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No6224
湯殿山
1500m標高点
山行種別    山スキー
ゆどのさん 地形図

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山行期間 2020年1月4日(土)
コースタイム
志津(8:52)→カワクルミ沼下(10:56)→森林限界・1,250m(12:07)→湯殿山(13:06,13:20)→南斜面滑降→カワクルミ下(14:38,14:56)→志津(15:50)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
志津をスタート まだまだ少ない積雪量 ノントレースでラッセルが続く
急斜面のラッセル 米沢のTさんも加わる ブナ林を歩いていく
森林限界の上に出る シールを効かせて急斜面を登る 尾根は風で固く締まっている
山頂 南斜面を滑る まだ雪は少ないがフラットなバーン
下部はトラバース気味に 往路のトレースを目指す シール歩行で戻る

行動記録
 あまりにも雪が降らないので吾妻・安達太良方面はいまだに山スキーができない。日帰り圏内で考えると月山周辺ということになってしまうが、姥ヶ岳はこの1箇月で3回も行ったので湯殿山に行ってみることにした。雪不足で石跳川が全然埋まっていないので渡渉が厳しいとの情報もあり、今回は石跳川の右岸尾根から登ってみることにした。湯殿山はいつも石跳川からアプローチしていたので自分としては初めてのルートになる。
 志津の除雪終了点からスタートし、姥沢への県道分岐を左の国道へと進む。ほどなく石跳川の橋を渡り右の斜面へと入る。実は湯殿山にこのルートで向かうのは初めて。薄く見えていたトレースもなくなり20〜30センチほどのラッセルで適当に進むが、後で見ると効率的なラインではなかったようだ。雪が少なく地形が埋まり切っていないこともありアップダウンが避けられない。帰りも自分達のトレースを辿るとなると全部滑ってというわけにはいかなそうだ。ふと後ろを見ると単独のスキーヤーが追いついてくる。ラッセルに加えてというので話をしていて途中でお互い気が付いた。なんと米沢のTさんだった。山では何度もすれ違っている方だが一緒に行動するのは初めてとなる。5人となりラッセルは楽になった。やがてカワクルミ沼から石跳川への枝沢に突き当たったが全然埋まっていない。枝沢の右岸を上流へと登っていくとカワクルミ沼の少し下で渡ることができた。ブナ林の中を登っていくと右からトレースが現れたので合流する。
 急登になって森林限界を超えるがそれほど風は強くない。視界もあるので山頂を目指そう。湯殿山が初めてのメンバーもいるので山頂を踏ませてあげたい。固く締まった尾根を登っていく。氷化した雪面や雪庇で少し手こずった所もあったが全員山頂に到達。ガスで遠望はないが厳冬期に山頂に立てただけでも満足だ。
 下山は南斜面を滑ることにした。登って来たルートで下るTさんとはここで別れる。南斜面は平均斜度30度ほどで降雪後などは雪崩の懸念があるので注意が必要。チェックして大丈夫だろうと判断しまずは自分がドロップ。ウインドパックでやや重い雪のところもあったが快適な滑降。メンバーに合図を送りひとりずつ滑ってもらう。大斜面にそれぞれのシュプールを描く。西○さんは相変わらず豪快な滑りだ。往路に合わせようと下部で左へトラバース気味に滑っていく。地形にやや苦労しながらも自分達のトレースを見つけた。枝沢の渡渉点で遅い昼食を取ると、その後のアップダウンを考えてシールを貼ることにした。渡渉点から3キロ弱の道のりを1時間ほどで駐車地点に到着。少しするとTさんも戻ってきた。残っていた車は我々以外は1台のみであった。(熊)

.概念図

.ルート図 往路=赤 復路=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

トラック 登り=赤 下り=青

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