今はまだ凍り付き雪原となっている湖面に降りて歩いてみた。御浜小屋まで登るとやや風が強くなってきた。シールを剥がすと快適な緩斜面の滑降が続く。赤旗を追って気持ちよく滑っていくと、登山口より600mほど北側の登り口に誘導されてしまった。途中からトラバースしたが結局無理となり、2m以上の雪壁を強引に道路へ降りる羽目になった。なお、この北側の登り口の方が駐車スペースも広くて取り付きも容易だが、そのぶんGWは満車になるのも早いかもしれない。今日のルートは笙ガ岳も滑って所用時間3時間半と、半日ツアーとしてはほど良い感じで良いコースだった。(熊)
※鳥海ブルーラインは例年5月20日ごろまで17:00〜翌朝8:00まで夜間通行止めとなるので下山時間に注意されたい。

.概念図

.ルート図 登り=赤 下り=青
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、 第353号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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