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No6292
鳥海山
七ツ釜避難小屋まで
山行種別    山スキー
ちょうかいさん 地形図

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山行期間 2020年3月29日(日)
コースタイム
フォレスタ鳥海入口(6:35)→奥山放牧場→取水堰・東北電力板平発電所取水口(8:14,8:25)→猿倉登山口(9:37)→休憩(10:23,10:34)→七ツ釜避難小屋(11:44,12:15)→猿倉登山口(12:49)→取水堰(13:03)→フォレスタ鳥海入口(13:35)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
フォレスタ鳥海入口の分岐からシールを付けて歩き出す 奥山放牧場まで来ると鳥海山が遠くに見えるようになる 東北電力板平発電所取水口
鳥海山の山頂が徐々に近づく 2年4ヶ月ぶりの菅○くん 猿倉登山口には雪上車が止めてあった
猿倉登山口から登り始めると左に小屋がある まだまだ雪は豊富にあるが、連休はどの程度残るのだろうか バーンは堅く所々青く凍っている
こんな緩斜面でも雪崩は起きるのだ 今日の目的地である七ツ釜避難小屋に到着 滑り始めるがバーンが堅く溝が酷い
猿倉登山口から取水堰まで快適に滑ってくれた 奥山放牧場まであっと言う間に降りてしまう お風呂で汗を流しているうちに雲は切れ青空が広がった

行動記録
 3月末の鳥海山・猿倉口の積雪状況がどうなっているのか知りたくて、リハビリを兼ねて歩いてみることにした。最初は一人で登るつもりだったが菅○さんも加わって急遽2人パーティとなった。菅○さんは家庭の事情もあり2年4ヶ月ぶりの山行である。当日に一人で福島を発ってくると言うので道中心配したが、私としてはご一緒してもらえるので心強い限りである。
 猿倉からの除雪はフォレスタ鳥海入口の分岐から先は、まだ手つかず。除雪開始は4月に入ってからのようで、通行止めの注意書きを読む限りでは通行できるのは4月末の連休からのようだ。あわよくば取水堰まで車が入ればと思っていたが歩くことにする。菅○さんとは6時過ぎに合流。シールを付けて6時35分に歩き始めた。奥山放牧場を通りを取水堰までは道路を歩くので4kmほどのトロ登り、1時間40分ほどかかった。奥山放牧場まで来ると鳥海山が正面に見えてくる。高曇りで気温は低い。取水堰からも道路歩きは続くが、途中から猿倉登山口を目指してショートカットして登っていく。取水堰から1時間10分で猿倉登山口の駐車場に着いた。駐車場には雪上車が止めてあった。しばらく止めたままになっている感じだった。
 ほぼ夏道沿いに七ツ釜避難小屋を目指す。上空は巻層雲に覆われ、まだ太陽が顔を出しそうもない。気温は低く雪面はザラメ雪が堅く凍った状態で登るには支障は無いが、滑るまでには緩んでほしいところだ。祓川ヒュッテと高さを同じくしたところで休憩をとった。高度を上げるとともに青く凍ったバーンが増えてくる。七ツ釜避難小屋には11時44分に着いた。歩き始めて5時間10分、ここからは勾配も増しアイスバーンでもあり、今日の山頂はここまでとした。(最初から七ツ釜までのつもりで登ってきたのだが)
 七ツ釜避難小屋の入口は堅い雪で1/3ほど埋まっていた。スコップは備え付けてあるものの、掘り出す手間を考えると風もあまり無いので外で昼食をすませることにした。ジャケットを着込みシールを剥がして下りの準備をする。菅○さんはスプリットボードなのでセットし直して滑降の準備をする。アイスバーンは快適な滑りを楽しむという訳にはいかなかった。それでも順調に高度を下げる。バーンが堅く登ってくるときのトレースは残っていない。GPSを確認しながら猿倉登山口を目指す。慎重にゆっくりと下ったので雪上車の置いてある駐車場まで30分ほどかかった。
 高度を下げるとアイスバーも少なくなり快適なザラメ雪になった。取水堰まではあっという間に滑り降りる。取水堰からの緩斜面の道路もザラメ雪が適当に滑ってくれるので快適だった。5時間もかけて登ったところを下りは1時間20分ほどで降りてしまった。もう少し気温が上がって山頂部までザラメ雪であれば、体力さえあれば山頂往復も日帰りで十分出来そうだ。
 今日はお付き合いいただいた菅○さんに感謝するとともに、復帰第1戦にご一緒できたことが嬉しかった。沢登りにも行きたいとのことなので、これからも無理をしないで徐々に再スタートを切って欲しいと思う。福島に急いで帰るという菅○さんと分かれ、一人フォレスタ鳥海でお風呂に入った。お風呂は貸切状態で、入浴料は400円、JAFの会員は100円引きで何と300円でお風呂に入ることが出来た。鳥海山を見上げると、先ほどまで巻層雲に覆われていた空は雲ひとつ無い青空に変わっていた。天候回復が3時間ほど早かったら最高の登山日和だったに違いない。ノンビリと次の目的地である栗駒山へと移動した。(和)

.概念図

.ルート図 往路=赤 復路=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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