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No5829 |
北アルプス・金山沢
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山行種別 山スキー |
きたあるぷす・かなやまざわ |
地形図 |
山行期間 |
2018年5月6日(日) |
コースタイム |
猿倉登山口駐車場(5:55)→長走沢出合(6:31)→金山沢出合(6:49)→デブリ・標高1550m雪渓崩落箇所(7:14)→標高1950m・休憩(8:44,9:00)→クラック・ロスタイム(9:16〜10:19)→2301m台地(11:29〜13:08)滑降開始→標高2000m・喉(13:20)→デブリ箇所(13:47〜14:00)→金山沢出合(14:04)→猿倉登山口駐車場(14:27) |
写真 |
写真は拡大して見ることが出来ます |
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猿倉登山口の登山者用駐車場 |
作業道から歩き始める |
雪は汚いが今の時期はしかたがない |
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国立公園・猿倉の表示 |
金山沢の右岸の尾根は小蓮華山へと連なる |
長走沢は砂防ダムが顔を出し始めた |
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北股入の金山沢出合 |
金山沢を登り始める |
沢が顔を出しデブリも確認できる・標高1550m付近 |
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さてどうルートをとったら良いものやら |
金山沢から小日向山からの双子尾根を見る |
クラックに捕まり仕方なくスキーを背負う |
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船越ノ頭が見えてきた |
振り返ると杓子岳と鎗ヶ岳が見える |
2301m台地で女子2名と合流 |
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金山沢の滑降を開始する |
吸い込まれそうな斜面 |
どこまでも広いオープンバーン |
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快適に高度を下げる |
雪渓に土砂が入り込んでくる |
見た目は汚い雪だが滑ってくれる |
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雨水で出来た大きな溝が横切る |
1600m付近まで高度を下げる |
ここまで来ると出合も近い |
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金山沢出合に降り立つ |
対岸の作業道に上がる |
途中で1回だけスキーを脱ぐが駐車場まで雪は繋がっていた |
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猿倉荘への夏道分岐標識 |
駐車場まで滑り降りる |
道路の脇にはニリンソウが群生していた |
行動記録 |
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今日は一人でノンビリ、金山沢を登ることにした。女子会2名が前日に朝日岳を登って今日蓮華温泉から登り返して金山沢を下るというので回収サポートを兼ねることにした。当初はご一緒する予定で蓮華温泉の予約まで取ってもらっていたのだが、急遽の孫を預かりで低山散策と植物観察と虫取り(まあ、ここまでは得意分野ではあるが)、児童公園のお相手と風呂入れまで担当させられたことと、ここ2ヶ月ぐらい膝痛が酷く、自宅階段の登り降りも辛いこともあって今回は無理をしないことにした。登る時とスキー滑降の時は痛みを感じないのは気持ちの持ちようか。
猿倉の駐車場を5時55分に歩き出す。船越ノ頭下部で11時30分合流予定なので時間は充分ある。最初は砂防工事専用道路を登って行く。猿倉荘からの夏道が合わさる手前で少し雪が切れたが上部は雪が繋がっていた。長走沢出合は6時31分に通過。金山沢出合には6時49分に着いた。猿倉の駐車場には登山者よりも山スキーの人が多く、そのほとんど人は白馬雪渓に向かったようでだ。早朝に出発するひとの中には杓子沢から長走沢を滑る人もいる。このエリア、金山沢を滑る人も多いが、その殆どが栂池から入っているようで、金山沢を登る人は少ない。
出合からスキーアイゼンをつけて登り始める。30分も過ぎないうちに沢が顔を出し左側のデブリで行く手を阻まれる。スキーを背負ってデブリ越える。雪が多い年だったら沢が埋まっているので、そのまま登れそうである。スキーを履きなおして登り続ける。急ぐ必要も無いのでゆっくりと高度を上げる。危険な箇所もなく雪も緩んでシールも良く効いてくれる。
上部を見上げると急斜面の喉になっている。どうルートをとったら良いものかと思案して、喉の急斜面を嫌って左に振ったら痛恨のルートミス、縦のクラックに捕まってしまった。ここまで標高差600mを2時間で登ってきたので、ゆっくりペースとしては予定通りだったのだが、ここで戦意喪失。やる気を無くしスキーを背負ったり、雪壁にスコップでステップを切ったりで休憩を含めて1時間ほどロスしてしまった。最初から素直に喉の急斜面を登っていれば通過に要する時間は15分ぐらいだったろうか。
上部もほどほどの急斜面だが特に問題無く登って行ける。次に2301m台地に向かって右にトラバースしながらルートを取り、オープンバーンに出たら沢伝いに登って行く。2301m台地には11時29分に着いた。時間の掛かりすぎである。普通の人だったら、もう1時間30分は早く登ってこれると思う。
待ち合わせの二人は時間が過ぎても降りてこない。電話が繋がると白馬大池までのルートが雪が途切れて思ったより時間が掛かっているとのこと。船越ノ頭まで登ろうかとも頭をよぎったが、のどかな天気と先ほどの戦意喪失でやる気はゼロ、台地で2人が降りてくるのを待つことにした。
待つこと1時間30分、無事に合流して13時に金山沢の下降に入る。トップは女子組リーダーの大○さん。台地から吸い込まれるように金山沢の源頭部へと滑り込む。昨日振った新しくて白い雪はブレーキがかかって滑りにくいが、汚れた古い雪の部分は良く滑ってくれる。大○さんは気持ちよくターンを繰り返しながら一気に高度を下げる。会に入ってから山スキーを覚えた薄○さんは、経験を積むごとに滑りが安定してきたようだ。二人とも安心して見ていられる。
登ってくるときにルート取りを失敗した喉の急斜面もスキーで下降するには特に問題もなく、難なく通過する。デブリでスキーを脱ぐ以外は滑りに支障するところはなく、台地から金山沢出合まで、ゆっくり滑っても1時間程で降りることが出来た。砂防工事専用道路は、時々推進滑降になるものの全体的には良く滑ってくれた。駐車場には14時27分に着いた。2301m台地から1時間20分で戻ることが出来た。女子2名の体力は大したものだ。二人を栂池高原の駐車場に送り届け、今日のお役目は無事終了である。 |
概念図 |
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傾斜量区分図(雪崩)
トラック |
登り=赤 下り=青 |
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