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No6287
蔵王・南屏風岳
1810m標高点
山行種別    山スキー
ざおう・みなみびょうぶだけ 地形図

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山行期間 2020年3月15日(日)
コースタイム
白石スキー場(7:02)→ゲレンデトップ(7:50)→不忘山(9:42)→南屏風岳(10:47)→東壁滑降(10:55)→昼食・コガ沢(11:14,11:38)→水引平(13:05,13:22)→水引入道(13:43)→林道(15:07)→白石スキー場(15:35)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
端の残雪を歩く シーズン終了のゲレンデを登る 雪は先週とほぼ変わりなし
東尾根を登っていく 雪のない不忘山の山頂周辺 岩場を下る
不忘山が後方になる
南屏風岳への稜線
ガスでコントラストのない東壁
コガ沢へと落とす! 瞬く間に高度を下げる 滑り終えると晴れるという良くあるパターン
登り返す このタイミングで滑りたかった 大トラバース
水引平 水引入道へ登る 水引入道を越える
 南屏風岳から屏風岳のパノラマ
ガリガリの斜面 何とか雪を繋ぐ 林道に出た

行動記録
 白石スキー場の駐車場に男4名が集合。こんなしんどい企画に付き合ってくれる好き者ばかりである。駐車場に他の車がないのは3月8日に実質的に営業終了したからである。ゲレンデに上がってみればほぼ地面が出ている。それでも端に少し残る雪をつないで歩くことができた。Eコースゲレンデには雪があるが急斜面の固いバーンにひと苦労。ゲレンデトップから林間に入ると意外や先週と変わらない感じだ。東尾根を登っていき山頂手前でスキーを担ぐ。雪が無くなり岩だらけの山頂に立つ。風はそれほど強くないが寒気が入っているようで冷たく感じる。南屏風岳の稜線にはガスがまとわりついている。
 今度は急な岩場を下りキックステップで登り返す。いつもは斜度が緩んだところでスキーにするのだが今日はツボ足のままにする。今日はそのほうが正解だったようだ。南屏風岳の山頂標識が出ていたがこの時期に見るのは初めて。シールを剥がして東壁の滑降だ。稜線のガスが東壁の上の方にも薄くかかっている。斜面状況が掴みにくかったがドロップする。ガリガリのアイスバーンに薄く雪が被っているところがまだらにある。難しいバーンの部類だが今日のメンバーはスキー巧手ぞろいで危なげがない。東壁では一番斜度のあるラインだったので滑るというよりは落ちるという感じで高度を落とす。下降していくとコガ沢に入っていくのだが今シーズンは状況が懸念される。いつもよりはだいぶ上で滑降を止め登り返すことにした。
 始めはシール登高だったが斜度があって登れなくなりツボ足に変える。急斜面を大トラバースして水引平のコルに出るとやれやれである。振り向くと左に南屏風岳、右に屏風岳の壁が広がる素晴らしい眺め。水引入道に登りました。2年前に南屏風岳を滑った時より、コガ沢から登り返して水引入道までの所要時間は約1時間プラス。だいぶロスのあるルートだったと言える。
 水引入道からツボ足で少し下ると雪が繋がる。滑られるのだが上はガリガリでその後はヤブとの格闘が長く続く。標高を下げるにつれてヤブも濃くなるので大変である。自分はそれなりに楽しんだのだが他のメンバーはどうだったのだろうか。標高が下がるにつれ雪はどんどん少なくなる。何とか雪を繋いで林道のすぐ手前まで降りることができた。林道をスキーで歩いたり担いだりしてスキー場に到着。まあ何とか予定どおりの周回となった。足並みのそろったパーティーでなければさらに時間がかかったであろう。私としては反省点も色々あるが無事終了できたことをメンバーに感謝。明日からの1週間は気温がかなり上がりそうだ。今日はまさにラストチャンスだったのかもしれない。(熊)

.概念図

.ルート図 往路=赤 復路=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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