ミネロスキー場リフト終点で計画書を提出し、シールを付けて登り出す。曇っていた空もどんどんガスが上がって晴れって行くのが判る。斜面をトラバース気味に進むが、藪がうるさいので登り気味にルートを取る。赤埴山からの稜線に出た後は1400m付近まで登ってから北に向かってトラバース気味に降りていく。
沼の平に向かうルートからはずれて、東尾根に取り付く。東尾根は全体的に急な斜面はなく南陵との合流点までスキーで登れる。しかしながら、稜線の北側は急斜面や岩場となっている。一方、南側斜面は比較的緩斜面となっている。多少雪庇気味に雪が張り出していたので、忠実に稜線を登り詰めたが、下りは南側斜面を利用して滑り降りた。コルで小休止後、前回はスキーを脱いだ南陵との合流点手前の急な斜面もスキーで登る。南陵を少し進んだところで、ハイマツが出ているのと斜面がデコボコなのでスキーをデポして、坪足で山頂を目指す。今回はアイゼン、ピッケルも持参してきたが、天気が良く、気温も高かったためか使わずじまいであった。
山頂で景色を楽しんだ後、磐梯山の東側斜面が滑り降りれないか様子を見ながらスキーのデポ地へ戻る。稜線はあまり快適な滑りではなかったものの、南陵と東尾根の間の沢は、源頭部分しか滑らなかったが、雪が重かった点を除けば快適な斜面であった。雪崩の判断さえできればこの沢を滑降した方が楽しい滑りができると思う。今回は、稜線の南側を滑ったが、樹林の間をぬって滑り降りるのも楽しいものだ。途中2回の大休止をはさみ、赤埴山を登り返し、ミネロスキー場へと戻る。(M.K)
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