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No.3431 |
安達太良山・迷沢 | |||||
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山スキー | ||||
あだたらやま・まよいさわ | ![]() |
安達太良山、中ノ沢 |
■山行期間 | 2003年1月12日 |
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■コースタイム | リフト乗り場(9:05)→リフト終点(9:15,9:25)→箕輪山(10:50)→仏沢源頭(11:45,12:00)→鉄山避難小屋(12:30)→作業歩道(14:17,14:42)→迷沢出合(14:56)→国道115号線(15:12) |
■写真 |
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箕輪スキー場のシャトルバス | 左側のリフトの終点 | 箕輪山を目指す |
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鉄山避難小屋 | プロペラの碑 | コルから迷沢の左の尾根に乗る |
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ガスも切れ天気が良くなる | 急斜面を滑り振り返る | 霧氷が美しい |
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広い尾根が続く | 迷沢にかかる作業歩道の橋 | 箕輪スキー場から箕輪山を望む |
■行動記録 |
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前日の11日は訓練をすると言うのでテントを担いで仏沢の源頭まで登った。稜線の東斜面で顔も上げられないほどの吹雪の中、なんとか訓練を終えてテント泊となった。狭くても夜は楽しい。 朝、都職山の会の人たちと合流し迷沢に降りる予定なので、早々とテントを撤収し仏沢左支沢を滑降し箕輪スキー場に降りる。 泊まり装備を車に詰めし込み、再び出発の準備をする。都職山の会の人たちと顔を合わせてリフトに乗り込む。ホテル前から2本リフトを乗り継ぐと上部まで行けるのだが、リフト代が安くてすむ左側のリフト1本でスキー場上部に上がる。天気はまあまあだが風が強い。箕輪の山頂が近くなると風はさらに強くなる。大所帯なので箕輪山まで1時間半ほどかかった。山頂は風が強くて休むところではない。すぐに仏沢の源頭めがけて下降する。昨夜のテン場までくると、ようやく風から逃れることができた。 仏沢の源頭を鉄山避難小屋に向かい尾根にのる。相変わらず風は強い。いつもだとここでシールを外してしまうのだが、ウインドクラフトして滑りづらいのと慣れない人もいるのでシールを付けたままプロペラの碑まで歩く。 この碑は、私が子供の頃に小型飛行機が安達太良山に墜落したときに作られたもので建てられてからだいぶ経つ。 これから滑るコースは、プロペラの碑と次の1642mピークのコルから滑り出す。胎内岩から滑り出しても良いが、コルから左の尾根に乗った方が雪質が滑りやすい。右の迷沢右支沢に入り込まないように尾根をしばらく滑っていく。2万5千分の1の地形図でコースをたどると、1500m標高点の左側を滑り、急斜面を下り、1303m標高点の左側の尾根に乗ったら、1192m標高点の尾根を滑って行けば良い。快適な滑りが約束されている。 10数年前になるが、予備調査のときに高森川に注ぐ左の沢の源頭まで登ってきたことがある。沢の名前は特定できなかったが注意書きの看板に「迷沢地内」と表記されていたので、このコースを勝手に迷沢コースと名前を付けた。本当の迷沢は尾根を挟んだ1本北側の沢である。迷沢自体は切り立つ壁と大きな滝を持つので冬期間は間違っても入り込まないこと。 1192m標高点の尾根を快調に滑り、林の右をすり抜け広い斜面を降りると最初の平坦地に出る。ここから作業歩道には降りやすいが、道は雪の中で、初めての人は現在地確認が難しいと思う。さらに下の平坦地までひと滑りできるので、次の尾根の広いコルまで降りてから、左の作業歩道に降りると良い。ただし急斜面でブッシュがうるさい。左下に沢が顔を出しているので覗き込めば現在地確認ができる。ここで降りるのを逃すと、灌木の林を藪こぎ状態で降りるようになるので注意すること。 滑りを楽しめるのもここまで、歩道に降りたら幅の狭いコースをスピードを出し過ぎないようコントロールして滑っていく。尾根の右側に出て迷沢の手前で高森川に沿って付いている作業歩道と道をあわせる。迷沢には人がようやく渡れるだけの橋が架けられている。スキーを担いで渡る。 次に仏沢に出合う。こちらには橋は架かっていないので沢を飛び越える。国道115号線の岩弓橋はもうすぐである。デポしておいた車で一旦箕輪スキー場に戻り、帰路につく。(I.I) |
■概念図 |
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