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No5824
大雪山・旭岳
2290.9m一等三角点峰
山行種別  山スキー
たいせつざん・あさひだけ 地形図

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山行期間 2018年5月4日(金)
コースタイム 旭岳山麓駅(8:55)=姿見駅(9:05,9:12)→旭岳石室(9:24,9:30)→スキーデポ地点・標高2010m(10:49,10:56)→金庫岩(11:45)→旭岳(12:01,12:03)→金庫岩(12:10)→スキーデポ地点(12:29,12:37)→旭岳石室(13:20)→山麓駅(13:45)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
途中の待避所より旭岳を望む ロープウェイの営業時間 朝日川駅行きのバス時刻表
コース、ハザードマップ ロープウェイで姿見駅へ まもなく姿見駅到着
姿見池へと向かう 山頂へ向かって登る・標高1860m付近 石の上に新雪が載った状態
スキーを脱いで山頂を目指す もう少しで旭岳山頂・標高2200m付近 旭岳山頂・展望は無い
自撮りで集合写真 天女ヶ原へオープンバーンを滑り降りる 圧雪されたコースを滑る

行動記録
 今回は、昨年まで福島にいた山仲間の元へ遊びに行くついでに、旭岳を滑る計画を立てた。忠別湖を越え旭岳ロープウェイへ向かうと段々と道路脇に雪が出てくる。道路には雪がないのだが早朝に向かうのであればスタッドレスタイヤの方がいいかも知れない。
 山麓駅がオープンし入山届に記入を済ませ8時55分にロープウェイに乗り込み、9時05分に姿見駅へと着く。姿見駅を出て旭岳を望むが全く眺望がない・・・・・。先ほどまで見えていた山頂が全くみえなくなってしまった。天気予報では、午後から天候が悪くなる予定で、当初計画していた熊ヶ岳を諦め、旭岳のピストンに変更することにして登山準備を始める。
 まずは姿見の池へと向かう。前日に降った新しい雪が載っている。その下にあるベースとなっている雪も湿った雪だが福島の雪質とは違い歩きやすい。パウダーとまで行かないが新雪の気持ちいい感触を味わいながら姿見の池へと向かう。姿見の池へは9時半前に着いたのだが、ホワイトアウトで10m先もみえないぐらいただ。地獄谷の噴気活動の音は聞こえるものの煙りが見えない。ホワイトアウトの中、右の尾根にある登山道の鉄杭を見ながら少しずつ高度をあげて行く。地形図では左手側は、窪になっているので雪庇があるだろうと想定し、あまり寄らないように注意する。ホワイトアウトが少し薄くなったて視界が多少出たら次の目測物を決めるようにし、現在地を確認しながらゆっくり高度をあげる。この作業を何度も繰り返して行くと、ごろ石を縫うように高度をあげるようになる。
 天候はだんだん悪くなり久しぶりの厳冬期の厳しさを肌で感じながら登る。岩場が露出し雪も少なくなってきたのでスキー板をデポし頂上を目指すことにした。本来であれば板を担いで頂上を目指し左側の尾根付近を滑走したかったのだが、今回は初めてのルートでホワイトアウトで視界もないので滑走は諦めピークハントに変更だ。
 新雪のすぐ下は砂利でアイゼンが無くても登れそうだが、2000mあたりから凍っているので右側へ転ぶと滑落の心配があるためアイゼンを付け足元に注意ながらゆっくりゆっくり高度をあげ頂上へと向かった。12時01分、旭岳の頂上へ立ったのだが全く眺望が望めず、残念だが展望は次回訪れたときの課題に残しておこう。
 ホワイトアウトの中、足元を確認しながらゆっくりと高度を下げてスキー板をデポした場所へ向かう。岩場を過ぎるまでは板を担ぎ転ばないように降りていく。露出している岩が少なくなってきたら板を履き姿見の池へ向かう。相変わらずのホワイトアウトで、方向を見失わないようにGPSで現在地を確認しながら少しずつ高度を下げて行く。
 姿見駅付近まで高度を下げると、麓の方は先程までの悪天候が嘘のようにガスは無くなるのだが、山頂部はホワイトアウトのままである。下山する時にすれ違った登山者の方が少し心配である。姿見駅からはスキーコースになっていて圧雪してある。少し外れた圧雪されていない場所の雪の感触を楽しみながら滑り降りた。A〜Bコースは夏の登山道上で、天女ヶ原を過ぎたあたりから雪が汚れてきて板が滑らなくなる・・・・・。13時45分、無事山麓駅へ到着。後ろを振り返り山頂部を見上げるが、旭岳の頂上はガスに覆われて見ることが出来なかった。後ろ髪を引かれる思いで旭岳を後にした。(柏)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 登り=赤 下り=青

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