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No5979
西吾妻山
2035m標高点
山行種別    山スキー
にしあづまやま 地形図

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山行期間 2019年1月5日(土)
コースタイム
グランデコスキー場(7:30,8:43)=第4リフト終点(9:09,9:20)→西大巓(10:58)→西吾妻小屋(12:26,12:51)→西吾妻山(13:23)→西大巓(14:29)→第3リフト終点(15:40)→グランデコスキーセンター(16:00)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
第4リフト終点からスタート トレースを辿る ガスで視界が良くない
西大巓山頂 東斜面の滑降(西○さん) 芳○さん
三○さん 合流して西吾妻小屋へ向かう 西吾妻小屋に到着
西吾妻山のピークへはうねりで歩き難い 西吾妻山頂 山頂からシールのまま下山する
西大巓からの樹林帯の滑降 今日も良い雪だった 第3リフト終点に出る

行動記録
 5日は鈴○さんの計画に参加させてもらった。3日は西大巓までだったが今回は西吾妻山までの計画である。しかし、予報では稜線上で20数メートルの強風となっている。そんな風ではとても樹林帯より上には行けそうもない。敗退も覚悟して現地に向かうことにした。パーティーは10人の大所帯となった。お馴染みのメンバーに加え、不忘山で一緒になった三○さんと今回初めて一緒になる西○さんである。
 グランデコスキー場には7時半頃到着したが、ちょっとしたアクシデントでスタートが30分ほど遅れた。第4リフト終点からシール登高開始。一昨日からの降雪は10センチもないようで、トレースが残っているのでラッセルいらずだ。10人の中には初心者及び久しぶりのメンバーもいるのでペースはゆっくり。樹林帯を登っていき偽ピークを左に巻いて南斜面のオープンバーンに出る。登るに従ってガスが徐々に濃くなってきた。ひと登りすると山頂だ。一昨日と同じように風は弱く穏やか。ここでシールを付けたまま下る5人と東斜面を滑る5人に分かれる。
 ガスで雪面が良く見えないが一人ずつそれぞれのラインで滑り降りる。シールを貼って斜面をトラバースし他の5人と合流する。樹林帯へ入るとうねりで歩きにくいので斜面の肩を歩いていく。頃合いを見て進路を左に振って進むと、ガスの中にぼんやりと西吾妻小屋が見えてきた。以前はガスがかかっていると小屋を見つけるのに難儀することも多かったが、今はGPSがあるのでだいぶ楽になった。2階の冬季入り口から中に入り昼食とする。我々パーティーの貸切りだ。西吾妻山へ向かう6人は昼食を済ませるとすぐ出発する。ガスの中コンパスとGPSで山頂を目指すが、樹林間の雪のうねりが大きくはなはだ歩きにくい。山頂まで20分ほどと考えていたが30分もかかってしまった。山頂の目印となるものはないのでGPSで山頂を確認する。
 折り返して既に小屋を出たであろう4人を追うと、西大巓の山頂手前で追いついた。相変わらずガスなのでシールを剥がすとすぐ下山にかかる。樹林の中ではパーティーがばらけない様に下降する必要があるが、お互いが見えにくいので10人もいると結構大変だ。林間を滑ることに慣れていないメンバーもいるので、少し滑っては待つという具合に刻みながら下降する。雪は柔らかくふかふかで滑るには最高の雪質。積雪量がもっと増えればさらに快適なツリーランができるだろう。予定どおり第3リフト終点に出てゲレンデを滑り降りる。いつものことだがゲレンデの固さにたちまち足に疲れを感じてしまう。カウンターに下山報告して終了。
 さて、西○さんは山スキーを始めたばかりでまだ数回目の様だが、冬山に深く入ったのは今回が初めてになる。まったくの自然の斜面を滑ったのもほぼ初めての様だが、西大巓の東斜面をやすやすと滑って見せてくれた。ゲレンデスキーがそこそこできたとしても自然の斜面ではそうはいかないのだが、競技スキーをやっていたこともある西○さんはすぐ適応したのだ。やはり基礎がしっかりできている人は違うなと唸るばかりである。また、テレマークの三○さんは30代だが山スキーの経験が豊富のようで、滑りも上手く安定していて感心しながら見ていた。聞くと大学時代は山スキー部に所属し、現在ガイドも目指して勉強中とのことで納得である。5日は会津駒ヶ岳に行っていた我が会の○島さんも、若い女子ながら最近はほぼ毎回自分で計画して山スキーに行っているし、何となく次世代へのバトンタッチを意識するようになった今日この頃である。(熊)

概念図

ルート図 .
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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