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No6459
八幡平・茶臼岳 1578.2m二等三角点峰
山行種別    山スキー
はちまんたい・ちゃうすだけ 地形図

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山行期間 2020年12月26日(土)
コースタイム
御在所ゲート手前(8:40)→大黒森(10:30)→恵比寿森(11:11)→茶臼山荘(12:00,12:30)→籾山(14:00)→御在所ゲート手前(14:50)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
スタート地点 ゲレンデ跡を登る トラバースで登っていく
まだ浅いラッセル 大黒森 恵比寿森
雪が深くなる 後続パーティか追いついてきた 2人組にバトンタッチ
さらに雪が深くなる ここまでくると茶臼山荘は近い 茶臼山荘に到着
小屋で昼食タイム 斜面のピットチェック トラバース気味に100mほど滑り降りる
シールを貼って前山に上がる 籾山へと滑る 樅山の東斜面もかなり良くなった

行動記録
 ツアー2日目は茶臼岳を予定していた。アスピーテラインから旧八幡平スキー場(2007年閉鎖)を登り、大黒森〜恵比寿森〜茶臼岳岳までのピストンで、調子が良ければ八幡沼方向へ少し足を延ばしてみようという計画である。宿で朝食をとっていると時折風が強く吹きつける音が聞こえる。予報通りの強風のようだ。冬山での風は寒く辛いので腰が重くなるが自分と皆を鼓舞して宿を出る。スタート地点は昨日確認した御在所駐車場の先にある駐車スペースだ。まだ除雪されていなかったが15センチ程度の新雪なので問題ない。土曜日でもあり先客があるかと思ったが我々が一番乗りである。風も思ったより強くない。雪面に踏み込みと昨日のトレースは消えていた。軽いラッセルで進んでいく。旧八幡平スキー場に出るとゲレンデ跡を登っていく。斜度が物足りないが風が強いときなどこのゲレンデ跡で滑るのもいいだろう。なお茶臼岳で山スキーをした会の2001年の記録では営業していた八幡平スキー場のリフトを使っている。やがて斜面を左へトラバースして巻くように尾根に乗ると斜度が緩む。視界があれば雄大な岩手山を眺められるところだが今日は残念。ゲレンデ跡らしき緩斜面をまっすぐ山頂へと登っていくと少し雪が深くなってきた。トップを交代してラッセルを続ける。
 斜面が平坦になり明瞭なピークは無いが夏道と合流したようだ。そこの樹に大黒森の小さな山名板が掛かっていた。ここから夏道ルートで隣の恵比寿森へは鞍部に降りて登り返す。特に表示板もテープも見当たらないので何となく夏道らしきところを進んでいく。さらに雪が深くなり膝下ほどのラッセルでスピードが鈍る。このペースでは茶臼山荘までも難しいかもしれない。スタートから既に3時間近く経過している。雪も少し強くなってきたので引き返すタイミングを考え始めたところ、後ろから男女2人組のスキーヤーが追いついてきた。地元とのことでこの時期は毎週のように茶臼岳あたりで滑るのだという。早速ラッセルを交代して後ろにつくと、男性はパワーのある方でどんどん進んでいく。ラッセル交代して30分ほどで無事茶臼山荘に到着することができた。小屋の中で昼食を取る。
 小屋から茶臼岳は指呼の間だが視界も無いので登頂は止めた。小屋を出るとすぐ東側の斜面を確認する。オープンバーンの良い斜面なのだが視界が無くてはどうにもならない。2人組は籾山を滑るのだというので後を追わせてもらうことにした。地形を知っている地元スキーヤーはありがたい。2人組は茶臼岳の山頂下を少し滑り降りるとシールを張ってトラバースしながら登っていく。こちらも後を追うがT尾さんがシールトラブルでストップ。テープを巻いて応急処置して何とか歩くことができるようになった。トレースを追っていくが視界が無いし地形も変化するのでどこをどう歩いているのかさっぱり分からなくなった。やがてアスピーテラインに出たのでようやく位置が分かった。その後は自分たちなりに籾山へと進んだが地形に騙されて右往左往する。そのうちまた2人組のトレースを見つけて無事籾山の東斜面に出ることができた。昨日と同じ斜面とは思えないほどバフバフのパウダーが積もっている。灌木もだいぶ埋まっている。深雪を存分に楽しみながら滑り降りる。他にもシュプールがいくつもあり今日は結構人が入ったようだ。アスピーテラインのショートカットからは昨日とほぼ同じルートで駐車地点まで戻った。天気は良くなかったがたっぷりの雪とラッセルを楽しめたので満足の1日だった。(熊)

.概念図

.ルート図 ルート=赤
電子地形図(タイル)(標準地図)を加工して作成

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