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No6304
鳥海山 七高山 2229.0m一等三角点峰
山行種別  山スキー
ちょうかいさん 地形図

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山行期間 2020年4月16日(水)
コースタイム 駐車地点(6:14)→宮様コース取り付き(7:09)→滝ノ小屋(8:39)→休憩・1489m標高点(9:08,9:30→伏拝岳(11:35,11:44)→七高山(12:05,12:09)→伏拝岳(12:29,12:46)→滝ノ小屋(13:22,13:42)→道路(14:13)→駐車地点(14:42)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
山頂部がきれいに見える 思ったより雪が残っていて道路を歩く 宮様コースを登る
対岸の駐車場が見える 滝ノ小屋の脇を抜ける 鹿俣川へと寄るように進んだ
鹿俣川源頭部を登る 最後はスキーを担いだ 伏拝岳はもうすぐ
七高山の山頂 新山は真っ白だ 伏拝岳へと戻る
伏拝岳から滑降を開始する 鹿俣川源頭部を快適に滑る リーダーの大○さん
雪面もフラットとで滑りやすい 滝ノ小屋へと滑り込む 滝ノ小屋でのんびりと休憩
小屋の前は一部地面が顔を出していた 滝ノ小屋から宮様コースを下る 雪質も重くなってきたが滑るに支障は無い

行動記録
 大○さんが湯ノ台からの計画をしているので、参加させてもらう。夏に滝ノ小屋から登ったことがあるが、雪のある時期は初めてである。今年は思ったよりも雪が残っているようだ。道路も除雪されないので、遥か下から登るロングコースだ。自宅を2時30分に出て国道48号線関山から13号線新庄を経由して湯ノ台へ、コロナ対策で現地集合なので前夜から入っていた和○さんたちと雪が出てくる駐車地点で合流する。
 今日のメンバーは和○さん、佐○さん共に70を越える大先輩と若手の体力抜群の大○女史で、最後は大○さんに引っ張ってもらうことになるだろうと思う。今日は雲ひとつ無い快晴で、風もなく絶好のスキー日和になりそうだ。スタートは直線道路の雪の切れているところから板を持って歩き、カーブを過ぎたあたりでシール登行に替える。トップは和○さんで道なりに雄大な鳥海山を見ながら進む。所々ショートカットしながら高度を上げていく。何て贅沢な時間だろう。
 やがて道路をはなれてブナ林の中へ、ここが宮様ルートなのか?早くも汗が出てくる。体温調節しながらゆっくりと登る。しばらくすると樹林が開けて左前方に滝ノ小屋が見えてきた。久々の佐○さんが少し遅れ気味、「マイペースで行くから先に行ってくれ」と言うので以後3人で先行する事にした。今日は穏やかな天気で見晴らしも聞くので心配は要らないだろう。小屋には寄らず沢の上部をトラバースし鹿俣川左俣の1989m標高点で後続を待ちながら小休止。これからの登りに備えカロリー補給する。和○さんと大○さんはスキーアイゼンを付ける。ここから直登するのかと思ったが、和○さんは左に回り込むように登る。だんだん斜度がきつくなってきた。伏拝岳の山頂が大きく近づいて見える。夏道の最後の急斜面は厳しそうだ。和○さんは東側の尾根が登りやすそうなので大○さんに指示して、大○さんがトップで登り後を追う。自分はシールではきつくなってきたので板を担ぎアイゼンに替えた。
 その間、和○さんが先行し、二人を追って登るが中々近づけない、ペースが上がらず休んでカロリー補給する事にする。上を見上げると大○さんの姿は見えず、和○さんも苦しそうだ。気を取り直して登ることにする。急斜面を越えるあたりでようやく先行する和○さんに追いついた。ここで和○さんが足が止まる。和○さんからせっかくだから大○さんと二人で七高山まで往復したらと言われ、伏拝岳で待ってもらうことにした。
 伏拝岳で待っていた大○さんと合流する。だいぶ待たせたようだ。荷物をデポして七高山へと向う。七高山には12時少し過ぎに着いたが、他には誰もいない。祓川から一人スキーで登ってくる人が見えるだけだ。新山には何人かいる様だ。写真を撮り待たせてある伏拝岳へ戻ることにする。
 デポ地点で和○さんが待っていた。遅めの昼食を取りシールを剥がして待望の滑走に移る。伏拝岳をトラバースして鹿俣川左俣の源頭へと移動するが下り過ぎて、多少登り返して源頭の上部から滑る。出だしは急斜面で縦溝もなくフラットな斜面が続く。最高のシチュエーションだ。気持ち良く滑走することができた。三人揃った所で、待っていてくれた佐○さんと合流。各自自由に滑走しながら滝ノ小屋まで滑り降り休憩をとった。小屋でゆっくり休んでから最後の滑走を楽しむ。
 標高を下げると雪が重くなり我慢の滑りとなる。宮様コースから道路に出て駐車地点へと戻った。和○さんは昨年膝の手術をして、ロングコースは今日が初めてとのこと。只々驚くばかりだ。自分は初めての湯ノ台で後半の登りは正直きつかった。年々衰えるのは仕方ないが、和○さんのように気力、体力を維持したいと思う。皆さんお疲れさまでした。
 余談だが、グレートトラバース三百名山の田中陽希さんが、この日4回目の下見登山でアイゼン、ピッケルを携帯しなかったので河原宿まで登り早めに下山して、翌日17日に登頂したそうだ。できれば会いたかったな〜。(菊)

概念図

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 往路=赤 復路=青

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