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No6460
安達太良山 1699.7m二等三角点峰
山行種別  山スキー
あだたらやま 地形図

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山行期間 2020年12月26日(土)
コースタイム 奥岳(8:52)→烏川橋(9:10,9:22)→八の字(10:17)→勢至平分岐(10:40)→峰ノ辻(11:51)→牛ノ背(12:24,12:33)→本山基部(13:14)→滑降準備・1610m(13:28,13:32)→仙女平分岐(14:07)→薬師岳展望台(14:43,14:46)→五葉松平(14:57)→ゲレンデトップ(15:26,15:43)→奥岳(15:58)
写真 写真は拡大して見ることが出来ます
奥岳のあだたら高原スキー場 登山者カードを提出してから歩き出す 馬車道に入る
烏川橋で体温調整 烏川橋を渡る 登山道をすきーで登って八の字へ
勢至平から峰ノ辻を目指す 途中にある古い標識 峰ノ辻
上部はホワイトアウトで写真にならない 仙女平分岐まで下る 雪は少ない
まもなく薬師岳展望台 薬師岳展望台で集合写真を撮る 展望台にある祠
五葉松平の標柱 シリウスゲレンデのトップに出る スキー場はこの時期まだ全面オープンにはなっていない

行動記録
 昨年の雪不足を解消するように何とか降り始めた雪だが、それでも例年並みとはいかない。どの程度歩けるか安達太良山にでかけてみることにした。あだだ高原スキー場は、まだプレオープンしたばかりで、リフトは第1、3リフトのみ運転でゲレンデを夏道に沿って登るか、勢至平から回るか迷ったが勢至平経由で登ることにした。登山計画書を登山届けボックスに出して歩き出す。
 雪はやはり少ない。馬車道を烏川橋まで登ると暑くなりジャケットを脱いだ。勢至平への登りは山スキーだと馬車道を登る人も多いが練習なので登山道を登った。雪が少なく木の根も出ていて登りづらいが、それも練習になる。八の字を過ぎ、勢至平分岐には10時40分に着いた。勢至平の雪の量も少なく背の低い灌木もまだ隠れていない。藪漕ぎ状態で灌木帯を抜け左に篭山を見て峰ノ辻を目指す。峰ノ辻まで来ると視界は一気に悪くなった。矢筈避難小屋跡から牛ノ背に出るとホワイトアウトと吹き付ける風にあおられる。それでも船明神分岐手前のピークに隠れると風を避けることが出来る。昼食をとれる状態では無いので行動食を頬張り山頂を目指す。
 戻ってくる登山者と出会う。ホワイトアウトでルートがわからないので山頂に行くことをあきらめて戻ると言う。少し立ち話をしてから別れて山頂へと向かう。トレースを追ったら石筵川の源頭に寄っている。方向を矯正して尾根に戻り山頂手前から左にトラバースして標柱の立つ山頂基部に向かう。足元の雪が一瞬切れた。雪の堅いところを見つけてトラバースし山頂基部へ移動した。タイムリミットとしていた時間を15分オーバーしている。三角点のある本山ピーク(乳首山)に登る時間的な余裕も精神的な余裕も無い。藪の下りを考えると早めに降りた方が賢明だ。
 GPSを確認しながら視界が出てくるまでシールを付けたままで高度を下げる。標高を1600mあたりまで下げると何とか見通せるようになった。シールを剥がして滑降を開始する。見晴らしもないし雪も安定していないので大斜面には入れない。普段は地吹雪で地形が埋まっている場所も、強い風が吹いていないので雪が降り積もった状態で地形がそのまま残っている。木の根元は空洞で、スノーシューの人のトレースも落ちてもがいた形跡がそのまま残っていた。滑るのも大変だ。
 仙女平分岐を過ぎ、薬師岳展望台まで来てようやく余裕が出てきた。集合写真を撮ってから難所の五葉松平への下りにかかる。雪が少ないので慣れないメンバーは修行の下りだ。ゲレンデに出る手前の急斜面は、登山道の幅も狭くとても滑ることが出来る状態ではない。スキーを脱いで夏道をつぼ足でゲレンデまで下った。途中、昼食をとれるような余裕は無く、行動食だけを口にし、安全地帯のゲレンデ最上部に出たところで遅い昼食とした。
 まだオープンしていないシリウスゲレンデを下り、奥岳には16時00分少し前に着いた。なお、あだたら高原スキー場のゴンドラ降り場からの休止ゲレンデはキャットの客以外は滑降禁止になっている。山から下ってきたら夏道沿いに下ることになるので、雪がよほど降らないと五葉松平からゲレンデに下るまでの最後の部分は歩いた方が早いようだ。以前は五葉松平からヘラクレスゲレンデの上部に滑り降りることが出来たが、最近では灌木が密すぎて滑り降りるには適さない。また、登山道につながるゴールドラインが運転をしていないときは夏道がヘラクレスゲレンデを通っているので、スキー場に迷惑にならないようコース取りをして登山道沿いに登り降りする必要がある。下山カードを投函して山行を終えた。(和)

ルート図
電子地形図(タイル)(標準地図)を加工して作成

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傾斜量区分図(雪崩)
トラック 往路=赤 復路=青

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