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No6314
鳥海山・祓川
七高山 2229.0m一等三角点峰
山行種別    山スキー
ちょうかいさん・はらいがわ 地形図

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山行期間 2020年6月7日(日)
コースタイム
祓川駐車場(8:20)→七ツ釜避難小屋(9:56)→七高山(12:11,12:55)→祓川駐車場(14:05)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
すっかり雪の消えた竜ヶ原湿原 湿原の先に雪渓が現れる 湿原が下になる
予想通りガスが晴れた 左に回り込んで雪渓を繋ぐ ここは今日で雪が消えそうだ
ヤブを抜けた メインルートに合流する 七ツ釜避難小屋の上
まさしく鳥海ブルーだ ゆっくり登ろう 雲が徐々に下になる
左手の雪渓で滑る人達 山頂直下の雪渓上端 山頂より見おろす
七高山の山頂 今シーズンの滑り納め 上部は快適に滑る
スキーでの下りは速い 縦溝が増えてくる ヤブ漕ぎ1回
最後はスキーを担いで降る これで板納め完了 駐車場から振り返ると山頂部に雲がかかっていた

行動記録
 快適に過ごせた大清水休憩所を片付けて祓川へと移動する。コンビニを探して国道108号に出たがなかなか見つからない。結局矢島の町まで行ってやっとローソンがあったので朝食と行動食を調達する。祓川の駐車場に着いてみると半分も埋まっていない。やはり新型コロナの影響が大きいのだろう。つい先日までは県境を越えた移動を強くけん制していたし、現在でも慎重にと言っているのだから解除とはいっても元のようにはならない。既に諦めてスキーを仕舞った人も多い。
 鳥海山はガスがかかっているがいずれ晴れることを期待してスタートだ。祓川ヒュッテ前からすっかり雪が無くなった竜ヶ原湿原の木道を歩く。木道が終わると登山道は雪の斜面になるのでスキーに切り替える。登りきると登山道に雪は無くなるが、昨日聞いた情報通り左へ回り込むと雪は繋がっている。雪がギリギリで繋がっているところもあったが何とかスキーのまま通過する。急斜面を登った先でヤブに阻まれるがトレースは右手のヤブへと入っていく。赤テープを確認してヤブに入ると薄く踏み跡もあり、5分ほどで向こう側の雪渓に抜けた。ここからは雪が繋がっているようだ。登っていくと登山道からのルートと合流する。例年ほどではないにしても前後に人が増えてきた。
 それにしても暑い。少し風はあるが何しろ日射が厳しい。前方を見上げると鳥海ブルーとでも言いたくなるほどの濃い青空だ。左右に裾野を広げる残雪の鳥海山が美しい。速いペースで登る人もゆっくり登る人も、それぞれのペースで鳥海山を登っている。少し遅れ始めたT尾さんを待って七ツ釜避難小屋の上で小休止。体力充分の鶴○さんだがシールがスリップして歩きにくく、手前の斜面で10mほど落ちてしまったという。シールの問題もありそうだ。この上はさらに斜度も増すので鶴○さんはツボ足で登ることを選択。山頂で合流することにして鶴○さんは斜面の右を直登し自分は左へ斜上する。急登なので自分ももはや以前のようなペースでは登れない。ゆっくりと一歩一歩踏みしめるようにして登っていく。そんな自分を軽く追い抜いていく人もいて、どんな体力の持ち主なんだろうと思ってしまう。少しずつだが山頂が近づく。雪渓上端にスキーをデポして山頂へ。賑わっているとまではいかないが寂しいほどだった昨日よりは断然に人が多い。見覚えのある顔も見つけた。登山用品店テクテクのHさんだ。これ幸いとばかりに昨日取れてしまったスキーブーツのバックル一式を注文した。
 そのうちに鶴○さんも登って来て合流。余裕があれば新山もと考えていたが、ブーツで岩場の登り下りは鶴○さんに却下された。というわけで今シーズン最後となる滑降である。鶴○さんに先に行ってもらい下に姿が見えたところで自分も滑り降りる。上部は縦溝も浅く加速しながら大きなターンを描く。ややオーバースピード気味だが爽快このうえない。やがて縦溝が大きく大きくなるのに比例して滑りにくくなってくる。もはや滑りにならないが今シーズンはこれでお終いかと思うと名残惜しい。やがて雪渓末端となりスキーを担いで登山道を歩く。竜ヶ原湿原の木道を歩き駐車場でゴール。これで無事板納めができた。猿倉温泉で汗を流すと身も心もスッキリして帰途についた。(熊)

.概念図

.ルート図 往路=赤 復路=青.
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 令元情複、 第435号)この画像をさらに複製する場合には国土地理院の長の承認が必要です。

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