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No5990
安達太良山
1699.7m三等三角点峰
山行種別    山スキー
あだたらやま 地形図

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山行期間 2019年1月20日(日)
コースタイム
塩沢登山口・塩沢スキー場(4:40)→ゲレンデトップ・ツアーコース入口(5:11)→勢至平・待機(6:27,7:45)→勢至平分岐(7:49)→峰ノ辻(8:51,8:53)→牛ノ背(9:15)→本山(9:38,9:55)→船明神分岐(10:12)→烏川右俣源頭(10:19)→積雪観察・CTテスト・滑降→振子沢源頭(11:28,11:37)→振子沢登山道出合・訓練(11:39,12:09)→振子沢馬車道出合(12:21,12:29)→勢至平(12:54,13:32)→休憩(13:50,14:02)→塩沢スキー場・ゲレンデトップ(15:06,15:21)→塩沢スキー場・登山口(15:32)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
麓の街明かりを見ながら登る 八丁林のツアー標識 間もなく朝日が昇る
八丁林から勢至平へ抜ける 勢至平から峰ノ辻を目指す 峰ノ辻に到着
峰ノ辻から牛ノ背へ 牛ノ背に到着 船明神分岐から本山へ
スキーをデポして本山へ登る 山頂での集合写真 烏川右俣源頭へ移動する
積雪断面観測とコンプレッションテスト 烏川右俣源頭をひと滑り 振子沢源頭に回り込み滑り出す
気持ちの良いオープンバーン ストックでを使った滑落停止の練習をする あるものは何でも使う
夏道沿いにくろがね小屋へと下る くろがね小屋が見えてきた 八丁林の下り
ツアーコースは塩沢スキー場の上部に出る ゲレンデトップで遅れたメンバーを待つ ブッシュに引っかけてバックルが壊れた

行動記録
 前日から入っているメーバーに追いつくため塩沢登山口を4時40分に出発した。朝といってもまだ暗くヘッドランプを付けの行動である。毎年何回かは使うルートなので視界が無くてもヘッドランプがあれば行動出来る。当然だがリフトはまだ動く時間ではない。ゲレンデトップまで登り八丁林のツアーコースに入る。このルートは古いツアーコースなので途中わかりづらい場所もあるが注意する所はわかっているので初めて歩くメンバーに声をかけながら進む。年末に下見にきた時よりも雪がしまって少ないような気がする。例年の時期と比べると1mは少ない感じで藪が酷い。
 ツアーコースはかつての作業道で、切通にはなっているのだがまだ雪が少なく上手くルートを取らないと藪が濃くて歩きづらい。安達太良山は、登るには良いのだが、最近では雪が少なく、スキーを滑りにはあまり向かなくなってきたとも言える。安達太良らのツアーコースはいずれも古いもので特に整備されているわけではないので灌木が伸び、スキーを楽しむことの出来るルートはめっきり減ってしまった。
 勢至平の手前で前日から入山していたメンバーと合流する。朝食がまだ終わっていないようで、準備が終わるまで1時間以上待つことになった。ここからは前日組と一緒に本山へ向かうことになる。勢至平分岐から峰ノ辻へと向かう。やはり雪は少なく途中の灌木帯の通過が煩わしい。峰ノ辻から烏川右俣源頭を横切って牛の背に出る。船明神分岐から本山へと進むのだが牛ノ背は、シュカブラが多く普段の風の強さを物語っている。本山手前は特に風が強く雪付きが悪いので板をデポして薬師岳へ伸びる尾根にトラバースしてから本山へと登る。
 山頂で集合写真を撮ってから下山をする。スキーデポ地点まで戻り、シュカブラの酷い牛ノ背を船明神分岐まで戻ってから烏川右俣源頭に移動する。ここでスノーピットを掘りコンプレッションテストで雪崩判断を行った。これも合宿の訓練のひとつである。弱層テストの後は烏川右俣源頭をひと滑りして、矢筈森の基部まで登り返す。ここからいよいよ振子沢のオープンバーンである。このルートではここだけがオープンバーンで安達太良の山スキーが楽しめる所である。滑走後久しぶりに滑りを褒められとても嬉しかった。褒められると伸びる人である(笑)
 ひと滑りした後は振子沢の端部でキックステップや滑落停止の雪上訓練を行う。滑落停止もピッケルやウイペットを使ったやり方や、何も持たない時の滑落停止の方法もあるが、今回はストックを使った練習を行った。覚えておいて損は無い。勢至平へ下るルートは雪が少なく灌木が酷いので、滑落停止の練習を終え、下りはくろがね小屋の方へルートを変更した。水道小屋跡へと下るが、途中雪が無く岩が露出しており板を傷つけてしまった人もいた。小屋手前でシールを貼り直し馬車道を通って勢至平へ戻った。
 勢至平から八丁林に入り塩沢スキー場へと向かう。途中で藪にブーツをぶつけていたみたいで右足のバックルが壊れてしまい固定ができないまま滑るはめになってしまった。勢至平から八丁林までは緩斜面で、塩沢スキー場に下るところが片斜面の急坂になる。時間があれば補修しようかと思ったが、先行者が藪で悪戦苦闘し時間がかかっている。この程度のスピードなら片足が固定されていなくても滑走は出来そうだ。泊まり装備を背負っての滑降が慣れないメンバーもいて、足に来ているようで転び転びの状態だ。そんなわけで下りは思いのほか時間がかかったと思う。スキー場のゲレンデトップには15時06分到着、遅れて滑ってくるメンバーを待って塩沢登山口には15時32分に戻った。ブーツは壊れたが無事に下山できた。(柏)

.概念図
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傾斜量区分図(雪崩)
.ルート図 登り=赤 下り=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平30情複、 第400号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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